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ユッスーと行く!資産運用の旅#006「ついに個別株(日本株)について、中堅投資家の頭の中を公開」

中堅投資家とは誰のことか。

どうも元証券マンで、今日、初めて自称しますが、中堅投資家のユッスーです。2007年に証券会社を辞めてからずっと国際協力(途中で震災復興に3年)一筋で生きてきましたが、その傍らで20年間ずっと相場を見てきているので、アベノミクスから雨後の筍のように誕生した個人投資家の方よりは、少しだけ長く、様々な相場を見てきた経験値があるので、今回だけタイトルに自称なのですが、自身のことを中堅投資家と書かせていただきました。

個別株の話はある種のセンシティブさがあると思うので、今回は前置きがいつも以上に長いことをご容赦ください。また、「ここから本題」という小見出しを付けますので、お時間のない方はそちらからご覧ください。

個別株投資の参考になる記事は少ない。

さて、資産運用に関心を持って、様々な情報を集めていると、個別株に関して、有益な情報って少ないことに気付かれると思います。個別株って勝敗が明確ですし、どんな大型株でも毎日のように1%とか2%とか上下に動くわけですよ。そんなリスキーな個別株を極めていたら、はっきり言って誰でも大金持ちです。

だけどそんなに甘くはありません。

仮に、過去10年に個別株で100万円から始めて「億り人」になった方が、同じ戦略を向こう10年続けて、「100億り人」になれるかと言ったら、きっと無理です。
10年で資産が100倍になる、そんなノウハウはどこにも無いからです。
過去10年が史上稀に見る特別なボーナスステージ(世界的金融緩和)だっただけです。

まず、「必勝ノウハウなどない」、このことをしっかりと理解してください。

そんなノウハウがあるかのように話す人は、裏があります。信用するのは危険です。悪質度はそれぞれだと思いますが、それは金融詐欺の入り口です。あまりにも詐欺の入口がどこにでも口を開けているので、つい感覚が麻痺してしまいますが、十分に気をつけて下さい。
例えば、そういったノウハウを無料で渡すので、メルマガ登録してくださいというようにして、個人情報を記入させるようなものは非常に悪質です。最悪の場合、危機感や判断力のないカモだと認定されて、貴方の情報は、凶悪詐欺グループのスカウトに流れていくかもしれません。

悪質度の比較的低い場合というのは、小遣い稼ぎのサブスクやnoteの有料記事です。上がる銘柄を教えますの有料記事は100%詐欺(というかでたらめ)です。上述の通り、そんなノウハウは世界中の「どこにも無い」のです。バフェットさんの手元にすらもないのです。

バフェットさんから学ぶことはものすごく多いですが、濡れ手に粟のノウハウは絶対にありません。

それでも個別株の記事を書こうと思った理由

それでも、個別株の記事を書こうと思った理由は、それなりに参考になるレベルまで金融リテラシーとして身に付けておくべき、個別株への投資の考え方が、自分自身でようやく身に付いてきたと思うに至ったからです(まわりくどい文章ですみません)。

また、あまりにも個別株に関して出回っている情報の質も量も不足しているために、少しでもマシな情報を出来る範囲で提供しようと思った次第です。

ここから本題

まず、個別株と言っても外国株の話は当分しません。圧倒的に経験も知識も不足しているからです。今回も日本株の話オンリーになります。

なぜ個別株投資を検討すべきなのか

これは、前回の投信の稿で書いた通りなのですが、「日本株の優れたインデックスファンドがない」からです。
最も有名な日経平均も値がさ株の影響を受けすぎますし、銘柄の入れ替え基準も「市場流動性とセクター間のバランス」という2つを元に、年2回検討するということで、業績の良い銘柄や財務状況や経済指標(ROEなど)の要素が全くありません。
なので、日本株で、業績や将来性や割安度や経営の効率性などを加味して投資するためには、自分で個別株をコツコツ揃えていくしかない、という結論に私は達しましたし、ある程度揃ったら、自分で判断して、必要があれば銘柄を入れ替えていくしかない、と思っています。

目指すは自分ファンド

そもそも日経平均は225社も入っているというのも多すぎます。TOPIXは1000社以上です。分散が効きすぎると投資効率が落ちるとも言われています。
アクティブファンドについては別の機会に書きますが、結論だけ言えば、おすすめしません。
それならばと、30社ほど日本の優良企業の中から選んで、ポートフォリオを組んでいく、そうすれば信託報酬も一生かかりません。
上場している3000社の中には、名前も知らない会社が2500社以上あるでしょう。そんな株を買う必要はありません。買わない方がいいです。
一度は聞いたことがあるような、大手500社の中から、30社ほどを自分で判断して選んで、適切と思われるタイミングで買うことが出来ることを目指すべきだと、私は思っています。

