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【帝がゾッコン】登場人物記|美希(めいし)

「犬って苦手なんです。理由?吠えるし、毛は落ちるし、どこが可愛いのか全くわかりません。でも、あの方が“家族”って言うなら仕方ないですから」

【名前】美希/めいし

【役職】落霞るおしゃ付きの侍女じじょ→物語り終盤では尚書台しょうしょだい(記録司)に従事。

【立場】宮仕えとしては珍しく、後年まで出世し続けた女性

【特徴】冷静で聡明、美しい容姿に加えて、計算と観察力に長けたタイプ、高身長でスタイルが良く、美人。

【その他】
後宮の表裏を知り尽くしながら、誰の派閥にも属さなかったバランサー。
笑顔で毒を吐く、そして正論を言える“敵にしたくない女”。
虫が苦手、実は犬もそんなに好きじゃない。

【出自】
美希めいしの母親は、宮中に仕える職能女官きのうじょかんであり、侍医じいの補佐を長年勤めていた人物だった。
身体の扱いや看病に関する実務知識は、幼い頃から自然と身についており、美希めいし自身もその技術を身につけていた。

本人の記憶力は飛び抜けており、学びも早く、文書や所作、礼法にも抜群の対応力を見せた。
そのため若くして、若手女官や下働きの礼儀・作法を指導する“教育係の補佐”として配属される。
本人はこの役目を面倒に感じていたが、教え方は的確で評判は高かった。

その才を見込まれて、いくつかの妃付き侍女として推薦されるが、本人はそれをすべて拒否。
「女の群れ」に馴染むのが苦手な性分から、配属を転々とし続けた。
そしてある日、「まだ誰も正式な侍女が決まっていない」という理由で、仮配属という形で落霞るおしゃのもとに送られる。

当初は上からの指示で渋々受けたものであったが、落霞の“明るく見えて踏み込まない不思議な距離感”に妙な安心を覚える。
 "感情の濃い女の世界"が苦手な美希めいしにとって気楽さを感じ、「この人なら、煩わしくない」と、自ら仕える続けることになる。
互いに“恋愛がよくわからない”という共通点を持ちつつも、
やがて落霞るおしゃから「あなた、かなりの面食いでしょ?」と鋭く見抜かれたことをきっかけに、ふたりは打ち解けていく。
以降、表向きは落ち着いた主従関係を保ちつつ、裏では落霞とふたりで“宦官の顔面ランキング”を作っては楽しむような、気の置けない関係へと変わっていった。

【落霞との関係】
主である落霞るおしゃに対しても、唯一“地続きの友人”として接していた人物。
互いに遠慮なく話せる存在であり、誰よりも落霞の内面を理解している。

【尚逸との関係】
宮中尚薬局しょうやくきょくに所属する中堅薬官・覃尚逸たんしゃんいとは、職務を通じて長く繋がりを持ち続けており、互いに深入りすることなく、曖昧な関係を長く続けている。なぜか美希めいしにだけは特別な執着があり、しばしば「侍女を辞めて尚薬局へ来い」と迫られるている。
美希は「本気になられたら面倒。都合がいいから続けてるだけ」と、あくまで涼しい態度を崩さず、
その実どこまでが本音なのかは、彼女自身しか知る者はいない。
※詳しくは → 覃 尚逸(タン シャンイ) の人物ページへ。

【落霞の死後】
後宮内での役割から離れ、外廷勤めとなる。
尚書台しょうしょだい所属の官僚部門へ転属し、記録司女官という役職を得て、女性として非常に稀な大出世を遂げる。
職務の傍らで公的記録には残せない、「恬妃てんひという存在」について、ひっそりと記録を残していた。

美希、初期プロット


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