気まぐれリベンジ2025:メロンパンは一日にして成らず
「なければつくればいいのよ」スピリッツの申し子、わたくしユイじょり。
時は2020年、ステイホームでクリエイティビティが爆発した私は、日本には帰れないけど、日本っぽいものは自分で作れることに気づいてしまった。
飲酒党党員に欠かせない乾きものたちも、パリのベランダなし極狭アパルトマン内で、干した。
嬉々としながらザルでアジを干し、ハンガーでイカを干し、万全の匂い対策を講じながら洗濯干しでエイヒレを干していた。
毎日、今日は何をつくろうかとワクワクしていたあの頃。数年後、北フランスに引っ越して、今ではキッチンは格段に広くなったし魚でもなんでも干せる庭だってあるのに、パリにいたころのチャレンジングな姿勢をどうも忘れているような気がしてならない。日本人のこころを忘れたのか我、喝だカツ!
・・・ってことで、気まぐれクリエイティブ魂発動。
久しぶりに日本っぽいもの、つくろう。
5年近くnoteにおうちごはんのことを書いていると、もう大抵のものは作ってきたような気がしているけれど、中には一度チャレンジしたものの残念ながら失敗したものがいくつかある。
一番に思い浮かんだのが、こちら。メロンパンだ。
上からみたら完璧なのに、膨らまなくてペシャンコ。メロンパンならぬメロンクッキー。

初めてつくるのに余計なものいれたから・・?
よし、4年ぶりのリベンジだ!
先週末はちょうどOtto氏も戻ってくるので、朝ごはん用にメロンパン、つくろう。材料がもれなく全部揃う富澤商店のレシピを参考にする。
前回はヴェルサイユの強力粉を使ったけれども、そんな洒落てる粉は北には売っていないので、普通にカルフールBIOのT65(フランス的強力粉)とT45(フランス的薄力粉)を使っていこうね。

そうそう、パンをこねる作業が苦手かつ嫌いな私には、本日より力強い味方がいる。
それが、パリの極狭キッチンで常駐していたOtto氏所有のRobot(KitchenAidのスタンドミキサー)。キッチンが広くなったのに、このRobotを引っ越し後も箱から頑なに出してくれなくて、毎度思い出すたびにブチ切れながら「いつ出すの?今でしょ?」を3年がかりで言い続けていたら、ようやくこないだ出してくれた。「こういうのって使わなすぎたら壊れるんだよ!」が効いたかな。

前回の反省を活かして、イーストの予備発酵をちゃんとしたのち、バター以外の材料を全部ボウルに入れてひたすらこねる(ロボが)。

本体が熱くなってきたら休ませたりして、その間にPC作業をしながらこねることウン十分。ようやく手に取ってもくっつかない程度にまとまる生地ができた。

でも自分の手でこねるより格段にいい
当日は外気温16度。南向きの庭のテラスはかなりあたたかいので、ラップをかけて外に小一時間放置することにしよう。

ウェアは春の新作です🥚
発酵後。今回はパンっと膨れ上がってくれてうれしい。なお、ここでしれっと登場している左側の丸い物体は、前日夜に作って寝かせておいたクッキー生地です。

クッキー生地は8等分して丸めて冷蔵庫にいれておく。

ここがパン作りでもっとも好きな瞬間。生地の空気を抜こう。3、2、1、Go。


パン生地を休ませている間に、クッキー生地を出してきて、円形に伸ばす。

あとは成型。クッキー生地でパン生地をくるんで、砂糖をまぶして、切り込みを入れて、また待つ。待ってばっかりだよねパン作りって。でもいいの、私まつわ。


ようやく焼きに入る。190度のオーブンでこんがりしてらっしゃい!

そしてメロンパン・リベンジの成果が今ここに。


見た目はザ・無骨なメロンパンって感じ(笑)上から見た感じだと前回のほうが美しいけど、前回の膨らまなかった点はとりあえず克服できて、今回はちゃんと膨らんでくれただけよかったとしよう。
さて、Otto氏帰宅翌日の朝。私が8時すぎにのそのそと起きてくると(←とにかく昔から薬飲んでたくらい低血圧なんですというありきたりな言い訳)、早起きのOtto氏によってジュースだの果物だのがすでにスタンバイされていた。あとはメロンパンを登場させるのみってことで、私はただメロンパンを運ぶ作業だけした。
なんてバランスがいい朝食なんでしょう!
待って待ってようやくできたメロンパン、いざ召し上がれ🧡

ここで下の写真の右側をよくご覧ください。クレープに大量のヌテラ*をのせようとしている人物がひとり。うちにいるヒトはもれなくOtto氏だ。メロンパン食べないのーー?😭
(*正確にいうとカルフールBioのヘーゼルナッツペースト。パーム油が使われていないという理由で、彼はこちらのでかいボトルをいつも買っている。。)

Otto氏いわく、「(義母が作ってくれたという)クレープは早く食べないと悪くなるから。メロンパンはおやつに食べる」とのこと。はいそうですか。ちっ、クレープには勝てねーな🇫🇷
そんな氏を尻目に、私はメロンパンをもぎゅもぎゅ。うん、ちゃんとパンになってはいたけど、今度はパンの方にイーストの味が強く出てしまっていたように感じた。調べたところ、発酵のしすぎが原因とか?
待ったのがいけなかったの、ねえ?パン作り、難儀。。。
まあイーストの味が強くても、メロンパンはメロンパン。その後も1日2個ずつ、2人で4日かけて食べ切った。

3日目の朝、Otto氏が「そういえば、メロンパンが最高に美味しくなる方法を見つけた」とのたもう。聞けば、トースターで焼いて間にヌテラを挟む方法とのこと。結局、塗るんかい?まあうちのOtto氏の行動原理から鑑みるに、なんの驚きもないね。


まあ日本で売っているメロンパンでも、なかに生クリームが入ったりしてるやつもあるし、これはアリかも?と、私もOtto氏の推奨どおり焼いてもらって中にヌテラを塗って食べてみたんですけれども。
うーん・・・これは、いい。
失敗は成功のもと。ヌテラは、万能のもと。
「待つのがいけなかったの?」とか言いつつ、また作るんだろうな、私。
3年後くらいに。
