見出し画像

【安息日】守るべきことが分かる聖句15選:安息日を覚えましょう

十戒は、アダム創造の時から良心として心の板に書き記されていました。

十戒のうち──
第五戒から第十戒(父母を敬え~むさぼらない)については、キリスト者以外の人でも受け入れられるだろうし、守るべきだ!と言われても、そりゃそうだと思えます。
第一戒から第三戒(真の神への専心~神の名)についても、キリスト者なら当然と思えます。

しかし──
第四戒については、キリスト者であってもなぜかゆるく考えがちで「覚えておくだけで」「今の時代に守れる?」「みんな守ってる?」と思ってしまうのが、非常に危険な気がしています。

聖書は明確に安息日を重視しており、神との契約のしるしとまで言っています。今の時代も、聖書の時代でも、安息日を守るのは十戒の中でも一番難しいのかもしれません。そして、守らせない力が働きやすいのがこの戒めなのだと思います。

📌この記事では、
安息日を守るべきことが分かる代表的な聖句を15個ピックアップしました。


※聖書引用は、比較的柔らかな表現で定評のあるJCBリビングバイブルを使用しました。

※15選はちょっと多かったかも笑。目次から気になるところに飛んでください。



旧約聖書

1. 出エジプト記 20章8-11節(十戒における安息日の命令)

主の定めた安息日を特別の日として守りなさい。
すべての仕事は六日のうちにすませなさい。七日目は神の休息の日だから、その日は一日、人も家畜も仕事をしてはならない。外国人も、ここでいっしょに住んでいる限り、この戒めを守る義務がある。わたしが六日の間に天と地と海と、その中のいっさいのものを造り、七日目に休んだからだ。
わたしは安息日を祝福し、特別な日と定めた。

🔹 解説
安息日を守ることは十戒の一つ(第四戒)であり、創造の出来事(神が七日目に休まれたこと)に由来しています。


2. 申命記 5章12-15節(安息日の重要性と理由)

主の定めた安息日を特別の日として守りなさい。
すべての仕事は六日のうちにすませなさい。七日目はあなたの神、主の安息の日だから、その日は一日、人も家畜も仕事をしてはならない。外国人も、ここでいっしょに住んでいる限り、この戒めを守る義務がある。すべての人が休むのだ。
安息日を守るのは、エジプトで奴隷にされていたあなたを、主であるわたしが力強い手を差し伸べて救い出したことを忘れないためである。

🔹 解説
出エジプト記の十戒では「神の創造」が安息日の理由とされていますが、申命記では「奴隷から解放されたことへの感謝」が強調されています。これは、人間だけでなく、家族や奴隷、動物さえも休むべきであることを示しています。


3. 創世記 2章2-3節(神が安息日を定めた)

すべてを創造し終えると、神は七日目には休まれ、この日を祝福して、聖なる日と定めました。この日、天地創造の働きが完了したからです。

🔹 解説
安息日の起源は創世記の創造物語にあることがわかります。神自身が安息し、その日を「聖別(特別な日として区別)」したことが、安息日を守る理由の一つです。


4. イザヤ書 58章13-14節(安息日を喜びの日とするべきこと)

「安息日をきよい心で守り、その日には仕事や趣味に熱中したりせず、喜んで一日を過ごし、主の聖なる日だと喜びをこめて言い、自分のしたいことをせずに無駄口を慎み、わたしをあがめるなら、わたしはあなたの喜びとなる。
わたしは、あなたに高い所を駆け巡らせ、あなたの父ヤコブに約束しておいた祝福をあますところなく受け継がせる。」
主は、このように語りました。

🔹 解説
安息日は単なる休息日ではなく、神との関係を深める日であることを示しています。ただ仕事を休むだけでなく、「神を喜びとすること」が大切だと教えています。


5. エゼキエル書 20章12, 20節(安息日は神との契約のしるし)

