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TOPIK6級でも話せない人と3級でもペラペラな人の差。韓国語を「知っている」と「できる」は別物

「毎日コツコツ単語を覚えているし、文法も一通り学んだ。なのに、いざ韓国語を話そうとすると、全然言葉が出てこない……」

もしあなたが今、そんな壁にぶつかっているとしたら、それは、あなたの才能がないからでも、努力が足りないからでもありません。

その原因は、「学習のOS(マインドセット)」が、「話せるようになるマインドセット」ではなく「試験に合格する・高得点を取るマインド」になったままだからです。

多くの人は、話せないと「勉強法(行動)」を変えれば解決すると思っています。でも、まず変えなければいけないのは、その行動を選ばせている「マインドセット」なんです。

なぜなら、私たちは行動を選択する時に、それを決める根拠になる考えや信じこみのようなものがあります。それがマインドセットです。

【マインドセット】→【行動】→【結果】という流れです。

これを身近な例に当てはめてみると・・・

韓国旅行に行きたい(マインドセット)

航空券を予約する(行動)

飛行機に乗って韓国に行く(結果)

まず「韓国に行きたい」と思うから、航空券を予約するわけですよね?
いきなり、「航空券の予約しよ!」と行動から始めることはないはずです。

このように、行動は、その前の段階のマインドセットの影響を受けているので、マインドセットがズレていれば、その後の行動とそれに伴った結果も当然ズレるということですね。


【韓国語勉強法の落とし穴】「マインドのズレ」と「やった感の罠」


ここで誤解してほしくないのは、私は「単語や文法を覚える必要はない」と言いたいわけではありません。外国語を学ぶ以上、基礎となる知識を入れることは、当然、大前提として欠かせないステップです。

ただ、問題なのは、私たちの多くが子供の頃からの学校教育の影響で、「1つでも多く覚えること、たくさん知っていることが正解」というマインドに縛られてしまっていることです。
特に、コツコツ韓国語を勉強している独学の学習者に多い傾向があります。

この「知識の量=正解」というマインドのままで勉強をすれば、当然のことながら覚えるために「ノートを綺麗にまとめる」とか「単語をひらすら暗記」といった「覚える勉強法」を選んでしまいます。

ノートができあがると、視覚的に成果が見えるから、すごく「やった感」がありますよね。でも、その満足感こそが落とし穴なんです。

マインドが「覚えることが重要だ」と思っているから、その覚えた知識を実際に口から出すための「練習」が重要だと思わないわけです。
だから、練習をしないか、余った時間にちょっとやる程度で圧倒的に練習量が足りない。

それに、発音練習や音読練習は、ノートまとめなどと違い、目に見えないのでやった感や満足感を得にくいですからね・・・

勉強をしていてうまくいかないと、新しい勉強法やテキスト、アプリなどを探してしまうことが多いと思いますが、この根っこのマインドが変わっていないと、結局はまた「知識を増やすこと」や「書くこと」をする勉強法を選んでしまうんです。それが、いつまでも「話せない」という結果を作り出している正体なんです。


「知識だけは豊富」な外科医と「手術経験豊富」な外科医の例え話


外科医の先生を例に例えてみます。

A先生:医学の知識は完璧で、手術の手順もスラスラ説明できます。でも、実際の執刀は「年に1回」だけ。知識はあっても、手術の経験がほとんどないため素人同然。

B先生:手術をするための最低限の知識のみだが、3日に1回はメスを握り、年間100回以上の手術をこなしている凄腕の外科医。

あなたがもし手術を受けるなら、どちらの先生に命を預けたいですか?
考えるまでもなく、B先生ですよね?手術をする外科医は、知識を「たくさん知っている」ことよりも、「技術を使いこなせる」方が大事だからです。


これ、語学も、実はまったく同じなんです。
これを韓国語(韓国語能力試験)学習者に当てはめてみると、以下のようになります。

学習者AさんTOPIKでは最高級の6級に合格し、単語も文法も熟知している。でも会話となるとしどろもどろ。知識はあるけれど、技術を磨く練習が圧倒的に不足している、まさに「A先生」の状態です。

学習者BさんTOPIKではまだ中級の3級レベル。でも、知っている知識を活かして話す練習を日頃からしている。だから、いざという時に言葉がスッと出てくる。まさに現場に強い「B先生」の状態です。

これと同じことは、英語でも本当に多いです。
TOEICで900点(※990点満点)を超えるような人でも、自己紹介すらあたふたしてしまう……。
そんな「知識量=スキルの高さ」という勘違いが生む残酷な現実を、私は何度も目にしてきました。


韓国語を「話せるようになる」ための「マインドセット」


「話せるようになる」という結果を手に入れたいなら、まずはこの順番を自分に刻んでみてください。

1.マインドセット:学習を「知識を溜めること」だけするのではなく、スポーツのように練習を繰り返し「知識をスキルに変えること」だと定義し直す。

2.行動:知識を入れたら、その数倍の時間を「口の筋トレ(反復練習の習慣化と継続)」に充てる。

3.結果:そうして初めて、蓄えた知識が無意識に「韓国語が口からでて来る状態」に変わる。

繰り返しになりますが、一時的に勉強法(行動)を変えても、マインドが「知識量=正解」のままだと、新しい勉強法を探しても「暗記と知識量が正義」の勉強法に行きつきます。だから、まず変えるべきは、一番根っこの「マインドセット」なんです。

私自身、英語や韓国語を話せるようになり、それを武器に仕事ができるようになったのは、自分の中の「学びの前提(マインド)」を一度捨て去り、今持っている知識を「使い倒す訓練」に全振りしたからです。

実は、私自身も英語習得では、上記の例えで挙げたA先生と同じ状態でした。
英文科卒で知識はあるけど話せないために、オーストラリアの英語学校で「初級レベル」判定という屈辱を味わいました。

その経験から、1円もお金をかけることもなく、ネイティブを頼ることもなく自力で話せるようになり、海外就職に成功、日本にいながらにして韓国語も話せるようになり、韓国語で通訳・翻訳をできるまでになった方法を以下の記事で紹介しています。

「たくさん覚えなきゃ」という執着を、一度手放してみませんか?
ノートを閉じて、今知っているその一言を、何度も何度も口に出してみる。その入り口のマインドを変えることこそが、あなたが望む場所へたどり着くための、一番の近道なんです。


【まとめ】最初に見直すべきはあなたの「マインドセット」

最後に、今回のポイントをまとめると以下の3つです。

  • 韓国語が話せない原因は、能力ではなく「マインドセット」のズレにある

  • 「知識の量=正解」というマインドが、練習不足を引き起こしている

  • 話せるようになるためには「今ある知識を技術に変える訓練」をすること


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