ドイツ企業に就職して1年が経ちました
ドイツ企業に就職して1年経ったので、振り返りを書きたいと思います。
ドイツ企業で働くことになった経緯などは以下に書いています。
2ヶ月目の時にも振り返りを書きましたが、その時とは少し状況が変わりました。
現在行っていること
元々フロントエンドを強みとするフルスタックエンジニアという形で入社しましたが、入って半年ほどしてから開発メンバーの総入れ替えがあり、それに伴い私の役割も少し変わりました。
プロジェクト自体は変わらず、bundesagentur für Arbeit(ドイツの連邦労働局)のmein NOWという職業教育や継続教育に関する情報を提供する全国的なオンラインポータルの開発なのですが、最初は開発のみを受け持っていたところから、現在は要件定義、タスク分解、新機能開発、保守、プレゼン、ドキュメント作成、などなど、包括的な仕事を行うようになりました。開発タスクはフロントエンドタスクが現在ほとんどないので、パイプラインの修正やAPI作成などのタスクを行ったりしています。自分の得意とする範囲を超えた仕事ができて、大変ではありますが、やりがいも感じています。
また、開発以外の仕事が増えてくるに伴ってミーティングの量もかなり増え、今は1日の半分ぐらいミーティングに費やしたりしています。
あとは新しく入った同僚の技術メンターも担うことになったので、ペアプロも頻繁に行ったりしています。
その状態で自分のタスクでも進捗を出さないといけないので、それなりにバタバタしながら働いています。
それ以外では、会社で新しく自社サービスを開発することになりました。
自社サービスをやりたいというのを新しく入った同僚が言ったので、それなら一緒にやろうと上司に話をしたのですが、やるからには資金調達から全て自分たちで頑張ってやりなさいということで、まずはドイツのベンチャー企業に対する公的援助の応募(Zentrales Innovationsprogramm Mittelstand (ZIM))の準備を現在進めています。その書類がまたとても難しく、正直意味わからないことばかりではあるんですが、同僚たちに助けてもらいながらなんとか進めています。まだ応募できていないので実際に結果が出るかどうかはわからないんですが、お給料をもらいながら安全圏からこのような挑戦ができるのはとてもありがたいことだと思うので、必死に頑張っています。
その他は社内向けのアプリのリードや、(ハードウェアの)技術管理者を行ったり、勉強会やハッカソンを主催したり、新人のメンターを行ったり、開発者という枠組み以外でも結構な役割を担う感じになりました。
色々と迷走している気もしないではないですが、これも挑戦だと思いながら日々過ごしています。
ドイツ語で働くことについて
自分ではそこまでドイツ語が伸びた自覚はなかったんですが、この前一年前にミニジョブで働いていた時の同僚と会ったら、めっちゃ流暢になってると驚かれたので、流石に一年間毎日ドイツ語で働いているとだいぶ慣れてきているみたいです。
まだまだネイティブとの差は大きく、もっと勉強しないとと思いながら日々過ごしています。
ただ、普段の仕事では幸い全く問題ない程度にはなりました。最初は発表などは遠慮していたところがあるんですが、挑戦していくうちに、次こういうのやってくれない?と頼まれるようにもなり、嬉しい限りです。
自ら挑戦した道だとはいえ、最初はどうしてもカタコトだし、遠慮する部分もあったんですが、今では同僚と積極的に討論をしています。聞き返されることもないので、まあ普通に通じているんだろうとは思います。たまにその表現面白いからこっちの方がいいよと言われたりはしますが。笑
働き方について
出社は必須ではなく、フルリモートでも良いのですが、私は天気が極端に悪い日以外は積極的に出社しています。
純粋に同僚とコミュニケーションを取るのが楽しいというのもありますが、出社した方が楽だと気が付きました。
出社をして17時頃まで残っていると、もう帰った方が良いよ!大丈夫?とめちゃくちゃ心配されるのでそれまでに仕事を終わらせようという意識がつくのでとても集中できます。あとは、仕事の合間にやるテーブルサッカー(Kicker)が楽しいのもあります。笑
家だと集中していると気が付いたら21時とかになってることがよくあるので、オフィスでメリハリをつけて働くのが性に合っているのかもしれないと思い始めました。とはいえ天気が悪かったり朝眠かったりすると出社したくないので、あくまで選択制ぐらいが丁度良いんですが。
休暇については、正直こんなに休暇をとっていいの?というぐらいちゃんと休めてます。特に私は最初から結構働きすぎていたせいで、同僚から注意されたり、休暇中にスラックの返事をしたりしていたら怒られたりして、ようやく休暇は休暇に集中できるようになりました。
お給料について
昇給に関しては、自分からボスと面談を組んでアピールしないと上がらないという話を同僚から教えてもらい、びっくりしました。半年から一年ごとぐらいで、自分からボスにコンタクトをとって、面談をしてそこで自分がやったことと、それに伴いこれだけの昇給を希望するというのをいう必要があるみたいです。
この制度にはかなりびっくりして、自分から昇給希望額を言うのって本当に失礼じゃないの?大丈夫?というようなことを同僚に何度も聞きましたが、全く問題ないらしく、却下されたとしたらそれはそれだから別に気にする必要もないと言われました。
そこで、私もこの度昇給のための年次面談を申し込んで、この度無事結構な額を昇給することができました!その面談にあたり、いろんな同僚に話を聞いたんですが、ある同僚は「屈強なドイツ人男性に華奢な日本人が1人で挑むのは大変だから誰か連れて行ったほうがいい」と言ったり、「誰かを連れていくとそれは自分が1人では何もできないということを露呈するだけだから1人の方がいい」「せめて同じチーム内のリーダーを連れて行った方が色々説明してもらえていい」など、色々言われたんですが、考えた結果、1人で挑むことにしました。
めちゃくちゃ緊張しましたが、ボスとは結構趣味が合うこともあり、私が今個人的に開発しているアプリの話をしたり、カンファレンスにプロポーザルを出したけど返事が返ってこなかった話をしたり、いろんな話をしているうちに穏やかに進みました。
ボスの私に対する評価としては、結構高くて、嬉しい限りでした。ボスのフィードバックは、
十分な技術力がありつつも更なる勉強も行なっていて素晴らしい。社外でも積極的に技術者としてのコネクションを広げようとしたり、カンファレンスやハッカソンに参加したりなど積極性は今まで出会ったエンジニアの中でもトップクラスだ。またその学んだ知見を勉強会などで社内に共有する姿勢もとても良い。君は社内のエンジニアのモチベーションをとてもあげている。君を採用して本当に良かった。今後の会社の展望に関しても、僕と同じ景色を見ているように感じる。ぜひ君には今後も投資をしていきたい。
みたいな評価でした。正直厳しいことも言われるかなと覚悟していたんですが、かなりベタ褒めで正直嬉しいやら恥ずかしいやらでした。カンファレンスにプロポーザル出してみたり(私は通りませんでしたが・・)や勉強会主催、ハッカソン参加、技術記事書くなどは私の周りのエンジニアは皆やっていることだと思っていたので、ここまで評価されるとはという感じです。これは私と仲良くしてくれているエンジニアの皆さんの意識が高い分私もつられて上がっている感じだと思っているので、ありがたい限りです。
具体的にどれぐらい昇給したかに関しては金額のことなので、ちょっとだけクローズドということで有料にさせてもらいます。興味のある方だけ読んでください。(金額以外には大したことは書いてません。3年程度しか経験がなかったエンジニアがドイツで転職して、1年ちょっと経った結果これぐらいもらえるようになったという参考までに。)
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