黙示録解説 第21章-第22章_学習用レジュメ
ヨハネの黙示録の学習用レジュメです。
聖書本文とご一緒にご覧ください。
第21章概略
七日目の後、すべてを新しくする
✅新しい天と新しい地(八日目=すべてが新しい)
✅聖都エルサレム
第22章概略
✅聖都エルサレム(つづき)
今を生きる人々へのメッセージ
✅すぐに来る(六日目の最後、七日目の前に)
【ヨハネの黙示録 第21章】
七日目の後、すべてを新しくする
✅新しい天と新しい地(八日目=すべてが新しい)
黙示録 第21章本文
1 わたしはまた、新しい天と新しい地とを見た。先の天と地とは消え去り、海もなくなってしまった。
2 また、聖なる都、新しいエルサレムが、夫のために着飾った花嫁のように用意をととのえて、神のもとを出て、天から下って来るのを見た。
3 また、御座から大きな声が叫ぶのを聞いた、「見よ、神の幕屋が人と共にあり、神が人と共に住み、人は神の民となり、神自ら人と共にいまして、
4 人の目から涙を全くぬぐいとって下さる。もはや、死もなく、悲しみも、叫びも、痛みもない。先のものが、すでに過ぎ去ったからである」。
⚫︎1節 以前の天と地は過ぎ去り、海もない。
👉「以前の天と地と海」=人による支配
⚫︎2節 花嫁のような聖都エルサレムが天から降る。
⚫︎3節 神は人々とともに住み、人々は神の民となる。
👉ここでイザヤ書の「インマヌエル」が成就する。
「インマヌエル」とは、「神は我らとともに」を意味する。
【イザヤ書 7章14節】
それゆえ、主はみずから一つのしるしをあなたがたに与えられる。見よ、おとめがみごもって男の子を産む。その名はインマヌエルととなえられる。
⚫︎4節 死、悲しみ、叫び声、苦しみもない。
※新しい天と新しい地には死はない。「死」がなくなる言及は、黙示録20章14節の千年王国の後にある白い御座の裁きの後に、死と黄泉が火の池に投げ込まれたとの描写がある。
【ヨハネの黙示録 20章14節】
それから、死も黄泉も火の池に投げ込まれた。この火の池が第二の死である。
黙示録 第21章本文
5 すると、御座にいますかたが言われた、「見よ、わたしはすべてのものを新たにする」。また言われた、「書きしるせ。これらの言葉は、信ずべきであり、まことである」。
6 そして、わたしに仰せられた、「事はすでに成った。わたしは、アルパでありオメガである。初めであり終りである。かわいている者には、いのちの水の泉から価なしに飲ませよう。
7 勝利を得る者は、これらのものを受け継ぐであろう。わたしは彼の神となり、彼はわたしの子となる。
⚫︎5~7節 御座に座っている方が言われた
「見よ、わたしはすべてを新しくする」
「書き記せ。これらの言葉は真実であり信頼できる」
「事は成就した」
「命の水の泉からただで飲ませる」
「勝利を得る者は、これらのものを相続する」
「わたしは彼の神となり、彼は私の子となる」
黙示録 第21章本文
8 しかし、おくびょうな者、信じない者、忌むべき者、人殺し、姦淫を行う者、まじないをする者、偶像を拝む者、すべて偽りを言う者には、火と硫黄の燃えている池が、彼らの受くべき報いである。これが第二の死である」。
⚫︎8節 「臆病者、不信仰者、忌まわしい者、殺人者、不品行者、魔術者、偶像礼拝者、偽り者が受ける分は、火の池の中にある」「これが第二の死」
「受ける分」=分け前、報い、取り分、相続分。
臆病者、不信仰者、忌まわしい者、殺人者、不品行者、魔術者、偶像礼拝者、偽り者は、相続分がないが、本人自体は火の池に入っていない。
相続分とは、神の王国。
新天新地の都に入れない(都の外の)住人について、黙示録21章27節、22章15節も参照ください。
✅聖都エルサレム
黙示録 第21章本文
9 最後の七つの災害が満ちている七つの鉢を持っていた七人の御使のひとりがきて、わたしに語って言った、「さあ、きなさい。小羊の妻なる花嫁を見せよう」。
10 この御使は、わたしを御霊に感じたまま、大きな高い山に連れて行き、聖都エルサレムが、神の栄光のうちに、神のみもとを出て天から下って来るのを見せてくれた。
