2023年6月 信州温泉逍遥2023③【上諏訪温泉 民宿すわ湖】
前回
6/4 長野県青木村~長野県諏訪市

朝起きて窓が開かない

7時前にもかかわらず既に気温の上昇を感じる。心地良いけだるさの中、朝の陽射しを浴びた

朝餉の前にひとっ風呂。ぎしぎしと床を鳴らしながら大浴場へ

終浴したばかりの他の宿泊客と脱衣所で言葉を交わす。結果的に朝も大浴場を独泉。やったぜ。

朝日できらきら輝く田沢の湯があまりに綺麗すぎて息を飲んだ。思わず「ワァ……ッ」ってなった

飲み水の備え付けがありがたい。この地域にのみ供給されている水道水らしい

浴室へと通じる情趣ある廊下。障子の向こうは大広間だった

8時の朝餉も食事会場にていただく。夕餉の時には姿を見なかった宿泊客も居り、違った賑わいがあった

「これで沢山コメを喰え」と言わんばかりに、しっかりとした味付けのおかずが鎮座している。見た目に反して適量で、健やかな朝餉であった。自分は鍋のつゆと味噌汁をしみじみと飲み、Sさんはいっぱい白米を食べていた

10時ギリギリまで蒲団の上でダラダラしていた。
仲居さんの方々とは顔を合わせる機会は少ないながらも、チェックアウトの際にあちらから記念撮影を提案してくれたり、ちょうどよい距離感のもてなしが心地良かった

ますや旅館を出立し向かったのは、拙サイトでは幾度となく登場しているぬる湯のメッカ「沓掛温泉 叶屋旅館」。夏季に限り10:30からの1時間のみ、日帰り入浴を受け付けている(前日までの予約制)。玄関を開けると、帳場に座るオーナーの今井さんが快く迎えてくれた

隣の千楽の女将さんも非常に人当たりが良いが、今回はお顔を拝見できず。倉庫の奥から出てきたという特徴的なフォントの看板を確認するのみにとどめた

「11:45くらいまで入っていても良いですよ」との今井さんのお言葉に甘え、70分間の入浴。湯疲れとは無縁の不感温度のぬる湯。Sさんもとてもお気に召したようで、お連れしてよかった。
入浴後も帳場で暫し今井さんと雑談で盛り上がり、再訪を誓って叶屋旅館を後にした。訪問する度に好きになる、最高のぬる湯です

温泉の共同駐車場に戻ると、自分のレヴォーグにネコが擦り寄っていた。あざとい振る舞いで出発を阻止されてしまった。
至高のぬる湯紀行を共にしたSさんとはここでお別れ。自分はこの日の目的地へと向かった

丸子からR152へ入り、ビーナスラインを通って諏訪に出た。立石公園の展望台から、自分の車旅の原点である街を見下ろした

諏訪市中心部を徘徊したかったので、余裕を持っての諏訪到着となった。徘徊写真は量が多くなってしまったので別記事にしました。

暫く散策したのち、本日の宿に到着。上諏訪温泉「民宿 すわ湖」

横から見ると分かるが、建物は(失礼ながら)相当ボロい。だがそれが良い

帳場の呼び鈴を鳴らすも誰も来ない。暫く待っていると廊下の奥から中年男性が現れ、客だと思って道を譲ったらご主人だった。
「あ お客さんですよね、今呼んだ…。いいですか、お名前 ありがとうございます…!!」

竹中直人から少しだけ愛想を抜いたような独特の口調の主人に案内される。
「うちはただの民宿なので……色々地味ですみません」
「鍵のキーホルダー壊れちゃってて こんな簡素なものですみません……ありがとうございます…!!」
基本的に超低姿勢。決して無愛想ではなく、穏やかで少し口下手なご主人。独特な癖のある言い回しが個人的には面白かった

通された部屋は「蓼科」。他の部屋にも長野の山の名前がつけられていた

内風呂と露天風呂は別になっている。ロビーから渡り廊下に出て右手に曲がると内風呂、ひたすら道なりに進んだ突き当たりが露天風呂

まずは内湯にてひとっ風呂浴びることにした。手前が女湯で奥が男湯です

上諏訪温泉は各配湯センターから温泉が供給されているので、基本的にはどの宿でも安定したクオリティの温泉に入ることができる


備え付けの温度計で湯口58℃、浴槽46℃。ハチャメチャに熱かった。ぬる湯に順応していた身体が吃驚してしまったが、短時間の入浴を繰り返して湯上がりは極めて爽快。良い湯だ

露天風呂は夕餉の後に入ることにした。熱い温泉の無理な連湯は身体にもマイナスですからね

軽く館内を散策して火照りを冷ます。館内に点在する綺麗なデザインの番傘が何ともよい

古い建物ゆえ、2階への勾配はかなり急。手摺を持って安全に昇降しましょう。

ロビーの自販機では各種ビールと岡谷の地酒が売っていた。いったい何年選手の自販機なのだろう…


食事処として使われる大広間を少しだけ見学。広間の中央には各種飲み物がセルフサービスで置かれている

ここにきて強烈な眠気に襲われたので、夕餉の時間まで軽く仮眠をとることにした

夕餉は18:30から好きなタイミングで初めてよいとのこと。指定のテーブルには既に料理が配膳されていた。米と味噌汁はセルフです

こちらの名物夕餉、セルフすき焼き。テーブルにコンロが備え付けられているので、最後まで安定した火力でいただけます。

野沢菜と揚げたての天ぷらが後から運ばれてきました

主人の口下手さはここでも発揮されていた。他の宿泊客からビールの注文を受けると
「ドライか……ラガーか………(客に問う)。ラガーですね。大きさは………缶ビールの あの500のやつ 何て言えばいいんだろう…」
自分は外見上はすき焼きを何食わぬ顔で貪り喰っていたが、心の中では「がんばれ…!」と思っていた

少し蒲団で横になって食休みした後、露天風呂へ。貸切スタイルなので、入浴前に入口の札を裏返す

家庭の風呂より狭い脱衣所。限られたスペースにタオルやドライヤーが丁寧に揃えられていた

露天風呂とはいえほとんど屋根で覆われているが、趣はバッチリ。湯温も内風呂より適当で入りやすい

洗い場も完備。アメニティーは無添加ボディーソープや「ちふれ」シリーズが取り揃えられており、なかなかのチョイス

近くのセブンイレブンで追加の酒を購入して部屋に戻った。広縁寄りの特徴的な天井をまじまじと見つめたりしていた

眠気が限界に達した。泥のように寝
続く
