ピラミッドで3万円ぼったくられた話。“NO”が言えなかった僕と、ラクダ使いの心理テクニック
ラクダ使いのぼったくり。
三万円以上。
ラクダに乗ったら、財布が文字通り空っぽになってました。
ラクダ使いのおじさんは、ぼったくりプロ中のプロです。人生かかってる分テクニックがすごい。
心理学とかマーケティングとかで教わるようなテクニックが盛り込まれてます。だから断りづらい。
闇金ウシジマ君ばりに取り立てが上手いので皆さんご注意を。
厳かなイメージのピラミッドで、
お金取られるなんて夢にも思いませんでした。
もうその日は悔しすぎて部屋にかえってから、
ああああーーーー!もうあの人なんやねん!
って感じになりましたw
ただ悔しがっても金は戻らないし、
海外では自己責任です。
悔しさを活かすため、なぜ3万もぼったくられたのか。
それをちゃんと記事にして昇華させます。
正直綺麗にぼったくられてるので、記事にするの恥ずかしいのですが、
これは格好のブログネタですね!
ただの愚痴にならないよう、なぜ断れなかったのかを中心に書きます。
誰かの参考になれば幸いです!
※言いたいことありすぎて今回文章ながいです!
チケットを人質に取られた
早速今回の経緯を話します。
まず昨日の記事にも書いたのですが、
この日はピラミッド近くのホテルにチェックインしました。
そのホテルがまさかのフェイクホテル。その対応で正直かなり疲れていました。

ただピラミッド自体はすぐ近くなので、徒歩で向かいました。
疲れてる時は判断力が鈍るというのもあると思います。
そしてまず思ったのが、どうやって中に入れば良いのかわからない!
まず目に入ったゲートに行くと、警察が立っていてチケットを買えと返される。
そしてなぜか隣に立ってたおっさんに、
「ラクダに乗っていけ!ラクダに乗らないと中には入れないぞ!みんな乗ってる。俺に言えば安くするぞ。」
一瞬ラクダ乗った方が良いの?って思ったけど、正直わからんこと多すぎて、そして多分これは騙されそうになってると思って断って逃げた。
正攻法のぼったくりなら回避できるようになりました。
そしてまた別のゲートにたどり着く。
そこでまた一人の男が近づいてくる。
その人は、
チケットカウンターはあっちだ。つれてってやる!
と言っていた。
実際のとこゲートもごった返してて、チケットカウンターもわからなかったので付いていく。
チケットは大体2000円くらい。
おっさんが、こっちの方が空いてるぞ!とめちゃめちゃ親切にしてくる。
ああ、これは多分後で色々請求されるやつだ。と頭で思いながらついていく。

そして無事チケット購入!
すると案の定その男が、中はラクダか馬じゃないと入れないぞ。
俺が紹介するからこっちついてこい!
と言ってきた。
予想はついていたので、必要ないと断って一人でゲートに向かいました。
ここまでは自分のペースを崩さずちゃんと断れました。
ただ問題はここからです。
また別の男が登場します。
その男はこう言います。
「俺はオフィシャルだ。ほらIDカードもあるだろ?お前のチケットをちょっと見せてくれ」
と言いながら半ば無理やりチケットを奪われる。
え、、なんでチケット取られたの??
と思って言い返す間も無くガンガンとゲートに向かっていく。
このおっさんなんなんだ。と思っていると急にガイドが始まる。
(後で分かったのですが、この人たちはチームで連携して動いてます。なのでスムーズ。)
この時点で普通は自分も断って逃げます。
ただ今回の問題点は、チケットを奪われていたこと。
完全に主導権を向こうに渡してしまい、強く断れない。
チケットが人質になっていました。
さらにガイドされたことで、なんか断りづらくなる。
心理学とかでよくある、返報性の原理に似た状態です。