わたしは彼らに安息日(毎週七日目の休息日)を与えた。それは彼らとわたしとの間で、彼らを選び分けて、ほんとうに神の民とするのは、このわたしであることを思い起こさせるしるしだった。(20章12節)

安息日を特別な日として、身も心もきよく過ごすのだ。安息日は、わたしがあなたがたの神、主であることを思い起こさせるために、わたしたちの間に立てた契約のしるしなのだから。』(20章20節)

🔹 解説
安息日は神とその民との契約のしるしであり、神がイスラエルを特別に選んだ証としての意味を持ちます。


6. 出エジプト記 31章12-17節(安息日は永遠の契約のしるし)

主はさらに、モーセに次のことも告げました。「人々に、安息日は休むよう命じなさい。安息日は、あなたとわたしの間の契約を永遠に思い出させるものである。わたしが主であり、わたしの民を聖なる民とする者であることを、安息日は思い出させてくれる。
だから、神聖な日として安息日には休みなさい。この日仕事をし、命令に従わない者はだれであれ死刑に処せられる。六日間だけ働きなさい。七日目は神の聖なる日、全くの休息の日である。
この律法は、イスラエルの民が永遠に守るべき契約であり義務である。安息日はわたしとイスラエルとの契約の、永遠のしるしである。六日間、わたしは天と地を造り、七日目に休んだからである。

🔹 解説
この箇所では、安息日が単なる律法ではなく、神とイスラエルの民との「永遠の契約」であることが強調されています。神が創造の業を終えて休まれたことが根拠となっています。


7. レビ記 23章3節(安息日は聖なる集会の日)

この祭りは安息日とは別のものである。毎週六日間は仕事をし、七日目は休み、集まるのは礼拝のためだけとしなさい。あとは家で静かに過ごしなさい。この安息日は、どこにいても守らなければならない。

🔹 解説
安息日は単なる休息の日ではなく、「聖なる集会の日」とされています。これは、安息日が神を礼拝する特別な日であることを示しています。


8. ネヘミヤ記 13章15-22節(安息日の違反を叱責)

ある日、私は畑で、安息日だというのに、ぶどうを絞ったり、麦束を運んだりしている者や、ぶどう酒、ぶどう、いちじくなどの産物をろばに積んで、エルサレムに運び込もうとしている者たちを見つけました。私は彼らを、公衆の面前でしかりつけました。ツロから来た商人も、魚などの商品を持って来て、安息日にエルサレムで売っていました。私は、ユダの指導者たちに尋ねました。「よくも安息日を汚してくれたものだ。元はといえば、私たちの先祖がこんなことをしたから、私たちもこの都も、災難をこうむったのではなかったか。こんなことを続けていたら、もっと大きな御怒りを招くことになる。」

🔹 解説
ネヘミヤは、商売をして安息日を破っていた人々を厳しく叱責し、城門を閉じるなどの対策を講じたことが記されています。これは、安息日が守られるべき重要な日であることを示しています。


9. 詩篇 92章1-2節(安息日にふさわしい賛美)

安息日に歌う歌。
主に「感謝します」と言うこと、神々にまさる神に賛美の歌をささげることは、なんとすばらしいことでしょう。
朝ごとに、「恵みを感謝します」と言い、夜ごとに、神の真実を喜びなさい。

🔹 解説
この詩篇は「安息日のための賛歌」とされており、安息日に神を賛美することの重要性を示しています。


10. イザヤ書 56章2, 6-7節(異邦人も安息日を守るべき)

わたしの安息日には仕事をせず、この日を守る人は幸いだ。きびしく自戒して、悪いことをしない人は幸いだ。

また、神の民の仲間入りをしてわたしに仕え、わたしの名を愛し、わたしのしもべとなって安息日をきよく守り、わたしの契約を受け入れた外国人には、次のように約束する。わたしは彼らをエルサレムにあるわたしの聖なる山へ連れて行き、わたしの祈りの家で喜ばせる。わたしは彼らのいけにえや供え物を受け入れる。わたしの神殿は『すべての民の祈りの家』と呼ばれるからだ。

