毎日超短話512「チョコレートの使者」 #バレンタイン一句
これ、いる?
差し出されたのはチョコレートなのだけど、丁寧にラッピングされたそれは、つまりその、本気度の高いやつだと思う。その子が渡したいのは俺ではなくて、俺のともだちであるはずで、これはつまり、そのともだちに渡してくれない? って話なんだろうと思う。
俺が渡して、俺がアイツと付き合っちゃってもしらないよ?
どうしようもない気持ちを冗談ぽく言ってみると、彼女は「じゃあ、応援してるね」と笑った。バレンタイン前に玉砕しちゃったから、それは供養にあげるよ、そう付け加えて。今はこれでいいか、とりあえずチョコレートは美味しいし。
なんとなく生きづらくある世界からチョコレートの使者がやってくる

バレンタイン一句企画に参加させて頂きます。しちさんの画像を使わせてもらいました、ありがとうございます🙇
一年前の超短話↓
