韓国Web小説紹介:今は、黎明なだけ
暴夜がきっかけで知ってしまった韓国Web小説界隈…!まだ5つしか読んでないけど、紹介していきます〜!
ヨジュ=女性主人公、ナムジュ=男性主人公、という意味です!
後半ややネタバレを含みますので、漫画を読んでる方はご注意お願いします🙇♀️
今は、黎明なだけ(그저 여명일 뿐)
おすすめ度 ★★★★★★★★★★
初めての思い出は、すべて「あなた」と一緒だった
なにも知らなかった18歳の夏から、多くのことを知った31 歳の夏まで
あなたのいない季節も、あなたがずっと染みついているようだった
「俺と知り合って、お前にいいことはない」
無愛想な顔であなたはそう突き放したけど
あなたと知り合ったからその無数の日々を耐えたということを
あなたは今もまだわからないようだった
だから同じように無駄なことをまた繰り返すのだろう
あらすじ(1部)
出会ったとき、人生は暗闇のなかだったーーー
山間部の田舎に住むユン・ジュンヨンは山の中にある空き家をみつける。家も学校も静かに勉強できる環境ではなく、勉強場所として空き家を使い始めたジュンヨンは、ある日その空き家で寝ている男と遭遇する。同じクラスのクォン・ボムジン。不良と恐れられていたボムジンだったが、彼もまたその空き家を寝る場所として使っていた。放課後の空き家でジュンヨンは机を、ボムジンはベッドを使い「共存」することとなった。
学校では会話をすることもなかったが、空き家で一緒に過ごすうちに少しずつお互いのことを知っていく。いくつかトラブルをふたりで乗り越え、次第に芽生えた恋心を告白したボムジン。ジュンヨンは期末テストが終わったら返事をすると話し、勉強に集中するのだった。そして、期末テスト終了日がやってきた。
ユン・ジュンヨン
学年1位の成績を持つ秀才。母親はたびたびジュンヨンに暴力をふるい、自宅には机もない環境。偶然みつけた空き家を勉強場所として使い始める。ドライな性格であり、クラスメイトと会話することもない。基本的にどんな人物とも壁を作り、心を開くことはない。
クォン・ボムジン
やくざの息子と噂され恐れられているクラスメイト。見た目も態度も不良そのもの。ジュンヨンが使い始めた空き家で寝ていた。ジュンヨンは机、自分はベッドを使うため、空き家での共存を持ちかける。無愛想な見た目とは裏腹に気が利く性格で料理もできる。
ナ・スンウン
ソウルから転校してきたクラスメイト。財閥副社長のお坊ちゃんで、ハンサムな見た目と優しい性格で高校では王子のような存在。ジュンヨンに好意を抱いており、たびたび彼女を気にしている。
ホン・ミヒャン
スンウンの母親。美しい見た目と柔らかい物腰の反面、時折人を見下す態度を取る。スンウンが好意を持つジュンヨンに興味を持ち、家に招待する。
あらすじ(2部)
人生を照らす光は、薄暗い光からはじまるーー
13年前の期末テスト終了日、空き家で待ち合わせをしたユン・ジュンヨンとクォン・ボムジン。しかしボムジンは現れなかった。そのまま忽然と消えた。なんの痕跡も残さずに。
ジュンヨンは同級生のナスンウンの母親の計らいで奨学生として大学を卒業し、ハンギョン財閥で働いていた。持ち前の頭脳と行動力で海外出張もこなす女性となっていた。スンウンの気持ちを知りながらも、ジュンヨンは頑なに彼を心の内にいれなかった。13年経っても心の片隅にはいつもボムジンがいたから。
代理の仕事で工事現場で起きた転落事故の現場調査頼まれ、ジュンヨンは釜山へ赴く。そこで出会ったキムと呼ばれる男、その男は間違いなくボムジンだった。
ユン・ジュンヨン
