「初心者のための骨董を買う時のお話」
アナタはどっちがお好み?染付と色絵の違い。
〜骨董とはいえど、使ってナンボよ。の巻〜
左のシンプル2色展開の方が「染付」
右の豪華絢爛多色展開の方が「色絵」と言います。まずはどちらが好きですか?
結論僕は断然左の「染付」が好きです。

因みに1寸は約3cm。直径15cmってところです。

この文字の解説は長くなるので省きますw
そもそも大体の陶器は完成までに”2回焼きます”
1.「素焼き」何もつけずにそのまま焼く。(染付はここで藍色の模様を描く)
2.「本焼き」釉薬(透明のものや、色付きのやつとさまざま)をかけてもう一度焼く→完成 とこんな流れです。
これに対し「色絵」はこの基本工程の後、派手な模様を施してさらに焼く。(計3回焼く) 大まかな違いはそんな感じです。
「色絵」の方が手間がかかる分値段も高い傾向にありますね。
冠婚葬祭や献上用には「色絵」みたいに差別化を図っていたのではないかなと思います。

藍とのコントラストはシンプルですが究極の組み合わせなのではと思っています。
ナチュラルメイクの清純派女優とでも言いますか。
なぜパグは「染付」推しかと言うと大まかに2つの理由があります。
1. 器は使ってナンボ。
食事は毎日しますからね、ガシガシ使えるそんなタフさは「染付」に軍配が上がります。製作工程上「色絵」には金彩を施すこともあり”剥がれやすい”傾向があります。
後やっちゃいけないって人多いんですが、染付は「電子レンジいけます。」
100年以上もの間、紆余曲折をくぐり抜けてきた”猛者ども”ですから頑丈で、実際にやってみて実証済みです。(金継ぎしているのはNG)
2. Simple is Best
白と藍の究極のコントラスト、シンプルだからこそこの2色の持ち味が最大限に生かされていています。特に白地の部分はその土地(伊万里)の良質な土のパフォーマンスが如実に表れます。今より昔の土は良質でもう採取できないので、これが現代の陶器との”大きな違い”です。
肌質に注目してみてください、ナチュラル国民的美少女系です。
奥深い色合い、そのもの自体の本質を感じるには装飾が強めな「色絵」より「染付」となるわけです。

インバウンド&日本の不景気も重なり近年は「染付」は良い物が安く手に入ります。
いかがでしたか?基本派手好きの僕が骨董に至っては何故かシンプル思考。やはり日本人なのでしょうか、自分では気づかない”侘び寂び”を重んじるマインドがベースにあるのかなと思います。
でもあくまで好みのお話です、そんな感じー♪
パグより。
