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祝日記[市]

5月3日(日)

休館日。
早く起きたつもりが、予定を逆算してみると全然遅かった。起きてから逆算し始めても意味がないな。急ぎめに支度をして、JR札幌駅へ向かう。
今日は奈井江町にある『交点』という古道具やさんが主催するBRICKWORK MARKETという蚤の市に行く日。交点は、前から存在だけはうっすら知っていたところ、なんやかんや縁のようなものがあって、なんやかんやで行くことにした。蚤の市とか、古道具とか好きだからさ、楽しみ。あと、コーヒーの焙煎をやっているmaisonhirotoshiraiwaもその会場内で珈琲を淹れるとのことで、それもとても楽しみだった。あれはいつだろう、コロナ前だったのかな、毎朝実店舗で彼の珈琲を飲んでから出勤していた時期があった。開店の朝8時に入店して、その日の豆のこととかを教えてもらったり、「一日頑張れそうなやつで…」とか言って注文して、よくおしゃべりしながら飲んでいた。好きな本とかを紹介してくれて、彼のレコメンドブックを家の本棚に迎えていたな。そして、めちゃくちゃギリギリに出勤していた。その職場を異動する時には、彼の珈琲のドリップバッグとカプセルモンスターのお菓子を大量に買って職場の給湯コーナーに置いてきたな。みんな飲んでくれたかな。

で、奈井江に行く前に地元の岩見沢に立ち寄った。地元だけど、実家はもう売ってしまってないし、近い親族がいるわけでもないので来ることがなくなってしまったまちだ。駅舎を出ると、景色が開けすぎていて驚いた。ザ・殺風景。実家があって帰ってきていた頃と眺めが全然違った。シャッター街は私が住んでいたころからだったけど、物理的に建物がなくなりすぎていないか…?とりあえず徒歩10分ほどの場所にある、昔の祖父母の家まで歩く。GWだからなのか、人が全く歩いていない。とにかく人っこ一人いない。駅前なのにだぜ。
祖父母の家は、玄関の引き戸がモダンなものに変わって、外壁も塗装されていて、別の家みたいになっていた。同じ市内に住んでいたからよく来た家だけど、こりゃもう知らない家だ。
いやはやそれにしても、病院、ドラッグストア、デイサービスばかりに出会う。店が全然ないし、まだ生き残っていた不二家は小綺麗になっていてペコちゃんがいなくなっていた。幼稚園のころ、たまに不二家に連れて行ってもらえるのがちょっと嬉しかった。ペコちゃんの頭をツンと指で押して、顔が揺れるさまを眺めていたことを断片的に覚えている。
ノスタルジーに浸ろうと思ったのに、どんどん元気がなくなってくる。もちろんほんの数時間歩いただけで、まちのことを語るなんて無粋な真似をしてはいけないとわかっているけど、一応地元なので、やっぱりこのさびれ具合はどうしたって寂しい。
まだ時間があるので、どこかで珈琲でも飲んで旭川方面のJRが来るのを待とうと思ったけど、そもそも店がないし、あってもGWの休業だった。駅の中のお土産屋さんすら閉まっている。流石に帰省してきた人がお土産を買える駅なかの店くらい開いていたほうが良いのでは…。
仕方なく駅の構内をウロウロして時間を潰す。

