悩んだって仕方ない。アフリカから学んだ「とりあえずやってみる」思考。
先日アフリカを旅した時のこと。
路上販売をする人がたくさんいた。
靴や、服、携帯のケースや充電器など多種多様。
自分は買わなかったが、声を張り上げて売り込をする姿が印象的だった。
ふと疑問に思う。
「彼らはなぜ路上販売をするのだろう。」
「どうやって物を仕入れるのだろう。」
当たり前だが日本では、そんな風にする人はいないので、
全くイメージが湧かないし、背景が想像できなかった。
そんな自分の疑問に答えてくれる本を読んだ。
「その日暮らし」の人類学
なんとも面白そうなタイトルではないか。
この本によると、
アフリカの人たちには、日本のような将来に備えるという考えはあまり一般的ではないらしい。
反対に、その日のチャンスに飛び込み続けるという「前へ前へ」思考がある。
つい先々のことを考えて不安になりすぎる自分にとって、
それは一つのヒントのように感じた。
自分たちの当たり前は、当たり前ではない
「当たり前」の基準は、環境によって大きく変化する。
日本だと将来のために資格を取ったり、スキルを磨いて多くの収入を望んだりする。
至って当たり前の話だし、程度の差はあれ「おかしい」と思う人は少ないだろう。
けどアフリカには、「将来に備えて」という思考があまりないそうだ。
日本では、終身雇用や年功序列賃金制度が期待できなくなっても、仕事をやめないことを美徳とするのが主流である。しかし世界的に見ると、農業や漁業をのぞいて、一つの仕事を老いるまで続ける人の方が圧倒的なマイノリティだ。
中略
タンザニアの都市部では、路上商売や零細製造業、日雇い労働などの職種を渡り歩く人々こそが、社会経済の主流派である。
日本では当たり前の「一つの仕事を長くやる」という発想は、実は世界的には珍しいというのも意外だった。
タンザニアでは、「仕事を転々とする」人ばかりだから、仕事変えようが特に話題にものぼらないらしい。
アフリカという土地だからこその生き方があるのだろう。
本書でも書かれてるが、
日本人である僕からすると、「大変そうだな」と思ったりするが、
彼らにとってはそれが当たり前なのだ。
当たり前と思ってることは、
実は当たり前ではないかもしれない。
前へ前へ思考
なぜタンザニアの都市部では、職種を転々とするのが当たり前なのだろう。
本書によると、
生活が不安定すぎるため、計画しても意味がないからと書かれている。
タンザニアでは、一つの仕事に収入源を一本化するのはリスキーな事である。運良く仕事を見つけても、何ら保証もなく首になることが多いし、給料カットや長期未払いは日常茶飯事。
計画したって勉強をしたって、来年にはもう需要が無くなってたりする。
将来に備えて一つに固執すると、文字通り生きていけないのだ。
そのため、
目の前にあるチャンスには何でも飛び込む方が生存確率が上がる。
これを「前へ前へ」思考と読んでいた。
自分が、何かをして将来に活かそうという発想を持てるのは、日本が安定してるからなのだと気づいた。
小さく試して動いていく
僕がアフリカの「前へ前へ」思考から学べることは、
もっと小さく試していこうということだ。
例えば、「このスキルを学んで仕事に繋がらなかったら…。」と思うと動くのが怖くなる。
だけどアフリカの彼らは、「試してダメなら、次を試せば良いじゃん。」という感じなのだろう。
重くとらえずに、小さく、軽く動いていこう。
そんな風に思った。
「完璧に整えてから動く」
実は世界的に見ると珍しいのかもしれない。
わからないままでも動いてみる。
失敗したら、その時また考えればいい。
そんな軽やかさを、これからの自分の生き方にも少しずつ取り入れていきたい。