もたもたしてる内に、おっさんの強引なペースでガンガン奥に進んでいく。
そこにはラクダと馬がたくさんいるゾーン。
そしておっさんはこういう。
「聞いたと思うけど、ピラミッドは馬かラクダでしかいけない。smallプランは20ドル、mediumプランは40ドル、largeプランは60ドルだ。どれが良い??」
この時点で正直おかしいとは思っていた。
でも既にガイドをしてもらっていることの後ろめたさ、チケットを奪われたことの不安で、感覚が麻痺してしまっている。
そして周りに観光客も少ないところで、明確に判断ができなかった。
まぁsmallなら20ドルだ。20ドル渡して解放されるのならば別に良いか。
ということで、渋々だが20ドルのプランを選択した。
これも心理学でよくある、
選択肢を出すと、断りづらくなるやつと似てますね。
するとおっさんは笑顔になって、ラクダの場所に行く。
ここまでで一番の問題は、チケットを相手に渡してしまったこと。そして強引に奪い返さなかったことです。
そのせいで最初からペースが相手側に移ってしまいました。
まさかのラクダのおっさんもグルだった
そしてラクダ使いのおっさんの指示で、ラクダに跨る。

ラクダが立ち上がると視野が上がって、見晴らしが良くなった。
ああ、まぁこれで20ドルなら良いか。と納得させようとした。
する突然ガイドがこんなことを言ってくる。
「本当にごめん。今聞いたらsmallプランは今日やってないらしい。だからmediumか、largeのどっちかしかないんだ」
えええええええええ、
なんだそれは、絶対お前最初からそうする気だっただろ。
流石にそれは気づきます。
でももはやその時は、いろんなことがありすぎて感覚が麻痺してしまいました。
もちろん嫌な顔したし、話が違うとも言った。
拙い英語だけど頑張った。
でもそんなんでこの人たちが納得するわけもなく、
一向にラクダから降ろしてくれない。
ああ、もうなんなんだこの人たちは。と思いながら、
面倒だから40ドルのプランで妥協した。
ここら辺も押し売りとかでよくありますよね?
部屋に少しでも入れてしまうと、断りずらくなるみたいな。
そして40ドルをそのガイドに手渡しする。
すると今度はこんなことを言ってくる。
「この40ドルはガイド料だ。このラクダ使いのおじさんにも、終わったら追加で料金を渡してあげてくれ。」
は???????????
え、だって40ドルでラクダツアーじゃないの??
どういうこと??
と頭がはてなでいっぱいになって、もはやパニックになっている。
わけわからん状態でラクダが歩き出す。
するとこんなことを言ってくる。
「このラクダツアーは300ドルだ。後で払ってもらうよ」
え、、、300ドル??
いやいやいや高すぎでしょ。
なんでこんな興味のないラクダツアーに大金を払わないといけないんだ??
そう思ってすぐに、そんな大金は払えない。今手持ちのお金がないし、降ろしてくれ。
そう伝えた。
しかしラクダ使いは折れない。
「なんでだ?、300ドルなんて当たり前の値段だ。みんな乗ってるだろ?」
それでも渋って降ろしてくれと伝える。すると、
「わかったよ、じゃあ160ドルでどうだ???欧米人は金持ちだから300ドルにしてるけど、お前は日本人だ。だからお前のために160ドルにしてやる。」
もう訳がわからない。
だって断っても、嫌だと言っても、無視してラクダを進めるのです。
しかもなんとなく情に訴えるような言い方をしてくる。
日本では絶対にあり得ないほどの強引さに、パニック状態でした。
写真をたくさん撮られてしまい、さらに断りづらくなる
そしてなんかめっちゃ写真を撮ってくる。
「まぁとりあえず写真を撮ってやるよ。後でちゃんとお金は払ってくれよ?俺はお前の友達だ。」
と言いながら、ほぼ強制的にカメラを奪われ写真をたくさん撮ってくる。
ピラミッドをつまんでる写真とか、