友達Aと合流して二人で奈井江へ。友達は、交点が掲載されている本を持っていたようで、それを見せてもらいながらゴトゴトと電車に揺られる。奈井江には、父方の祖父母の家があったが、遊び行く時はいつも車だったのでJRで行くのは初めてだった。祖父母はもう亡くなっているし、奈井江に用事などないので、こうしたきっかけで行けることが嬉しい。
奈井江駅に着いて電車を降りようとするもドアが開かず、オロオロしていたら「前のドアしか開かないよ!」とおばちゃんだかおじちゃんだかが教えてくれた。ありがとうございま〜すと言いながら小走りで下車。
駅前で別方向からきていた友達BCと合流。わたしとAは男性、BCが女性で、BCが二人でキャッキャしながら現れて、若干スカてしまった。男子だ。小学生のとき、男2女2で地元の西友で待ち合わせたときのことを思い出した。特に具体のエピソードはないというか、面白く書けないので省くけど、約束して一緒に行動するのにちょっとスカしちゃうあれです。
BRICKWORK MARKETの会場に着いてすぐに「お腹すいたから何が食べてよいか」と確認し、円山のカレークラブを出店をのぞくと、炊飯待ちの列ができており、先にビアセラーサッポロでビールを買って分けて飲んだ。お店でプラカップをタダでいくつもくれて優しかった。ビールを冷やしすぎて凍ってたら交換すると言われたけど適温だった。
おのおの蚤の市を覗いたりしていたけど、腹ペコすぎて集中力を欠いてきたので再びカレークラブをのぞくとカレー売り切れのアナウンスが聞こえて「!!!」となる。このイベントでしっかりした食事はこの出店だけなので、ここでわたしのお腹が満たされないことが決定してしまった。でもなんか一品料理だけはありますとのことだったので、それにご飯を付けてもらっていただいた。横で、maison hirotoshiraiwaの白岩くんがコーヒーを淹れていたので、久しぶり〜と話しかけて、アイスコーヒーをいただく。なんか嬉しくて腕をベタベタ触った気がする。わたしのことを覚えていてくれたようで良かった。なんか顔が明るくなったねと言われた。確かに、彼に会っていたのは毎朝出勤前だったから、いつも顔色が悪いと言われていたのでその頃よりは良い顔をしているのかもしれない。 
わたしはコーヒーのことは全然よく分からないのだけど、白岩くんの淹れたコーヒーはいつもうまいと思って飲んでいる。
買ったご飯を食べながら友達ABCと話す。Bは割と久しぶりに会うので、最近の仕事の話などを聞く。仕事の話と言っても、なんか嫌な感じではなく、へー!そりゃいいねという具合の話であり、尊敬の眼差しを向けながらきいていた。
イベントの主催である、交点の店舗(と言っていいのだろうか)は、古い煉瓦の倉庫の古道具屋さんなのだけど、その佇まいに惚れ惚れしてしまって、商品を見るというより、空間にうっとりし続けた。代表の方がなぜかわたしを認知してくれているようで、ひとことご挨拶したいと思ったけど、めちゃくちゃ忙しそう(多分ちゃぶ台のようなものを磨いていた)だったので断念。

古いバヤリースの『タッチ』のグラスを見つけて即決購入。色違いで、達也と和也が描かれている。わたしはまごうことなき少年サンデーっ子。あだち充の行間で育ったのだ。これは買わねばなるまい。これで夏に麦茶を淹れて、グビグビ飲みたい。そういう夏にしたい。友達全員にすぐ見せびらかした。

アニメのタッチは音楽も全部好き
箱もかわいいんだぜ

終盤、友達Bがコーヒーを買っている時に、以前一度祝日に来てくれて、軽く紹介されたことがある方と偶然出会う。お互いに、あーっ!となり、ちょっと話して、共通の友人に会ったことを知らせたい!と彼が言ってくれたので、写真を撮ろうと言って、近くにいた友達Aに「あ、ねえ!ちょっと写真撮って!」と言ったら、その彼が明らかに「え、え、まじで」と狼狽えていたので何かと思ったら、わたしが知らない人に写真をお願いしたと思ったらしい。そんなにフランクにその辺の人に写真を頼める人間ではないです。

友達Bの花粉症が限界を迎えたことから解散の雰囲気になって、電車を調べたらあと7分後の札幌行きを逃すと次まで一時間待たないといけなさそうだったので、友達Aとダッシュで駅まで向かった。でもわたしはおしっこがしたかったので、途中のコンビニでトイレを借り、濡れた手のままで走ってなんとか間に合った。久しぶりに走った。別に久しぶりに走って気持ち良かったとかはなかった。
帰りのJRで、ほとんど何も食べられなかった友達Aが、すてきな量り売りのお店で買った何かの実をボリボリ食べていてウケました。わたしももらった。何かの実のプレーンな味がした。
家に帰ってまた頭痛がしてきたので、早めに横になる。明らかに首が痛くて、そのせいで頭痛が起きている。

5月4日(月)みどりの日

予約の開館をする。
初めてのお客さん。ご家族で。楽しんでもらえていたらいいな。

閉館して友達と狸小路に飲みに行く。途中から頭痛がひどくなって一軒で解散。帰り道、雨が降っていて寒かった。
床について、ぼけ〜っとスマホを眺める無の時間を過ごしていたら酔っ払った友達からLINEがきていて、それが面白くてトークテーマがころころと変わりながら、結局2時間弱やりとりしていた。途中、会話をぶったぎるように「わかりました」と言われて、「わかりました!?」と返したら「わかったよ、ぼくは」「わかってわるいですか」「わかることもありますよそりゃ」とか言われて、なんかわたしが怒られてて面白かった。ここだけ敬語だし。
わたしは居酒屋で話しているような、明日には忘れちゃうような会話が好き。忘れてしまうようなことばかり覚えていたい。最近なんか楽しいことあった?と聞かれたらこのことを答えてもいいかも。

