父が「吉田拓郎とお別れしてくる」と言って、ライブに出かけた。 #春だったね
拓郎にお別れしてくるわぁ。
そう言って、昨日父が大阪のフェスティバルホールにライブに出かけた。
吉田拓郎は1970年代Jポップの礎を作ったとも言われる。
とてつもない熱狂だったらしい。
80歳という年齢や病気などもあるのだろうが、2022年に引退をした。
父も中学時代にラジオを聴いて衝撃を受け、
拓郎に影響され長らくギターを弾き歌っていたようだ。
ライブに遠征に出かけ、擦り切れるくらいにレコードを聴き、音楽イベントを開催したり。
拓郎と共に人生を生きてきた。
そんな吉田拓郎が復活ライブをするという。
最初、父はチケット取ることを諦めてたのだ。
30年近くライブに行けなかったらしい。
しかももう最後になるかもしれないという伝説のライブ。
倍率もものすごく高くなる。
「応募しても無理だろう」と。
それをきいて「応募するだけすればいいじゃん!」と関係のない自分が、気軽に予約してみた。
すると見事当選した。しかも6列目という神席。
こういうのって全く思い入れない他人の方が楽に動けたりしますよね。
(だからこそ、人に相談するって大事だなと思った。)
「夢みたいなことが起こった….」
と父は途方に暮れていた。それくらいに嬉しかったのだろう。
吉田拓郎は80歳。
父も70歳。
もうこれが吉田拓郎の正真正銘の最後のライブかもしれない。
「拓郎とお別れしにいくわぁ」
と出かけて行った。
ラインが入ってたが、
普段は感情を見せない父が、「感涙」だったらしい。
そりゃそうだろう。
青春を捧げて、70年ずっと日常の中にいた吉田拓郎の、
「もしかしたら最後のライブ」なのだ。
もちろんまたライブするかもしれないけど、
もうお互いに若くないのだから。
人生を通してファンでいるって、
理屈とかでは説明つかないほどの重みと感動があるんだなと教えてもらった。
誰が見てなくても、
誰に評価されなくても、
自分しか応援してなくても。
自分が良いと思ったものを、何があっても応援していく。
推していく。続けていく。
そんなものが一つでも見つかったら、
それはすごく幸せなことだ。
自分にしか分からなくたって良いし、自分だけが感動できたら良いのだと思う。
これ好きだな!とか、これ良いな!
と思ったものがあれば、迷わず、理屈なんて取っ払って、飛び込んでみる。
なんでもネット検索できる今だからこそ、
検索できない自分の直感を信じる勇気。
父は吉田拓郎を人生を通して推せて、幸せだろうなと。
そんな風に思った。
昨日のライブのアンコール曲はこちら、
「ガンバラナイけどいいでしょう」
僕も大好きな曲です。
