令和6年度水防演習について感じたこと
1週間前に酒匂川で開催された「令和6年度水防演習」を観覧させていただきました。

東京から湯河原に移住して19年、これまで「水防演習」という行事に対して全く知識もなく、縁遠く感じていました。
主催者の神奈川県のHPをみると数年に一度、定期的に酒匂川と相模川で行われているとのこと。
関係各所の演習的要素だけでなく、「地域住民の水防への理解を深める」目的もあるようです。
湯河原も主催に含まれていることから町として、もう少し告知などを強化して住民に目を向けてもらうことも必要では?と早速痛感。
なお、現地の模様はライブ中継も行われていたようですが。
さて湯河原町議会からは議長をはじめ13人が公用車2台に分乗して現地へ。
開会〜演習開始
警察、自衛隊などをはじめ、地域の防災課、消防本部、そして開成町を加えた消防団が一同に集まり開会式。
会場周辺をみると、一般の観覧者はちらほら。なんとなく寂しい。
そして早速、演習へ。

演習内容は大型台風が関東地方に上陸し、神奈川県を通過する想定で進行。

時間とともに変化する状況を想定し、ライムラインに沿って演習がひとつひとつ丁寧に行われます。



と、ここまでは水防に関わる様々な演習。
内容的には非常時に備えて関係各所で訓練されている努力の賜物だったと思います。
が、正直細かい作業が中心だったので観覧している方々になかなか伝わりづらいのが残念。
また今回は、酒匂川のような大きい河川での想定でしたが、身近な河川でも起こりうる事態のシミュレーションもあっても良いのではと感じました。
救出・救助演習
さてここからの後半は主に、人命の救出・救助に関わる演習。
ということでヘリコプターや大型重機を使っての実演です。



TVや映像ではよく見ますが、実際には滅多に見ることができないシーンが続出。演習のためTVのような「演出」はなく、人命に関わる緊張感はあまりありません。
とはいえ、実演している方々が有事の際を想定して最新の技術などを駆使し、真剣に取り組んでいた様子は十分伝わりました。
まとめ
湯河原町からは地域政策課、消防本部、消防団の方々が参加した本演習。
個人的に感じたことは3点。
1)地域住民への啓発に繋がるように
(会場内から見た個人的な印象ですが)住民の方々の観覧者が少なく、ライブ中継の視聴数も約500回。
事前の告知が足りないのか、内容的な部分なのか・・・
やはり、地域を災害から守るためには、一般住民の意識向上が大切だと思います。
今回も様々な関係機関の方々が苦労して準備し、そして実際の演習をもっと活かさなくてはならないという視点から、
住民への啓蒙につながる取り組みをもう少し工夫しても良いのでは
と感じました。
2)もっと身近なシミュレーションがあっても・・・
前出の文中で書きましたが、今回は大きな河川での設定だったので、湯河原町での想定がなかなかしずらい内容でした。
「大は小をかねる」点でいえば、このような素晴らしい技術などの理解は深まったものの今後本当に役立てる意味では、湯河原町のような環境で情報伝達はどうなるのか?大型重機やヘリコプターは使えるのか?ライフラインはどのように復旧させるのか?など
住民意識が高まる「身近な環境設定でのシミュレーション」
もあっても良いのでは、と感じました。
3)来賓として観覧させていただく意味は?
すでに町内で来賓として観覧させていただくことは多々ありましたが、今回のような広域エリアでの行事は初めて。
そんな中で感じたことは、やはり来賓として招かれる意味です。
当然ですが、最も重要なのは住民の代表として観覧させていただいているんだ、という意味合いがあること。
この場は、近隣自治体の同系会派への挨拶のためではない、自分の顔を売る場ではない、という点。
そしてあろうことか、居眠りをする場ではないという点。(←近隣自治体の議員さんでしたが)このようなスタンスの方が一人でもいる・・・
だから議員と住民の距離が縮まらないだな・・・
と感じました。
と、一部複雑な気分になりましたが、ポジティブに体験したことを湯河原のために生かせるよう振り返りメモを書きました。