高校卒業後、奨学生として大学を卒業し、ハンギョン財閥で働いている。英語も堪能であり、若手ながらプロジェクトのチーム長も任されている。代理の仕事で工事現場で起きた転落事故の現場調査を頼まれ、釜山へ赴く。
クォン•ボムジン
キムと呼ばれており、ジュンヨンが訪れた釜山の工事現場で1ヶ月ほど前から働いている。ジュンヨンに敬語を使ってきたり、名前を呼ぶなと言ったりと無愛想だが、何かとジュンヨンを気にかける様子は隠せない。
ナ・スンウン
父親が副社長のハンギョン財閥で働いており、次期の理事とされている。控えめな性格でもあり、仕事の出来はそれほどではない。高校時代からジュンヨンに好意を寄せているが、今では執着に近いものとなっている。
ホン・ミヒャン
ジュンヨンを財団奨学生として大学卒業、ハンギョン財閥就職までもサポートした。すべてはスンウンが好意を抱くジュンヨンが彼に近づかないように常に牽制するため。兄である社長からその座を奪おうと計画している。
5段階評価ですが、星10個付けられるほどおすすめ(暴論)
登場人物たちの心情が繊細に表現されていて、時に笑みがこぼれ落ちたり、時に胸が締めつけられたり、時に涙したり。どんな境遇でも自分の道を突き進むジュンヨン、台風みたいなジュンヨンに惹かれて愛を知っていくボムジンの組み合わせが最強!ヨジュが受け身、ナムジュが猛アタック壁突破みたいなカップルが多いなと思ってたけど、これは違う。ジュンヨンが自分から行動してボムジンの心を開いていく。ただ気が強いのではなく、ほかの人のは心を絶対に開かないジュンヨンがボムジンだけをまっすぐ見て突き進んでいくのが魅力でした。
とにかく読んでよかった!むしろ、ここまで小説で感動したことがなかったかもしれないので、人生でいちばん読んでよかった小説かも…。これから何度も読み返していきたい!
こちらの小説は漫画化もされていて、日本語訳版はピッコマで読めます。美しい作画で原作に忠実に描かれていて、思わず泣いてしまうシーンも。文章ではなく絵が描かれるとまた違った感動が味わえます。ただ、日本語訳版は舞台が日本、登場人物名も日本語名になっているのが最初は少し残念に思ったけど、意外としっくりきてる!
タイトルの「今は、黎明なだけ」という意味について考えてみました。
英語訳は「Just Twilight.」
黎明=夜明け、新しい事柄がはじまろうとすること
出会ったとき、人生は暗闇のなかだった。その暗闇が明るくなる日が来るのかもわからなかった。知り合った日が人生の分岐点だった。その日からほんの少し光に照らされた気がした。しかし、突然訪れた別れ。きっともう二度と交わらない道を歩むことになった。ほんの少しの光さえ消えて、また暗闇のなかだった。13年間ずっと、ほんの少し照らしてくれた温かい光の記憶だけが支えだった。
運命のいたずらでまた交わることになった道。光が見えなくても、暗闇のなかでお互いを見つめあった。そして一緒に歩き出した時に夜明けが訪れた。まだ暗い。
だけど…今は、ただ夜明けなだけ。人生を照らす光は、薄暗い光からはじまる。これからもっと光が差し込んでくる。ずっと離れない明るい未来がみえる。
今は、黎明なだけ。
暗闇のなかで生きてきたふたりは、出会ったことでお互いに光を感じたけど、無情な別れが訪れてまた暗闇のなかに戻ってしまった。13年間片時も忘れず過ごしていて突然やってきた再会で、歩んできた道のりの違いに戸惑ったけど、それでもこれからは同じ道を歩んでいく、ここから新しい人生が始まる、そんなふたりをイメージして付けられたタイトルなのかなあって思いました。
日本語訳の書籍化希望です…!
思わず感情があふれてしまいかなり長かったですが、最後まで読んでくださりありがとうございました!
