やることを減らすのが、一番難しかった。
はじめに
「やることを増やす」のは、意外と簡単です。
頼まれたら引き受ける。
家族のために動く。
仕事も頑張る。
気づけば、予定はどんどん増えていきます。
でも、
「やることを減らす」
これが、私には一番難しいことでした。
50代になった今、ようやく気づいたことがあります。
本当に暮らしを整えるために必要なのは、
何を増やすかではなく、何を減らすかを選ぶこと。
そんなふうに思うようになりました。
「私がやった方が早い」と思い込んでいた
以前の私は、
「私がやった方が早い」
そう思って動くことがよくありました。
頼まれると断れない。
気づけば自分から動いている。
特に職場では、
「私がやらなきゃ」
そんな毎日でした。
予定がいっぱいでも、
「忙しい」
と言いながら、それが当たり前になっていました。
でも今振り返ると、
自分で自分を忙しくしていた時間もあったように思います。
「私がやる」を減らしてみた
仕事では、後輩や部下が困っていると、
つい先回りして手を差し伸べたくなる自分がいました。
「大丈夫?」
「私がやるね」
そのほうが早いし、安心だから。
でも、ある時ふと気づいたのです。
私が先に答えを出してしまうことで、
その人が考える時間や、成長する機会を減らしてしまっているかもしれない、と。
それからは、
すぐに手を出すのではなく、
少しだけ見守ることを意識するようになりました。
必要な時に手を差し伸べる。
相手を信じて待つ。
それも、大切な関わり方なのだと学びました。
「私がやる」を少し減らしたことで、
相手だけでなく、私自身の心にも余裕が生まれた気がしています。
減らしたのは、予定ではなく「思い込み」
フラを始めてから。
マラソンを始めてから。
キャリアコンサルタントの勉強を始めてから。
限られた時間の中で、
「今、一番大切なことは何だろう」
そう考えることが増えました。
そのためには、
予定を見直すことも必要でした。
「今日はやらなくても大丈夫」
「これはお願いしてみよう」
そんな小さな選択を重ねるうちに、
減らしたのは予定だけではなかったことに気づきました。
完璧にやろうとすること。
「私がやらなければ」という思い込み。
人の期待に応え続けなければという気持ち。
少しずつ手放していくことで、
心にも余白が生まれていきました。
少しずつ、自分のペースで
もちろん、
今でも全部できているわけではありません。
気づけば抱え込みそうになる日もあります。
「やっぱり私がやろうかな」
そう思うこともあります。
でも、そんな時は一度立ち止まります。
「本当に今、私がやることかな」
そう問いかけてみるのです。
少しずつでいい。
完璧でなくていい。
自分が
「これでいい」
そう思えたら、それで十分。
そんなふうに、
自分にもやさしくなれる日が増えました。
おわりに
やることを減らすことは、
怠けることではありません。
誰かを見捨てることでもありません。
本当に大切なことに、
時間と心を使うための選択なのだと思います。
50代になった今、
私は「増やす」ことよりも、
「整える」ことを大切にしています。
そして、こんなことを思うようになりました。
減らしたのは仕事ではありません。
「私がやらなければ」という思い込みでした。
その思い込みを少しずつ手放したことで、
心には余白が生まれました。
その余白があるからこそ、
人の話をゆっくり聞ける。
相手を信じて見守ることができる。
そして、
自分にもやさしくなれる。
もし今、
「やることが多すぎる」
そう感じている方がいたら、
今日ひとつだけ、自分に問いかけてみてください。
「本当は、やらなくても大丈夫なことはありませんか」
その小さな選択が、
心に余白をつくる第一歩になるかもしれません🌿
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