岩を持ち上げてる写真とか、

色々。
言いたいことはわかります。
いや楽しんでそうじゃん?めっちゃポーズ決めちゃってるじゃん?と
すいません。本当に断れなかったのです。
多分これは自分が日本で長年生活する中で、空気を合わせることが無意識の習慣になってしまっているのです。
もちろん日本人全てというわけではありません。
ただ日本にはそういう習慣が少なからずあると思います。
そして自分は特に空気を壊したくない。という思い込みが多分強いのだと思います。
そしてここまでやってしまうと、心理学とかマーケティングとかに明るい人は分かると思うのですが、一層断りづらくなります。
既にたくさんガイドをしてもらった、ラクダに乗せてもらった、映える写真をたくさん撮ってもらった。
小さなyesを積み重ねてしまった。
そうすると頭では嫌だと思っても、払わないといけないのでは?という気持ちに傾いてしまう。
その時そのラクダ使いはこう言います。
「とりあえずここで支払ってくれ。160ドルだ」
もう一連の流れで疲れてて、160ドルで解放してくれるんなら早くそうしてくれと思うようになっていた。
そしてバッグを見ると、そんなにお金持ってない。
それを伝えるとおっさんは、財布を見せてみろ。とここでも強引に奪ってくる。(日本では財布を奪って、中身を堂々と取るなんてないですよね?)
「とりあえず中身は全部もらうけど、あとは最後にATMで下ろしてくれ。」
いやもう、取り立てじゃん。
闇金ウシジマ君と同じじゃん。
自分には関係ない世界だと思ってたのに、ラクダ使いのおっさんがウシジマ君に見えてきました。