NISAの自由枠で買う

NISAの回で話しましたが、非課税で個別株を買えるのは1200万円の自由枠(正式には成長投資枠)になります。1200万円で30銘柄を買うとすると、単純平均で1銘柄当たり40万円となります。株式は、(2018年から)100株単位で買うルールですので、4000円の株なら100株で40万円、2000円の株なら200株で40万円です。任天堂のように10000円超えの株は最低でも100万円かかるので、どうしても買いたい場合は、株式分割を待つか、単元未満株(ミニ株等)で買うか、他に買う銘柄数をその分減らすというイメージになります。

もちろん、1200万円は大金ですので、初心者の方を含め、ほとんどの方にはピンとこないと思いますし、実際には100万円くらいで始めるのでもドキドキだと思います。そういう意味でもまずはつみたて枠で投資から少額で始めるのが良いでしょう。

ポケモン的に買う

いま、書いていて急に思いついたのですが、最初の株を買うときって、ポケモンの最初の一匹を選ぶときに似ているかもしれないと思いました。ポケモンを知らない人のために説明しますと、ゲームのプロローグ部分で、御三家と言われるタイプの違う3匹の有力なポケモンを博士から提示されて、その中から1匹を選んで、相棒として育てていくというのがポケモンシリーズの定番です。

そういう意味では、最初の株は超重要ですね。

しつこくポケモンで説明を続ける。

ポケモンの場合は、その後もいろんなタイプのポケモンをゲットすることで、ポケモンのポートフォリオを構築していき、さまざまなタイプの敵と戦えるチームが出来上がってきます。
投資の世界も様々な危機(敵)が起こりますし、高金利タイプの敵や、円高タイプの敵や、恐怖指数(VI)タイプの敵や、金融危機タイプの敵や、地域紛争タイプの敵や、インフレタイプの敵など、様々です。

高金利タイプの敵やインフレタイプの敵には金融タイプのポケモンです。
円高タイプの敵には内需関連タイプのポケモンです。
恐怖指数タイプや金融危機タイプの敵には、ディフェンシブタイプのポケモンです。
地域紛争タイプの敵には、防衛関連タイプのポケモンです。

いろんな敵に対応できるようにタイプ(業種)のバランスを取りながらも、一匹一匹がしっかりとした強い技(収益の柱)をもっているポケモン(株)を揃える必要があります。

いま、書いていてサッカーの代表チーム作りにも例えられそうと思いましたが、キリがないのでやめておきます。

最初の銘柄はあなたの良く知る会社を

まず、貴方が社会人であれば、決してインサイダー情報とかではなくて、社会人として生活する中で、この企業は優秀だな~今後も伸びるな~と思うことがあると思います。他にも、この企業に勤めてみたいな~この企業で働いている人は優秀だな~と思うこともあるでしょう。
BtoCの企業なら、消費者として、このサービスは画期的だな~これからドンドン流行っていきそうだな~と目をつけることもあるでしょう。

そういう企業の中で、1番気になったものを、まず上場しているかどうか調べます。
サントリーなど大企業でも上場してないこともあります。

上場していることが分かったら、東証プライムなのか、スタンダードなのかグロースなのかを見ます。最初はプライム市場に上場している株が良いと思います。

実際に買い注文を出すまでに最低限確認すべきこと

まず、PERを見ます。PERが15倍以下であれば割高ではなさそうです。

そしてPBRを見ます。PBRが1倍程度であれば割高ではなさそうです。

次に配当利回りを見ます。2%以上あればまともな配当が出せる会社のようです。

次に、チャートを見ます。3か月、半年、1年、3年というように、見渡す幅をだんだん広くしながら見渡して、移動平均線という線から明らかに上に乖離していないかを見ます。乖離してる株は過熱感があります。

また、チャートの形を見て、右肩上がりなのか、ギザギザなのか、右肩下がりなのか、というようにトレンドを見ます。

チャートにかかるテクニカル分析について少しだけ解説しますと、トレンドの転換には想像以上に大きなチカラが必要ですので、下落トレンドの場合はどこまで続くかを見極めてから買うべきです。
ギザギザのボックス相場(レンジ相場)の場合は、レンジの下限で反発したのを見届けてすぐ、が買いタイミングです。

次に、業績を見ます。過去5年ほどと今期と来期までの一覧が見れるページがあります。
売上、経常利益(または営業利益)、一株当たり純利益を順番に見ていき、売り上げが緩やかでも上昇基調なのか、利益に関しても上昇基調なのか、急に赤字転落した年がないか、特に(予)とついている来期の業績が良さそうかを見ます。

