それが入ってたら即優勝──私の好きな特撮アクション三種の神器
特撮を観ていて、「キタコレ!大優勝!」とテンションが爆上がりする瞬間、ありませんか?(……私だけなのか?!)
昭和の頃のように地形を変える爆破は、今ではなかなか見られない。でも、その分、繊細で凝ったアクション演出が今も健在です。
そんな中、私にとっての“アガるやつ”はこの三つ
「長い武器」「壁走り」「水落ち」!
ひとつでも入っていれば、作品の好感度は無条件で3割増し。
三つ揃ってたらその回だけで茶碗三杯いけます。今回はそんな“神器”たちを全力で語ります。
【神器その一:長い武器】
初恋の武器、あります。
私にとってそれは、ドラゴンボールの悟空の如意棒じゃなくて──堺正章版『西遊記』の如意棒。
幼稚園の友達の家で、βに録画された映像を見せてもらった。自在に伸びる棒、その存在感と自由さが「かっこいい」の原体験でした。
以来、私は「長い武器」にめっぽう弱い。
仮面ライダーXのライドルスティック、クウガのドラゴンロッド、Wのメタルシャフト……。
戦隊シリーズも負けてません。カブトライジャーのカブトスティンガー、シンケングリーンのウッドスピア。ロボだってやってくれる。バトルフィーバーロボの槍・錫杖の使い分けには拍手喝采。
長い武器は、その所作に洗練された動きが出る。
持っているだけで佇まいが決まり、振り回す姿の美しさこそ「映える」の真髄。

【神器その二:壁走り】
「えっ、今そこ走った?!」
っていう瞬間、何度でも見たくなる。
壁走りは、演者やスーツアクターの身体能力が問われる大技。
特に仮面ライダー鎧武の葛葉紘汰(佐野岳さん)は、本気で壁を走る。いやもう、走るというか跳ねてる。壁を蹴って方向転換、そしてバク宙。演技というより、ほとんど異能力。
ワイヤーを使って天井を走るのもまた良し。
そしてバルパンサーやガオレットのような獣系ヒーローが、爪を使って壁や崖を登ると、それだけで自分のフィールドを支配している感が出る。
「人間離れ」が、視覚で伝わる。
それが壁走りの美しさ。

【神器その三:水落ち】
スーツで水に飛び込む──それだけで、心からの敬礼。
濡れる、重くなる、乾かすのも大変。それでもやる。
その覚悟にまず拍手。そして、映像としてめちゃくちゃ綺麗なんです。
動きが鈍くなることで、逆に「重さ」が演出になる。
強さの余韻を残す。これはもう、様式美。海で川で湖で用水路で、プールで...ありとあらゆるところに落ちる、戦う。
そして、“水落ちの神”こと諸田敏監督。
彼の演出は、もう「ここまでやるか!」という水の使い方。
最近では『仮面ライダーガヴ』16話、蟹怪人ロジョーの水落ちが記憶に新しい。完全に、溺れてるレベル。
水は情緒。アクションに湿度をくれる。
これが刺さらないわけがない。
三種の神器、それは“魂の沸点”
これらの演出って、ただ派手なだけじゃない。
「本気で作ってます」「本気で演じてます」っていう魂が、動きの中に宿ってる。
だからこそ──
長い武器、壁走り、水落ち。
これが入っていたら、私は即・優勝判定を出します。
特撮って、やっぱり最高だなって思える瞬間たちです。

📌 このnoteについて
橘(たちばな)[Xでは弓削]
特撮とアクションが大好きな、昭和生まれのオタク。
「52歳の私がやりたいこと」をテーマに、日々の好きなこと、特撮の話、思い出、推しごとなどを綴っています。
