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【撮り方のハナシ】シャッタースピードについて学ぼう

皆様こんにちは。
残業を終えて夜の摩天楼を縫いながら書いています。
疲れたときは無理しないのがいちばんなんですけど、勢いにノッてるときほどなかなか休まらないものです。
深夜のドライブと同じですね。

さて、前回投稿した自己紹介がフォトアルバムみたいになってしまったので…
今回は撮影技法のお話をしたいと思います。
これから写真を始めたい方の参考になれば…そんな願いを込めています。
のんびりマッタリお読みいただければ幸いです。

1章:そもそもシャッタースピードってなに?

突然ですが皆さん、写真を撮るときの「擬音」ってなんでしょう?

「パシャ」でしょうか、「パチリ」でしょうか、それとも「ズガガガガガガガ」でしょうか。

3つ目の擬音を用いる人はあんまりいないでしょうけども、大体は「パシャ」「パチリ」だと思います。
※3つ目はマシンガンのごとく連写してるタイプですね、仲良くなれそうです。

まあ…こんなの構えてたら怖いよねフツー…

本題に戻ります。
前置きを挟んだうえでシャッタースピードのお話をすると、「パシャ」1回あたりの時間を指します。
その間にカメラは光を取り込むんですね。

なぜ調整するかを軽く話すと、
スピード感を出したりブレを抑えたりするためです。
じゃあ…どう写りに影響していくんでしょうか?
今からゆるく解説していこうと思います。

似たような記事がたくさんあると思いますので、「ゆーにゃっしゅはこういう解説するんやなー」くらいな感覚で見てもらえればと。

2章:まずはシャッタースピードを理解しよう

1章では、シャッタースピードというのは「パシャ」1回あたりの時間であると記しました。
具体的にどれくらいの時間なの?って思うかもしれませんが、それは写真によって千差万別。
たとえば手元のスマホやPCで写真のプロパティを開いてみてください。

こんな画面が出てくるはずです。

Androidの皆様、あまり参考にならずスミマセン

ここでクイズです。
この画面のどこかにシャッタースピードが載っています。
さて…どこでしょうか?
シンキングタイムは38.4秒でお願いします。

どこかなどこかなー?
それっぽいとこ、どこだろう??


シンキングタイム終了です、シャッタースピードはどこにあるのでしょうか。

正解は……

正解は右端の◯で囲ったところ!
この場合は「1/2500 s」

ということで画像のキャプションに正解を書いてしまいましたが、右端の◯で囲った部分がシャッタースピードです。

この画像でいえば「1/2500」なんですが、このスピードでシャッターを切った場合、1秒間を2500等分したうちの1つ分の時間だけ光を取り込んだ状態の写真になります。

…って文章で説明されても分かんねーよ!
と思う方もいることでしょう。
むしろここまでの内容で分かるのであれば相当理解するのが早いです。というかまだ本題まったく触れてません。

では同じような写真で比較してみましょう。

1/4000
水面がきめ細やかに写ってます
1/13
なにやら躍動感が出ましたね

同じ場所から同じ川を撮影したもので比較してみましたが、いかがでしょうか。
シャッタースピードが速い場合は岩に当たって水面の光の当たり方による立体感が出ている一方で、遅い場合では水流の速さが伝わってくるような写真となっているのではないでしょうか。
人それぞれ感じ方に違いがあるので、ボクの感想は参考程度にしてもらえるとよいです。

このように、全く同じ画角で同じものを撮る場合にあっても、シャッタースピードが違うだけで雰囲気は大きく変わってくるのです。

あ、iso感度やf値(絞り)のお話をしていませんでしたね。
さっきの2枚、同じような明るさですがシャッタースピードに結構な差があります。
そのままでは取り込む光量に差が出てしまうので、iso感度やf値を調整しながら明るさも調整しているんです。
※明るさ調整のためにf値をいじることも無くはないですが、一応書いておきました。
このあたり、続編のネタにしておきましょうか。今回は温めておきます。

次章からはシャッタースピードをいかに使い分けていくか…といったお話をします。

3章:ハイスピードシャッター

同じような写真でも、シャッタースピードを変えることで作風がガラッと変わるんだよー…というお話を前章でしました。

ここからはシャッタースピードの使い分けのお話です。
本章と次章の内容が身につけば、大体の局面で何とかなります、たぶん。

どんなときにシャッタースピードを速くするの?

いろいろありますが、とにかくブレを抑えたい。これが最たる理由でしょう。
手ブレ補正というのも万能ではないんです。あればありがたいですけども。
撮る時点でシャッタースピードを速くしておけば、そのぶんブレも抑えられます。

この先、シャッタースピードを速くする…という表現を「ssを上げる」みたいな書き方すると思います。
環境によるのかもしれませんが、シャッタースピードを上げる/下げるって言う人の方が圧倒的に多い気がします。
いちおう解説記事ですので、なるべく初見さんにも優しい内容になるよう心がけてまいりますよ。


たとえばどんな写真があるんでしょう?
いくつか手元から出しますね。

作例紹介

1/2000
320km/hで全力疾走する新幹線もこの通り。
フロントガラスの編成番号も読み取れます。
1/2000からもう1枚
花吹雪はバッチリ止めたかったんです。
1/1000
ド派手に飛び出す瞬間もしっかりキメたいよね!
1/2500
幟と列車。どちらもブレさせたくなかった。

