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「勉強って何のためにするの?」と聞かれたら

「学校の勉強って、結局何のためにするの?」
子どもにまっすぐ聞かれて、言葉に詰まったことはありませんか。
今日は、その問いへの答え方の話です。

とっさに出る答えは、たいてい脅しになる

この問いに、多くの大人はとっさにこう答えます。

「いい高校に入るためだよ」
「将来困らないためだよ」

間違いではありません。
でもこの答え方には、共通点があります。
未来の不安を土台にして、今の勉強を正当化しているんですよね。

不安を土台にした答えは、不安がなくなった瞬間に効力を失います。
「今は不登校で、その未来がもう見えない」という子には届きにくい答えなんです。

勉強の本当の役割は、点数の外にあります

学校の勉強には、実はもう一つの役割があります。
それは「まだ知らない世界があると知ること」です。

歴史を知らなければ、今の社会の形に疑問すら持てません。
理科を知らなければ、空の色が変わる理由に気づけません。
数学を知らなければ、世界の一部が数字で説明できることに驚けません。

点数は、この驚きのおまけでしかありません。
勉強の主役は、点数ではなく「知らなかった扉が開く」瞬間のほうです。

「役に立つかどうか」ではなく「世界が広がるか」

子どもが本当に聞きたいのは、こうかもしれません。

今、しんどい思いをしてまで、これをやる意味はあるのか

ここに「将来役に立つよ」で答えると、証明できない未来の話になります。
子どもは、証明できない話を信じるほど余裕がありません。

代わりに使えるのが「世界が広がるか」という物差しです。
役に立つかどうかは、あとにならないと分かりません。
でも世界が広がったかどうかは、その日のうちに分かります。

「今日、知らなかったことをひとつ知れたか」
これなら、不登校の最中でも、家の中でも確かめられます。

親にできる3つのこと

ひとつ。「将来のため」を、最初の答えにしないことです。
未来の不安ではなく「今日知って驚いたこと」を先に聞いてみる。

ふたつ。学校の勉強以外にも「知る」があると伝えることです。
好きなゲームの歴史。推しの活動の裏側。
それも立派な学びだと、まず認めます。

みっつ。「勉強しなさい」ではなく「何か知りたいことある?」と聞くことです。
知る入口さえあれば、教科書はあとから追いついてきます。

「勉強って何のため?」に、完璧な答えはいりません。

世界には、まだ知らないことがたくさんあるんだよ

それだけで、十分な答えになります。

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#不登校 #不登校児の親 #不登校の母 #しいな先生

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