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【管理職編③】「自分の成功体験は一度忘れろ!」

反面教師から学んだ、信頼される管理職の20の流儀(第3回)


「自分の成功体験は一度忘れろ!」


はじめに


管理職になったとき、こんなふうに思いませんでしたか?


「自分がやってきた成功のやり方をそのまま伝えれば、部下も成果を出せるはずだ」


実は私も、そう考えていました。

プレイヤー時代に積み上げた経験や成果は大きな自信となり、それを共有すればチームも伸びるに違いないと信じていたのです。

けれども実際に必要だったのは、「成功体験を押し付けること」ではなく「一度忘れる勇気」でした。

その気づきが、最終的にチームを全国一の成績へと導く転機になったのです。

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第1章 「自分ならできる」の限界



私は担当者時代、泥臭く動いて成果を出してきました。

100件以上の飛び込みも苦にならず、断られても食らいつき、何度も結果をひっくり返してきました。

「やれば必ず成果は出る」という思い込みが自分の中に強く根付いていました。

だからこそ管理職になったとき、自然にこう考えていたのです。

「自分ができたのだから、メンバーもやれるはず」

「このやり方で結果を出してきたのだから、正しいに違いない」


でも、メンバーは私と同じではありません。

営業経験の浅い若手、家庭の事情で夜遅くまで活動できない社員、話し上手ではないが資料作成が得意な社員。

一人ひとりに強みも弱みもあり、「私のコピー」としては動けないのです。

当初の私は、その当たり前を理解していませんでした。

「自分の型」を押し付けることで、むしろメンバーのやる気をそいだこともあったかもしれません。



第2章 メンバーの一言が気づきをくれた



あるとき、年上のメンバーからこう言われました。

「それは山口さんだからできたんですよ。私にはできません」

最初は耳が痛い言葉でした。

「いや、やればできるだろう」と思ったのも正直なところです。

でも、その一言が心に残り、繰り返し考えるうちに気づいたのです。

「そうか。メンバーは自分とは違う人間なのだ」と。

体力も、価値観も、得意分野も違う。

だからこそ、同じやり方を強いるのではなく、それぞれに合ったやり方を見つけることこそが管理職の役割なのだと気づきました。




第3章 プレイヤー型とマネージャー型の違い


このとき私が理解できたのは、役割の変化でした。

• プレイヤー型:自分の力で成果を出す
• マネージャー型:人の力を引き出して成果を出す

プレイヤー時代の成功体験は確かに財産です。

しかし管理職に求められるのは「自分が成果を出すこと」ではなく「メンバーが成果を出せるようにすること」。

極端に言えば、自分一人で売上をつくる力よりも、部下全員の力を底上げする仕組みづくりのほうが価値があるのです。

つまり、私の成果は足し算、チームの成果は掛け算、ということに気づきました。

この視点を持てるようになったとき、私は「成功体験を一度忘れる必要がある」と腹落ちしました。



第4章 問いかけでメンバーのやり方を引き出す



では、どう変わったのか。

私は「指示」より「問いかけ」を重視するようになりました。

「あなたならどう動く?」
「どのやり方が得意?」
「その強みをどう活かせる?」

メンバーは「やらされる」感覚から「自分で考える」状態に変わっていきました。

当然、私のやり方とは違う答えが返ってきます。

けれどもそれがメンバーにとって自然なやり方であり、自分の力を活かせる方法なのです。

ある若手は飛び込みよりも紹介営業で成果を伸ばしました。

あるベテランは商談よりも研修講師役として社内の底上げに貢献しました。

それぞれが違う形で力を発揮することで、組織全体の総合力が上がっていったのです。



第5章 「忘れる勇気」が組織を強くする


プレイヤー時代の成功体験は誇っていい。

でも、管理職になったら一度忘れる勇気を持たなければなりません。

• 忘れることで、メンバーの個性を尊重できる

• 忘れることで、多様な成功パターンが生まれる

• 忘れることで、組織全体の底力が伸びる

この切り替えをしたからこそ、メンバーは安心して挑戦できるようになり、数字も自然に積み上がるようになりました。



第6章 全国一の成果へ



やがて、チームは目に見えて成長していきました。

メンバーが自ら考え、動き、成果を出す。

その積み重ねが大きな成果につながり、最終的には社内で全国一の成績を残すことができました。

その瞬間、私は心から実感しました。

「自分のやり方を押し付けなくても、むしろ忘れたからこそ、組織は強くなれる」



まとめ:未来の自分へのメッセージ



あのころの自分に伝えたい。

「プレイヤーとしての成功体験は、宝物だ。
でも、管理職になったら一度は忘れよ」

メンバーはあなたのコピーではありません。

それぞれの強みを認め、問いかけで力を引き出すこと。

その積み重ねが、やがて全国一の成果につながるのです。

成功体験を誇るのではなく、忘れる勇気を持つこと。

それが管理職として成長する、そして組織が成長する第一歩なのです。


最後までお読みいただき、ありがとうございました。

次号以降もよろしくお願いいたします。


改めて、投稿しているシリーズを紹介させていただきます。

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山口松之助|人と組織を元気にする営業コンサル・組織人事コンサル|人事×営業×AI+愛=成長戦略 今後の励みになります!よろしければ応援よろしくお願いします!今後も頑張ります!

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