🔹 解説
これは、安息日がイスラエルの民だけでなく、異邦人(ユダヤ人でない人々)にも祝福となるべきことを示しています。


11. イザヤ書 66章22-23節(終末においても安息日は守られる)

わたしの造る新しい天と地がいつまでも残るように。あなたがたはいつまでもわたしの民となり、あなたがたに与えられる名は永久にすたれない。
すべての者が、週ごとに、また月ごとに、わたしを礼拝するために来る。

🔹 解説
この聖句は、「新しい天と新しい地(神の国)」が来ても、安息日が存続することを示唆しています。つまり、安息日は一時的な制度ではなく、永遠に続くものだと考えられます。


新約聖書

12. マルコの福音書 2章27-28節(イエスの教え:安息日の本質)

いいですか。安息日は人間のためにつくられたのであって、人間が安息日のためにつくられたのではありません。メシヤ(救い主)のわたしには、安息日に何をしてよいかを決める権威もあるのです。

🔹 解説
イエスは、安息日が「人のための祝福」であることを強調し、形式的な守り方ではなく、人の益となる形で安息日を過ごすことが大切であると教えました。また、自分自身のためではなく、「人のため」、つまり隣人のために用いる日であるとも読み取れます。


13. ルカの福音書 4章16-17節(イエスも安息日を守っていた)

それからイエスは、少年時代を過ごしたナザレに帰り、いつものように安息日に会堂へ行かれました。聖書を朗読しようと席を立つと、預言者イザヤの書が手渡されたので、次の箇所をお開きになりました。

🔹 解説
イエス自身も安息日を守り、会堂で礼拝を行っていたことがわかります。


14. ヘブル人への手紙 4章9-10節(安息日の象徴的な意味)

そういうわけで、完全な安息が今なお、神を信じる人たちに備えられているのです。
キリストは、もうすでにそこにお入りになりました。神が創造の働きを終えて休まれたように、キリストも任務を果たして、安息の中におられるのです。

🔹 解説
新約聖書では、安息日は「神の安息」=「救い」の象徴ともされ、キリストにある真の平安を指し示すものとされています。


15. マタイの福音書 5章17-18節(イエスは律法を廃止しない)

誤解してはいけません。わたしは、モーセの律法や預言者の教えを無効にするために来たのではありません。かえって、それを完成させ、ことごとく実現させるために来たのです。よく言っておきますが、聖書にあるどんなおきても、その目的が完全に果たされるまで、無効になることはありません。

🔹 解説
イエスは、イスラエルの律法(十戒を含む)が廃止されるのではなく、成就されることを強調しています。安息日もその一部と考えられます。


おまけ


補足:安息日とキリスト教

新約聖書では、イエスや使徒たちも安息日を守っていました。しかし、初代教会の下記の記述を手掛かりに「週の初めの日」を礼拝の日とする流れも生まれました。

① 使徒の働き 17章2節 → パウロは安息日に会堂で教えた。
② 使徒の働き 20章7節 → 弟子たちが「週の初めの日」に集まってパンを裂いた。
③ ヨハネの黙示録 1章10節 → ヨハネが「主の日(週の初めの日)」に御霊に満たされた。

ローマ暦によれば、「週の初めの日」は日曜日になります。このことから、日曜日に礼拝するようになったのです。聖書には、安息日とは七日目だとあります。この考えから、週の一日目が日曜日なら、七日目は土曜日になります。

このため、現代のキリスト教会では、土曜日を安息日だとしてこれを守る人々(例:セブンスデー・アドベンチスト教会)と、日曜日を礼拝日とする人々(例:カトリック、プロテスタント主流派)がいるという状況になっています。


おすすめ記事



最後まで読んでいただきありがとうございます!
是非フォロー、スキ、共有
よろしくお願いします