清く正しく気前良く
大人は格好良いことが求められてるような気が、大人になってようやくしてきた。
例えば、誰かの仕事を代わりにやっても嫌な顔を一つもしないとか、余裕を見せるようにするとか。心は裏腹であっても、その気持ちを持とうとするのはとても大事だ。
しかし、一番大事なのは気前良く振る舞うことだと思う。「ここぞ!」という時に差し入れをしたり、後輩の飲み代をおごったりしてお金を使うことをためらわないことである。(「今は出しといて」とか後輩に絶対言っちゃいけない)
長く働いてきて得た給料はこのために使うのだと思っていて差し支えない。
いい年をして割り勘を強要したり、財布をなかなか出さないのはみっともないのは何故だろう。
きっとお金を出すことへの見返りを求めるためではないか。自分が行かない飲み会や食べないお菓子に使うのがバカらしいと思うと、その先にあるものが見えてこない。
見返りを突き詰めるのではなく、お金を出したことを忘れてしまうくらいがちょうど良い。それで誰かの笑顔が生まれるなら。
そのために、きっと長い間働いてきたのだろう。いつまでも若手気分でいると、いつ大人になれるのか分からないから、時と場所を見極めて投げ打つ度量をさらに身に付けたい。
世の中お金で解決できることは意外と多い。しかし、肝心なポイントで自分はお金を使える人かどうかを知るためには、一度やってみないと分からない。
今日はまた一つ大人になった気分だと、一人夜の桜の下で思う。
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