総合診療科から整形外科、そして。
2024年11月初旬。
訳がわからない体調が続き、
すがる思いで、隣町の総合病院を訪れた。
ここは、夕方の診療時間内までに入れば、
予約無しでも診てもらえる。
受付で、総合診療科を受診したいと伝え、
案内されながら、そこへ向かった。
【総合診療科】
総合診療科での診察で、
腕と足の違和感をありったけ伝えた。
「確かに…。」
「椅子からも立ち上がりにくそうですね。」
とりあえず、半月ほど前にあった
両肩の激痛のことも医師に話すと、
「レントゲン撮ってみましょう。」
とレントゲン室に通され、
肩のそれを撮ってもらった。
結果、
関節や骨などに異常なし。
そうかぁ…とほっとしたような、
もやもやしたような気分でいると、
「明日ちょうど、
整形外科の外来が可能なので、
もう一度診察してみませんか?」
と、医師が促してくれた。
ここなら設備も充実しているし、
よく調べてもらえるかもしれない…と思い、
「じゃあ、明日また来ます!」と
微かに希望を持って、家に帰った。
【整形外科】
次の日、
その病院の整形外科へ向かった。
待合席に座っている姿勢でも、
何だかすごく疲れる。
「座ってるのに疲れる…、おかしいな…。」
と、その頃よく感じてもいた。
名前を呼ばれ、
文字通りの重い腰をあげ、
診察室に入った。
両腕が肩から上にあげられないこと、
座ったり、しゃがんだりすると、
立ち上がりにくいことなどを
医師に伝えると、
「首のMRIを撮りましょう。」
ということになった。
苦手なMRI…。
とも言っておれず、同意書にサインをした。
閉所恐怖症はあるかの欄には、
「少しあるが我慢できる」と書いて、
着替えにくい体で何とか検査着に着替えた。
首を固定されてのMRI…。
あぁもうその時に、
聞いただけで息苦しくなったのを思い出す。
しかも長かったので(多分)
なかなか冷や汗ものだったが、
何とか堪えられたことにほっとしながら、
結果を聞くために診察室に戻った。
「首も特に悪いところはありません。」
「髄液も問題なさそうですし…。」
昨日の医師と同じようなことを云われ、
そうかぁ…と思い、
少し項垂れてしまった。
何なんだろう…、
もう本当に訳がわからない。
すると、
「ちょっと診ますね。」と、
小さなハンマーのような器具を
私の腕や足に当てたりして、
何やら反応を見ていただいた。
あとは、力比べのような検査をした。
「…首の異常は見られませんでしたが、
一度、神経内科で診てもらうのが
いいかもしれません。」
…また違う科かぁ…と思いながら、
ぼうっ…と医師の話を聞いていた。
神経内科は近くには無いそうなので、
少し離れた市にある
医大附属病院か日赤病院の選択肢を
あげてくださっていた。
自宅からの距離はそれ程変わらなかったが、
少しだけ近いということもあり、
「医大かなぁ…。」とぼんやり伝えた。
「そちらに紹介状をお書きします。
医大には脳神経内科がありますので、
診察日をまたこちらから連絡しますね。」
と医師がおっしゃった。
紹介状…。
ここから、この先に進めてもらえるんだ!
目の前が少し広がったような気がした。
【それからしばらくして】
数日後、
診察した病院から連絡が来て、
医大での診察日を知らせてくださった。
その予約診察予定日は、
来月となる12月上旬とのことだった。
そんなに待つんだ…と思いながらも
診察日が決まった事はありがたかった。
まず、指定されたその日を目標に、
動きにくい体とひと月ほど、
頑張って付き合っていこう…と思った。
そんな中のある日、
家の段差を右足から下りたとき、
着地と同時に膝の力が抜けるような
感覚がした。
グラッとなり、
そのままバランスを崩して、
ばたんっ!と床に座り込んでしまった。
「えー!やば!怪我してないよね!」
と咄嗟に痛みを探るが、
どこも痛くない!
良かったー!
…と安心したのも束の間、
その座り込んだ姿勢から、
まったく立ち上がることが
出来ないことがわかった。
足に力が入らない…というか、
足の力のかけかたがわからなくなっていた。
?!
立てずにじたばたしていると
近くに居た家族が気づき、
私の両脇の下を持って
引っ張り上げようとしてくれたが、
それで立とうとするにも
太腿に力が入らなかった。
「どうやって立つんだっけ…!?」
「え?!何してんの?!どうしたん?!」
慌てる家族の渾身の力のおかげで、
何とか足の裏が安定するところまで
体をぐぅー…っと引き上げてもらうと…、
そのまま何事もなかったように
スッ…と立つことが出来、
いつものように歩くことも出来た。
…どういうこと?!
家族も私も面くらったくらいの出来事。
そんなことがあってからは、
バスのワンステップを
上ろうとした時にもグラッとなり、
後ろにいた人に支えられたこともあった。
階段を上ることも、
だんだんと辛くなってきた。
両腕もまた、
前以上に上げにくくなり、
日に日に重く感じるようにもなった。
ますますの違和感を覚え、
12月上旬の医大診察日を
本当に待ち遠しく思いながら、
それまでの日々をおそるおそる過ごした。
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