5月5日(火)子どもの日

起きて頭痛。まいるなあ。
でも昨日の夜に土砂降りの中寄ったセブイレブンで買ったミルクレープがあるから楽しみに起きられる。無性に食べたくなるミルクレープ。うま層。
天気が良くてそれはほんと助かる。

母が祝日に来る。明日のイベント出店の手伝いを少しお願いした。
その後、近くの『あら政』のランチへ。うな重をご馳走になる。親を働かせた上にうな重も食べた。へへへ。

うなぎ、持続可能な消費をしていきましょう

開放日の開館は、随分とお客さんが来た。初めての方も多くて、少しバタバタする。一部、お客さんの過ごし方に気になることがあり、モヤモヤする。わざわざ注意するようなことでもないというか、注意したほうがわたしの心が摩耗しそうだなと思ったから放っておいた。
やや気疲れしたまま閉館し、急いで夕食を摂って、祝日ホームページ開設の打ち合わせ。お客さんの大いなる協力で今月中にはリリースできそう。本当に助かる。こういうことを当たり前と思わずにやっていきたい。それと同時に、先ほどの悪いマナーの件を思い出し、わたしとしてもこの場があることを当たり前と思ってほしくないみたいなことも考えてしまう。
22時すぎに打ち合わせは終了。その後、24時すぎまで明日の準備。

5月6日(水)憲法記念日

今日は、『御幸通り市場』という、地域のイベントに「御幸通りブックマーケット」という名前で、近隣4店舗で古本市を出店する日。イベント主催の『一粒の麦』さんに声をかけていただき、祝日は本関連の幹事店として、お借りする会場や、一緒に出店する店舗へのお誘いから連絡調整をしてきた。
催事のベテランの『古本屋トロニカ』さんとは、きちんと関わるのが今回が初めてで、出店のお誘いに行った時から結構緊張していた。新参者だし、祝日はお店じゃないので、わたしなんて…という具合で、いつも本関係の方に会うと萎縮してしまうのだ。しかし、トロニカさんは出店中とても気さくに色々話しかけてくれて、祝日のことをたくさん聞いてくれたりした。「ロフトプラスワンや本屋B&Bみたいにトークイベントをたくさんやって、配信とかもやってくださいよ」と言ってくれて、「元気があれば…頑張ります…へへ」みたいなやりとりをした。設営・撤収も素早くで無駄がなくて様式美のようなものを感じた。それに対して、わたしは何も考えずにアウトドア用のカートの隙間に什器などの荷物をぶち込むだけの奴だった。性格がね、でますよね。

ジャ〜ン!

イベントは天気にも恵まれて、手伝いだけ参加した昨年の倍ほどの来場者があったように思う。祝日の常連さんや友達もたくさん立ち寄ってくれて、思いだしきれないほどだ。あと、祝日には行ったことないけど、テレビや新聞で見たと言ってくれる方もかなりいて驚いた。声をかけてもらえるだけでね、ありがてえです。本当に本当に。外のイベントに出るのは思ったよりも大変だけど、たくさんの人の顔を見ることができるからやめられないんだよな。
あと、つちやりささんの門下生(勝手にそう読んでいる)で構成される『つちやスイミングスクール』のぶんぼっぽ氏が、メールマガジンにたくさんこの日のことを書いてくれていて面白かった。

いやあとにかく楽しかったな。嬉しい。なんか最近嬉しいことを忘れがちというか、マイナスに引っ張られがちなことが多いから、きちんと覚えていなければ。
イベント全体の打ち上げは欠席した。ほかの飲食店などの出店の皆さんとお近づきになれるチャンスだったけど、最近あまり体調が良くないし、そういう場ではかなり頑張ってしまってキャパオーバーになってしまう気がしたので、初めから欠席でお返事をしておいたのだった。撤収後、最低限のご挨拶だけ済ませて、一人でカートをガラゴロ引きながら帰路に着いた。
朝からほぼ何も食べていなかったので、スーパーに行って、塩サバとお寿司とふきの煮物を買って一人で打ち上げをした。

本、想定の倍くらい売れて帰りは軽くなった
愛用ありがとうございます…
トロニカさん

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