11 その都の輝きは、高価な宝石のようであり、透明な碧玉のようであった。
12 それには大きな、高い城壁があって、十二の門があり、それらの門には、十二の御使がおり、イスラエルの子らの十二部族の名が、それに書いてあった。
13 東に三つの門、北に三つの門、南に三つの門、西に三つの門があった。
14 また都の城壁には十二の土台があり、それには小羊の十二使徒の十二の名が書いてあった。
15 わたしに語っていた者は、都とその門と城壁とを測るために、金の測りざおを持っていた。
16 都は方形であって、その長さと幅とは同じである。彼がその測りざおで都を測ると、一万二千丁であった。長さと幅と高さとは、いずれも同じである。
17 また城壁を測ると、百四十四キュビトであった。これは人間の、すなわち、御使の尺度によるのである。
18 城壁は碧玉で築かれ、都はすきとおったガラスのような純金で造られていた。
19 都の城壁の土台は、さまざまな宝石で飾られていた。第一の土台は碧玉、第二はサファイヤ、第三はめのう、第四は緑玉、
20 第五は縞めのう、第六は赤めのう、第七はかんらん石、第八は緑柱石、第九は黄玉石、第十はひすい、第十一は青玉、第十二は紫水晶であった。
21 十二の門は十二の真珠であり、門はそれぞれ一つの真珠で造られ、都の大通りは、すきとおったガラスのような純金であった。
⚫︎9~10節 子羊の妻である花嫁を見せよう。聖なる都エルサレムが天から下って来るのを見た。
子羊の花嫁=聖都エルサレム
この聖都エルサレムこそが、最終的な神の王国(パラダイス)である。
⚫︎11~21節 聖都エルサレム
12の門(東西南北に各3つの門)
12の御使
12部族の名
12の土台石
12使徒の名
都は四角形で縦・横・高は、12,000丁(スタディオン)で純金
都の土台石はあらゆる宝石
城壁は144キュビト(ぺキス)で城壁は碧玉
12の門は12の真珠
※12,000スタディオン
1スタディオンは約185メートルとされるので、2,220km。
※144=12×12
1ぺキス約44cmとされるので、144ぺキスは約63m。
※その他、さまざま12尽くしである。
※これらは、実際の寸法なのか、象徴なのか。おそらく象徴だろう。
黙示録 第21章本文
22 わたしは、この都の中には聖所を見なかった。全能者にして主なる神と小羊とが、その聖所なのである。
23 都は、日や月がそれを照す必要がない。神の栄光が都を明るくし、小羊が都のあかりだからである。
24 諸国民は都の光の中を歩き、地の王たちは、自分たちの光栄をそこに携えて来る。
⚫︎22節 都の中に神殿はない。神と子羊が神殿であるから。
※建物としての神殿はない。
⚫︎23節 都を照らす太陽も月も必要ない。神の栄光が都を照らし、子羊が都の明かり。
※創世記の天地創造の第4日目に造られたような、太陽や月は造られない。これは物質的な天体のことではなく、人々を惑わすようなものはないという意味であろう。
⚫︎24節 諸国の民は都の光によって歩み、地の王たちは自分の栄光を都に携えてくる。
※新天新地の住民は、神の民と諸国の民との区別はなく、すべて神の民であり諸国の民である。
※都の外にも、人々が住む世界がある。
黙示録 第21章本文
25 都の門は、終日、閉ざされることはない。そこには夜がないからである。
26 人々は、諸国民の光栄とほまれとをそこに携えて来る。
⚫︎25~26節 都の門は一日中閉じられない。そこには夜がない。人々は諸国の民の栄光と誉を都に携えてくる。
都の門は閉じられない=いつでも神と繋がっている。
都には夜がない=都には闇がない。悪の領域は存在しない。
都に携えてくる=人々の栄光と誉は神に捧げられる。
都の外には、人々が住む世界がある。
黙示録 第21章本文
27 しかし、汚れた者や、忌むべきこと及び偽りを行う者は、その中に決してはいれない。はいれる者は、小羊のいのちの書に名をしるされている者だけである。
⚫︎27節 汚れた者、忌まわしい者、偽り者は、決して都に入れない。入れるのは、命の書に記されている者だけ。