また、配当の履歴を見て、毎年順調に配当を出せる企業なのかも確認します。
四季報の情報がオンラインで見れる場合は、四季報のコメント(1ページだけ)を読みます。

次に、同業他社の株のページに行き、上記の数値を見比べ、同業他社よりも割高でないか確認します。

以上を総合的に判断した上で、相場全体の地合いも加味して、現在値よりも5%くらい安い指値で100株(最低単位)の注文を出します(期間は1週間から数週間)。

御三家になり得る会社たち

より具体的にイメージ出来るように、自分の話しで例えますね。

私は今年帰国してから小型車を新しく買おうとずっと調べてました。結果的に欲しいと思ったのはトヨタとホンダとスズキの車でした。モデルチェンジのタイミングなどから、スズキの車を買うことに決めました。数百万円出しても買いたいと思う車がラインナップされている上記の3社の内の1社は最初の株になり得ます。

また、私はガーナで進出してきた日本企業の支援も担当していたので、総合商社の大手7社(豊通と双日含む)の社員の方の優秀さを体感しています。また、それぞれの会社の社風や戦略もそれなりに把握しています。特に惹かれるのは、伊藤忠と豊田通商と三菱商事でした。この3社の中の1社は私の御三家になり得ます。

御三家の最後の1社は、メガバンクです。これは前にも書きましたが、昨年から金利のある世界に30年ぶりになったので、メガバンクの業績は非連続的な成長ステージに入ると見ています。メガバンク3社の内の1社は私の御三家になり得ます。

御三家と言いつつ、それぞれ3社で合計9社挙げました。それぞれのセクターで絞り込んだ3社をさらに徹底的に研究して、1社を選びます。そこまでやってこその御三家です。
例えば、三井住友と三菱UFJの株は昨年ほぼ同じ動きをしていますが、それでもどちらか自分にとっての優劣を、PERやROEや中期経営計画や決算短信を読み込んで、納得出来るまで検討し、結論を出すべきなのです。
メガバンクを最初に、2社買うのは、妥協であり、最初の投資に相応しくありません。

ポケモンの御三家も、きっと何度もの会議を経て、タイプの違う3体に絞られているのです。火ポケモンが2体いてはいけないのです。

ちなみにこうやって銘柄を選んでいくプロセスをファンダメンタルズ分析と言います。

御三家の中から1社を選ぶ

検討に検討を重ねて、トヨタと伊藤忠と三井住友が私の御三家になった場合、その中で最初に買うべき株は、さっき少しだけ言及したチャートを見るテクニカル分析で決めましょう。
テクニカル分析は「いつ買うか」を決めるのに威力を発揮します。
テクニカル分析で「何を買うか」を決めるのはやや本末転倒です。

ファンダメンタルズ分析で絞り込んだ3社をテクニカル分析して、適切なタイミングで最初の株を買います。

テクニカル分析については、文章では説明しづらいので、ググって図解のあるページで概要を掴んでください。折に触れて私も解説します。

ポケモンでは御三家は1匹しか選べませんが、投資では3社とも購入出来ます(当たり前)。

他にも注目しているセクター

余談ですが、御三家を考える際に思い浮かんでいた他のセクターをついでにご紹介しますね。

それは、海運株とゲーム株です。アフリカで暮らしていると、貿易における船の重要性と将来性は圧倒的に感じます。

また、割とゲーマーですので、任天堂のコンテンツはディズニーに匹敵するポテンシャルがあると見ています。

個別株投資に向いている人

最後に、これもおまけですが、何事にも向き不向きはありますので、個別株投資に向いている人と、そうでもない人がいるかもしれません。

であれば、向いている人はこんな人だと思います。

買い物をするときや旅行するとき、レストランを決める時など、事前に調べまくって決定するのが好きな人

こういうプロセスは株の銘柄探しと似ていますので、それを好きでやれる人は有利です。

モノごとの決定を感情に流されず理屈で出来る人

心のトキメキで投資をしていると、売り時を逃したり、高値掴みをしたり、最悪なのは狼狽売りをしてしまうこともありえます。95パーセントの会社に悪材料が同時に出ることなどあり得ませんが、マーケットは大きく下がるときは95パーセントくらいの会社が一斉に下がって株価ボードが真っ青(マイナスを示す緑色のこと)になり、投資家の顔も真っ青になります。
そんな時こそ、冷静な判断力が必要です。

上がっていくという期待のもとで買いたい会社を特定してから、その会社の株が暴落するのを待って買うというのも、なかなか矛盾した判断です。よくありますが。

実際、相場全体の地合いの悪いときは良い株も下がるので、買い場になるのですが、全体が下がってムードが悪くなると、まだまだ下がる気がしてきて、更なる暴落待ちとなり、結局、買えない。
こういう人も沢山いますし、そういう経験を繰り返す場合は、冷静に買い検討の水準を考える必要があります。

今回も6000字ほどに長くなってきたので、これで筆を置きます。

投資は自己責任で、というのは定型文のようで本質的なメッセージですので、どうぞ宜しく、宜しくどうぞ。

スキとかフォローとからコメントなどいただけたらジンバブエで小躍りします。ユッスーでした。








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