愛犬を、看取る。俺と私の最期の10日間
2025年12月12日、午前9時40分。
私の相棒、俺🐶ことみるぅが、きっかり10歳9ヶ月でその犬生を終えた。
原因は、脾臓由来の悪性血管肉腫。急性で、かつ急速に進行する全身転移型のガンだ。
先月後半から徐々にあれ?と思う瞬間がでてきて、今月に入ってからは急に元気がなくなって、あっという間に、そして日を追うごとに確実に、加速度的に弱っていった。調子が悪くなってからたった10日で、私のもとから去ってしまった。明らかに弱ってしまったのはその10日のうちたった3日だ。
今は正直、あまりに短期間に色々なことが過ぎていき、結果、俺が私の生活の中からいなくなってしまった現実を受け入れられないでいる。こんなことってあるの・・・?
12月8日。調子の悪い俺を連れてかかりつけのヴェテリネに連れていくと、血液検査で重度の貧血だとわかった。白血球の値も高い。その3日後、貧血の原因を探るべく緊急で腹部エコーをとったときに、これは脾臓由来の全身転移型のガンだと診断された。誇張なしに非常に攻撃的で進行が早いガンゆえ、脾臓はパンパンに腫れあがり腫瘍だらけ。他の臓器にも広がり、心臓にも転移しかけていた。獣医さんもこれはお手上げという感じで、もう、何をどうあがいても、手の施しようがないといわれた。
俺が極力苦しむ時間が少なくなるために、そして私との思い出を綺麗なままで終えてもらうために、「安楽死」という、我が人生でもっとも辛い決断をくださざるをえなかった。そして、エコーの翌日の夕方、仕事終わりのOtto氏とともに俺の最期を見送ろうと、安楽死の予約を取った。
でも翌朝、俺の体調が急変。私の腕の中で、自ら旅立ってしまった。まるで私に、安楽死という最も苦しい選択をさせまいとしてくれたように。
いつか必ず、私のもとからいなくなってしまうんだと、10歳の誕生日を迎えたあたりからなんとなく心の準備はしていた。でもこんなに早く、そして突然その日がやってくるとは想像だにしなかった。人生も犬生も、何が起こるかまったくわからない。わからなすぎて、繰り返しになるけれども、夢かうつつかいまだに確信をもてないでいる。
2015年3月12日にフランスのル・マン近くで産まれた俺🐶ことみるぅ。私の30代は俺とともにあり、パリとトーキョーで離れざるをえなかった数ヶ月の例外を除いて、肉体的にも精神的にも完全に我が相棒だった。
順応力に長け、社会性が異常に高い俺。いついかなるときも、私に共感してくれて、私を守ってくれた。コロナ禍なのに楽しく過ごせたのも、ハードな異国の田舎生活を私が生き延びることが出来ているのも、間違いなく俺のおかげだ。
TPOをわきまえるいい子だったので、交通機関やレストランやお店では完全にバッグの中で気配を消してくれた。どこにでも一緒に連れていける子だった。
日本、カナダ、ベルギー、イタリア、マルタ、フィンランド…一緒にたくさん旅もした。自慢の健脚で、いろんなところを一緒に歩いた。
Mocotknitのモデル業も、最後の最後、具合が悪いのにちゃんとまっとうしてくれた。こちらの期待に必ずこたえてくれる、俺なりのプロフェッショナリズムだ。
俺と過ごした10年間の思い出は、数え上げればキリがない。賢くて、猫は天敵だけどヒトも犬も大好きで、ユーモアにあふれていて、いつ何時も愛くるしくて、私にとって唯一無二な幸せの権化、それが私の相棒、俺ことMilouだ。
あと何年かしたら会いに行くから、そのときまで先輩のお友達と楽しく過ごしながら待っていてね。
私のnoteのほとんどに登場する俺。俺がいなくなったら、私も一度、おしまいだなと本気で思っていた。このnoteも今後どうしようかなと、何とも悩ましい。
でも、このnoteは、俺と紡いできた我々の歴史だからなくしたくはないし、天国の俺に届けるくらいの熱量をもって続けていきたいという気持ちもある。今までどおりワイフワークの料理と編み物は続けつつ、別の場所を設けて、俺との思い出や俺亡きあとの日々の心情などを綴りながら、時間をかけて俺ロスを受け入れていけたらと思う。
俺のことを見守ってくださったフォロワーの皆様、今まで本当にありがとうございました。俺はきっと、絶対に幸せでした。私もすごく幸せでした。
突然の体調不良から、しばしのお別れの日まで。何も手につかないから、そのときの状態や感情を残そうと、noteの下書きにメモを残していたので、後半はそれを限定的に載せようと思います。
こんな大変なときによく記録してたな…とも思うけど、壊れる寸前の心をなんとかギリギリ保つために、そのときの気持ちを言葉に残すことが私にとって必要でした。長らくnoteを書いてきた影響もあるのかもしれません。
愛犬の最期という非常にデリケートなテーマに加えて、過去も振り返りつつ俺の健康状態、検査結果、フランスの獣医で言われたことなどや、俺の写真(あまりに辛くみえるものは載せません)、私のやり場のない心情・葛藤などをつらつらと赤裸々に吐露しているので、この記事ならびに今後の俺に関する記事は、ネガティブも私の弱さも安心して吐き出せる場所とすべく、有料マガジンとさせていただくことをご容赦ください。俺と私にとっての一旦の区切りであり、愛情の記録であり、そしてひとつの弔いです。
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相棒みるぅ〜旅立ちのあと
2025年12月12日に、満10歳9ヶ月で旅立った俺🐶こと愛犬みるぅとの最期の日々と、その後を生きていく私の心情を残すための場所です。ネガ…
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