そしてその後もパシャパシャと求めてないのに写真を撮られる。
「楽しんでるか?お前は俺の友達だ。幸せになってほしいんだ」
本当に腹たつけど、こう言われて怒れないです。
もちろん誰が言ってんねん。って思うけど、表面上はフレンドリーにされると強く言い返せない。
ああ、自分が30年で培われた波風立てたくない気質は、ここでも災いするのか。
という感じでここまでくると、
払わないと言う選択肢はなくなっていました。
あと自分はあまり英語も聞き取れないので
コミュニケーションハンデもありました。
なので一層相手のペースに飲まれました。
ラクダを降りてもぼったくる根性
そしてATMまで本当についてきて、お金を降ろせと言われた。
ええ、払いましたよ。
振り返って冷静になると、キレ散らかして逃げればよかったんです。
でもできなかった。
その後もお土産屋に連れてかれたり、
無料でゲートまで送らせてくれと言われて、最終的にチップをねだってきた。
絶対にお金を取るという根性を感じました。
ガイド料=40ドル
ラクダ料=160ドル
その他奪われたチップを含めると、
3万円オーバーを支払ってしまった。
noと明確に言わないと、マジでお金をとられます。
ラクダ使いはぼったくりのプロ
振り返っておもうけど、
彼らはお金を取るためのコツを熟知してる。
①チケットカウンターに丁寧に誘導する。
→先に優しくすることで断りずらくする。
(返報性の原理)
②オフィシャルを装う。
→IDカードを見せられると信頼性が上がる。
(権威性)
※権威性を示されると一気に信じやすくなる。
SNSのフォロワーとか月収〇〇円もこれと一緒。
③チケットを奪う
→主導権を相手に渡してしまう。
(セールスで家に入られると断離づらくなるやつと似てるかも。)
④勝手にガイド始める
→これも断りづらくする布石。
ガイドを本気でするつもりなんてない。
⑤選択肢を3つだす。
→ABCどれにする?と言われると、断るというアクションを咄嗟に取りづらくなる。
⑥ラクダに乗らせてから強気でお金を要求
→乗ってしまったし逃げられないかも。という心理になる。しかも2対1という構図になる。
(一貫性の法則とかに近いかも。)
⑦写真を大量に撮る、友達だと連呼する。
おそらく彼らはずーっと観光客をぼったくっている。そしてそのノウハウを共有している。
ラクダのおっさんは25年その仕事をしてるらしい。
ということは25年間、ぼったくりスキルを練習してるのだ。
そりゃ強いわけだなと今なら思う。
そして自分は英語があまり得意ではない。まくしたてられると聞き取れないのです。
そのコミュニケーション上のハンデも相まって、ペースを握られやすくなりました。
ちなみに後日、タクシーの運転手にその話をしたら、彼もピラミッドでぼったくり被害にあったらしいです。w
写真を無理やりとらされて、携帯かえしてほしくば金払えと言われたとのこと。
地元民でも油断するとぼったくられるそうです。
チームでぼったくりをする
最初のチケットの誘導役、ガイド役、ラクダ役、お土産屋までみんなグルでした。
(こっそり賄賂渡し合ってるの見た)
だから流れがスムーズだし、連携して圧をかけてくる。
この流れにハマってしまうとなかなか抜け出せません。
対策は、キレて断ること
ピラミッドでのぼったくり対策はこんなかんじです。
①まず向こうから近づく人の声はガン無視
ラクダに乗らないと入れない、歩きで観光する人なんていない。距離がありすぎてつかれるよ。
全部全部嘘です!だからガン無視、目を合わせないを意識しましょう。
②チケットカウンターの場所は旅行者に聞く。
ピラミッド付近で現地の人は誰がぼったくりかわからないので、同じ立場の旅行者にききましょう。
③キレてでも断る
もしも無理やりガイド始まったら、キレてでも良いから立ち去りましょう。
誰かを頼っても良いので死ぬ気でNOをつきつけましょう。
やんわりと分かってもらう。みたいなのは絶対通用しません。
④最低限の知識は入れておく
・ラクダないと入れないなんて大嘘
・ガイドは突然はじまる。
・チケットカウンターの場所の把握
・無料のサービスはありえない
絶対に譲らない。絶対に断る。という大げさな意思表示が大事です。
あとは開園と同時にいくのもおすすめです!
朝7〜8時とかから入ればぼったくりの数も少ないので比較的安心です。
NOと明確にいわない弊害
今回の体験で思ったのは、NOを言わないと相手に主導権を奪われるということです。
日本ではたとえば、明確に言わずに断るってよくありますよね。
例えば嫌な飲み会のときに、
「ちょっと仕事が立て込んでて、、ゴニョゴニョ」
嫌な誘いのときに、
「その日は予定あって難しいかも、、ゴニョゴニョ」
みたいな!
自分も常習犯なのでわかります。
そして意外と日本ではそれで通用するし、それ以上踏み込んでくる人は逆に敬遠される。
でもそれって良いことなのでしょうか。
はっきりと断らないと、その時は良くても次もまた同じことになります。
また空気をよんで断りきれず、嫌な誘いにのってしまったりもある。
あるいは仕事で無茶な要求をうけて断れなくて、要求され続けるということもある。
空気を読むのももちろん大事なときもあります。
でもはっきり言うべき時には言わないと、
今回のラクダの件のように、お金をとられます。
お金ではなくても、時間や自分の感情や自尊心を失ってるかもしれません。
それに相手に嫌と言わないと、相手も分かってはくれません。
波風を立てないのは良い側面もたくさんある。
けど大事な時や、自分の意思表示は明確にした方が生きやすくなると思った。
まとめ
ということで今回はラクダぼったくり事件についてまとめました。
3万円以上をしっかりぼったくられたのは、
正直自分を情けないなとおもってしまったし、
恥ずかしいなともおもった。
(鴨がカモネギしょってきた!)
でもこれを出さないともったいない!
こういう後悔や反省こそ格好のブログネタだし、
次ピラミッド行く人がいれば参考にしてほしいです!
ということで記事にできたことで、思考を整理できて次に活かせそうでハッピーです。
これも旅の醍醐味ですね!
※ぼったくりさえちゃんと避ければピラミッドは本当に素敵です!
なので是非行ってみてください!(こんな記事書いといて矛盾ですが。笑)
声かける人は全無視すると決めるのが大事です。