命の書に記されていない者は、すでに火の池。
※命の書に記されている者であっても、都に「入れない者」がいる。
都の外には、都に「入れない者」が住んでいる。
都に「入れない者」=汚れた者、忌まわしい者、偽り者
新天新地(の都の外)の住人について、黙示録21章8節、22章15節も参照ください。
【ヨハネの黙示録 第22章】
✅聖都エルサレム(つづき)
黙示録 第22章本文
1 御使はまた、水晶のように輝いているいのちの水の川をわたしに見せてくれた。この川は、神と小羊との御座から出て、
2 都の大通りの中央を流れている。川の両側にはいのちの木があって、十二種の実を結び、その実は毎月みのり、その木の葉は諸国民をいやす。
3 のろわるべきものは、もはや何ひとつない。神と小羊との御座は都の中にあり、その僕たちは彼を礼拝し、
4 御顔を仰ぎ見るのである。彼らの額には、御名がしるされている。
5 夜は、もはやない。あかりも太陽の光も、いらない。主なる神が彼らを照し、そして、彼らは世々限りなく支配する。
⚫︎1節 水晶のように輝く命の水の川は、神と子羊の御座から出て都の大通り中央を流れている。
⚫︎2節 こちら側にもあちら側にも12の実をならせる命の木があって、毎月一つの実を結んでいた。その木の葉は諸国の民を癒した。
⚫︎3~4節 もはや、呪われるものは何もない。神と子羊の御座が都の中央にあり、神のしもべたちは神に仕え、御顔を仰ぎ見る。
⚫︎5節 もはや夜がない。神が照らすので、ともしびも太陽もいらない。彼らは世々限りなく王として治める。
【マルコによる福音書 12章24-27節】
イエスは言われた、
「あなたがたがそんな思い違いをしているのは、聖書も神の力も知らないからではないか。彼らが死人の中からよみがえるときには、めとったり、とついだりすることはない。彼らは天にいる御使のようなものである。死人がよみがえることについては、モーセの書の柴の篇で、神がモーセに仰せられた言葉を読んだことがないのか。『わたしはアブラハムの神、イサクの神、ヤコブの神である』とあるではないか。神は死んだ者の神ではなく、生きている者の神である。あなたがたは非常な思い違いをしている」。

今を生きる人々へのメッセージ
✅すぐに来る(六日目の最後、七日目の前に)
黙示録 第22章本文
6 彼はまた、わたしに言った、「これらの言葉は信ずべきであり、まことである。預言者たちのたましいの神なる主は、すぐにも起るべきことをその僕たちに示そうとして、御使をつかわされたのである。
7 見よ、わたしは、すぐに来る。この書の預言の言葉を守る者は、さいわいである」。
8 これらのことを見聞きした者は、このヨハネである。わたしが見聞きした時、それらのことを示してくれた御使の足もとにひれ伏して拝そうとすると、
9 彼は言った、「そのようなことをしてはいけない。わたしは、あなたや、あなたの兄弟である預言者たちや、この書の言葉を守る者たちと、同じ僕仲間である。ただ神だけを拝しなさい」。
10 またわたしに言った、「この書の預言の言葉を封じてはならない。時が近づいているからである。
11 不義な者はさらに不義を行い、汚れた者はさらに汚れたことを行い、義なる者はさらに義を行い、聖なる者はさらに聖なることを行うままにさせよ」。
⚫︎7節 この書の預言の言葉を守る者は幸い。
⚫︎10節 この書の預言を封じてはいけない「時が近いからです」。
⚫︎11節 不正を行う者には、ますます不正を行わせ、正しい者には、ますます正しいことを行わせ、聖なる物には、ますます聖なる者とならせなさい。
【ルカによる福音書 12章51節】
あなたがたは、わたしが平和をこの地上にもたらすためにきたと思っているのか。あなたがたに言っておく。そうではない。むしろ分裂である。
黙示録 第22章本文
12 「見よ、わたしはすぐに来る。報いを携えてきて、それぞれのしわざに応じて報いよう。
13 わたしはアルパであり、オメガである。最初の者であり、最後の者である。初めであり、終りである。
⚫︎12節 わたしはすぐに来る。それぞれの行いに応じて報いる。
黙示録 第22章本文
