クスクス、文化遺産登録されたってよ!〜ラム肉ボールのクスクス
一昨日のこと、iphoneのプッシュ通知で入ってきた速報。
マグレブのクスクスがユネスコの世界無形文化遺産に登録された。
パリはユネスコ本部のお膝元だし、マグレブ系の移民が多いこともあり、情報が早い。少し遅れて、日本語のニュースにもなっていた。
申請した4カ国のコメントがいい。
4か国は「クスクスはあらゆる社会・文化イベントで食されており、普通であると同時に特別だ」と訴えていた。さらに「家庭で頻繁に登場するため普通で、食事を共にする共同体の集まりでは場をまとめ雰囲気を和らげる役割を果たしているため特別だ」としている(上記サイトより抜粋)
「普通であると同時に特別」
クスクスのような存在に私はなりたい。なんつって。
そういえばユネスコの無形文化遺産って、たしか「和食」も入ってるんだよね。
私がパリに最初に赴任した年にたしか登録されて、話題になっていたことを記憶している。
ちなみに今年は、日本の伝統建築「工匠の技」なるものも登録されたらしい。
このページにまとめられているけど、歌舞伎・浄瑠璃などの伝統芸能に加えて、地方の祭りや神事の行事なども結構登録されている。
ここにあがっている祭りめぐりをしながら、その土地の美味しいものをいただく旅なんて最高だなあ・・・と思いを馳せつつ、心はクスクスに戻る。
あれは先月のこと。ボジョレー解禁に合わせて、いつもお世話になっているケイチェルおじさんレシピで初めておうちクスクスをしてみた。
クスクスが身近なフランスに住んでいるくせに、こんな美味しいものを今まで作っていなかったことを激しく後悔したものだ。
ということで今日は、世界文化遺産登録を記念して、クスクス、作ろう。
前回は鶏の骨付き肉とメルゲーズ、アニョ(羊肉)のオールスターを投入したけれど、食にうるさい乙女なOtto氏のコメントがこちら(コピペ)
「改善するとしたら、骨付き鶏の変わりにブレット(boulette 肉団子)、もう少しスープ多め、クスクスの炊き方も要改善(どのようにかは謎)」
よっしゃ、今日はこのポイント、全部KAIZENといこう。
メルゲーズはあまりお好みでなかったようだったから、今日はラム肉のブレットのみでクスクスのスープを作ることにきめた。
まずはブレットから。ラムのもも肉(gigot d'agneau 200g)、牛ひき(200g)、たまねぎ、硬くなった前日のバゲット、たまご、クミン、塩胡椒。

今年買ってよかったものぶっちぎりNo.1な私の力持ちなボーイフレンド、キッチンエイドのフープロに、バゲットを粉砕してもらう。

つぎに、ラム肉を適当な大きさに切って、ミンチ。牛ひきも最後にいれて合わせてミンチ。

挽きたて肉にみじん切りたまねぎ、たまご、たっぷりめのクミン、塩胡椒して粘りが出るまで混ぜる。ハンバーグと同じ要領。

均等な大きさの団子状に丸めよう。

小麦粉を薄くまとわせる。
幼少時、泥団子作りするの好きだったなあ。

オリーブオイルで全体に軽く焦げ目がつくくらい、焼く。
これでラムボールの完成。

次に野菜を準備。
今日は、ズッキーニ、にんじん、カブ、赤黄パプリカ、たまねぎ、にんにく。ちなみににんじんの下の黄色いものも、カブ。

通常は鍋で野菜を炒めてもいいけど、ミートボールを焼いたときのアニョ&牛の油を無駄にしたくないので、野菜を炒める際に利用することにした。(最初から鍋でミートボールを焼いておけばいい話ではある)
にんにくのみじん切りに続いて玉ねぎを炒める。

他の野菜を全部投入。今回はカブを最初から加えてみる。

野菜がある程度炒まったら、鍋に入れる。そのうえにラムボールをのせて、水を入れ、トマトペースト、クミン、塩胡椒をいれて蓋をして煮込む。

スープが足りないとのコメントだったので、水を追加して多めに。
味見しつつ、調味。あー相変わらずラムエキスが効いていて、とても美味しい。
ここまでできたら、そのままクスクスをたく・・・のではなく、一晩寝かせる。
「翌日のカレーのほうが美味い論」だ。

翌日つまり金曜の夜。
要改善事項のひとつだったクスクスの炊き方は。箱裏に書いてある3つめの要領で作ってみた。

オイルひとさじと塩を入れて沸騰させた水にクスクスをいれて4分放置し、クスクスをふくらませる。その後、バターを加えてフォークで細かくかき混ぜながら弱火で3、4分。
できたァ!!!

追いスープとアリッサは別添で。
あー、一晩寝かせたのよかった。スープがとても美味しい。
クスクスおかわりできそうな勢いで、スプーンが進む進む。
Otto氏も、前回よりも腕を上げたなと今回は大絶賛。
ええ、あなたのおっしゃる改善点に忠実に取り組みましたからね!(ドヤァ)

ドヤ顔でこれを書きながら気付いたけど、
ひよこ豆入れるの、忘れた。うわァァ!