4枚ほど例を挙げてみました。
動きをしっかり止めたいときにシャッタースピードを上げることが多いです。
人物を撮るときもまた然り。時と場合にもよりますけどね。

でも写真って、動きを止めるだけじゃないんですよ。
ここまで「静」と「動」のうち、「静」の部分を解説してきました。

次の章では「動」の部分を見ていきましょう。

4章:スローシャッター

続いてスローシャッターに参りましょう。
先ほどまでの高速シャッターに対して、ここからは低速シャッター…つまりスローシャッターです。
違いの説明で出したような水流にとどまらず、さまざまな場面でスローシャッターを用います。
個人的にこっちの割合が多いです。

作例紹介

使い方の説明を先にするべきなんでしょうけど、たぶん作例を見てもらってから説明した方がしっくりくるかと思っています。

いくつか見てみましょう。

1/4
滝から落ちる水の流れが線のようになりました
1/40
列車の動きに合わせてカメラを動かしています。
なのでレールや砂利は流れるんですね。
いわゆる「流し撮り」の一種です。
30秒
「パシャ」1回にかける時間が30秒です。
海が雲海のようになりましたね。
310秒
5分以上もシャッターを開け続けることだってできるわけです。
バッテリーめちゃくちゃ食いますが。
クルマのライトが光の川みたいになっています。
2.7秒
花火を撮るにしてはシャッタースピードが速いですが…
フィナーレなので致し方ないのです。
通常はもう少し開けます。

どんなときにスローシャッターを使うの?

さて、いくつか作例を出してみましたがいかがでしょうか。
「静」と「動」のうち「動」の部分といったものの、実は両方のハイブリッドなんですねえ。
疾走感を出すことだってできるわけです。
夜景や花火を撮るときにも、スローシャッターはよく使われます。
レーザービームみたいな光の線が行き交うような写真も、こんな感じに撮っているんだなーってことが何となく分かればよいのです。

ちなみにですが、スローシャッターではこんな写真も撮れます。

1/10
列車の連結面に動きを合わせています。

で、もちろん被写体の動きに合わせてカメラを動かし続けるのも至難の業ですので…

緊張のあまり焦るとこうなります。

ほら、いっきにブレました。
あえてブレを起こした作品も撮ることだってあるので、一概にブレが悪いわけじゃないんですけども…
「主題」がしっかり伝わる写真がいいよねって思うわけです。

1/10
撮るなら被写体の動きにピシッと合わせたいよね。

いい1枚がキマるようになるまでは、とにかく試行錯誤あるのみ。
かく言う自分も試行錯誤してます。
でもね、バシッとキマればかっこいいんですよ。もっともっと写真撮影が楽しくなるはずです。
暗い時間だとやりやすいのでお試しあれ。

お写真は難しく考えないことが大事ですよ〜。
次の章では、スローシャッターの応用編としていくつか作品を紹介いたします。

5章:スローシャッター(応用編)

ということで、ここからは自分が気に入っている写真がボンボン出てきます。

主題よりもシャッタースピードに重きを置いてみました。撮影時の参考になれば幸いです。

1/10
手前の桜をブレさせて、フィルターっぽく。
13秒
1/2秒
1/20
1/20
20秒
1/40
窓の外が流れてますね
1/20
ズームリングを回しながら、前面に合わせてカメラを動かします。
いわゆる「ズーム流し」ですね。
3.2秒
30秒
41秒
13秒(多重露光)
30秒
1/15
大都会のネオン煌めく街を駆け抜ける
8秒
今回のサムネイルがこれですね
15秒
30秒
夜景を撮るならスローシャッター…ですよね?
1/13
1/20
16秒

スローシャッターだけでも色々でてきました。
いつもの「パシャ」にひと手間加えるだけでこういう写真が撮れるんですよー…って言うと、まだまだ構成要素が足らないです。
iso感度にf値(絞り)に…伝えたいことは山ほどあります。
それらも合わさって、ようやく撮れるチャンスが巡ってくるのです。

でも…撮れたらニンマリしちゃうでしょ?
ボクはニンマリしちゃいます。

さて、今回もまもなくお開きです。
あとがき書いて締めましょう。

あとがき

シャッタースピードについて解説をしてまいりましたが、いかがでしょうか。
ブレを抑えて一瞬を切り取るなら速く、動きを表現するなら遅くする…など、どういった写真を撮りたいか念頭に置いたときにどんな設定をするのがよいのか。
ここまでお読みいただいた方なら、もう分かるのではないでしょうか。

あまりカメラ握らないよーって人も、普段からガッツリ握ってるよーって人も、様々なスタイルの作風があるかと思います。
正解はありません、各々の思い描くスタイルでいいのですから。

ふと何かしら壁にぶつかったとき、イメージした作風に近い写真や素敵な写真に出会える一助となりますように。


さて、次回は何やりましょうかね。
f値?iso?バルブ撮影?
ネタは尽きないですね。
いろいろ考えて準備しておきますので、次回をお楽しみに。

それではまたどこかの線路際か絶景のもとでお会いしましょう。

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