14 いのちの木にあずかる特権を与えられ、また門をとおって都にはいるために、自分の着物を洗う者たちは、さいわいである。
⚫︎14節 自分の衣を洗う者(回心する者)は幸い。彼らは命の木の実を食べる特権が与えられ、門を通って都に入れる。
黙示録 第22章本文
15 犬ども、まじないをする者、姦淫を行う者、人殺し、偶像を拝む者、また、偽りを好みかつこれを行う者はみな、外に出されている。
⚫︎15節 魔術者、淫行者、殺人者、偶像礼拝者、偽り者は、外に留められる。
👉都の外には、魔術者、淫行者、殺人者、偶像礼拝者、偽り者がいるようだ。
👉新天新地(の都の外)の住人について、黙示録21章8節と27節も参照ください。
黙示録 第22章本文
16 わたしイエスは、使をつかわして、諸教会のために、これらのことをあなたがたにあかしした。わたしは、ダビデの若枝また子孫であり、輝く明けの明星である」。
17 御霊も花嫁も共に言った、「きたりませ」。また、聞く者も「きたりませ」と言いなさい。かわいている者はここに来るがよい。いのちの水がほしい者は、価なしにそれを受けるがよい。
⚫︎17節 御霊と花嫁が「来てください」と言う。これを聞く者も「来てください」と言いなさい。渇く者は来なさい。命の水が欲しい者は、ただで受けなさい。
黙示録 第22章本文
18 この書の預言の言葉を聞くすべての人々に対して、わたしは警告する。もしこれに書き加える者があれば、神はその人に、この書に書かれている災害を加えられる。
19 また、もしこの預言の書の言葉をとり除く者があれば、神はその人の受くべき分を、この書に書かれているいのちの木と聖なる都から、とり除かれる。
⚫︎18~19節 この書に、付け加える者には災害が加えられ、取り除く者には、命の木と聖都から受ける分を取り除く。
⚠️改ざん禁止
黙示録 第22章本文
20 これらのことをあかしするかたが仰せになる、「しかり、わたしはすぐに来る」。アァメン、主イエスよ、きたりませ。
21 主イエスの恵みが、一同の者と共にあるように。
⚫︎20節 「わたしはすぐに来る」「主イエスよ、来てください」
⚫︎21節 主イエスの恵みが、すべての者とともにありますように。
➡️ピックアップ
「わたしはすぐに来る」の「すぐに」とは、二日(2000年)のこと。
【ホセア書 6章2節】
主は、二日の後、わたしたちを生かし、三日目にわたしたちを立たせられる。わたしたちはみ前で生きる。
【ルカによる福音書 10章35節】
翌日、デナリ二つを取り出して宿屋の主人に手渡し、『この人を見てやってください。費用がよけいにかかったら、帰りがけに、わたしが支払います』と言った。
【ヨハネによる福音書 2章19~21節】
イエスは彼らに答えて言われた、「この神殿をこわしたら、わたしは三日のうちに、それを起すであろう」。そこで、ユダヤ人たちは言った、「この神殿を建てるのには、四十六年もかかっています。それだのに、あなたは三日のうちに、それを建てるのですか」。
イエスは自分のからだである神殿のことを言われたのである。
以上で、ヨハネの黙示録全章の解説は終わりとなります。
既存の解釈と大きく異なる考察があったと思いますが、この解釈が正しいかどうかは、ご自身で調べて確かめていただきたいです。この解釈を鵜吞みにする必要はありませんので、ご自身で真理を求めてください。
神は奥義を探求する者を喜ばれるはずです。また、求める者には、与えてくださる方です。
この世の終末は迫っており、神の計画を知る者と知らぬ者とでは、心の準備に大きな差が出ると思います。
「この書の預言の言葉を守る者は幸い」とあるとおり、神の計画を知ったならば、第2章と第3章にあった七つの教会への手紙を再読してください。あの手紙は、今を生きる私たちへの助言です。
キリストの再臨を静かに待ち、七日目(第七千年期)を聖として終末を過ごしましょう。
ご意見ご感想など、いただけると幸いです。ありがとうございました。
聖書の中でも難解と言われる「ヨハネの黙示録」の全体構成を図表化しました。全体図を視覚的に俯瞰することができます。
