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【あべ治療院の考え方】なぜ、効率の悪い整体を、いまも続けているのか

― マイオセラピーを手放さなかった理由 ―

正直に言うと、
もっと楽なやり方はあると思います。

同業の先生から、
「どうして、そんなに手間のかかるやり方を続けているんですか?」
と聞かれたこともあります。

自分でも、同じことを考えることがあります。
なぜ、効率の悪い整体を、いまも続けているんだろう、と。

もし、
「いくつか整体に行ったけれど、しっくり来なかった」
そんな経験がある方なら、
少し共感してもらえるかもしれません。



17歳で出会った「よく分からないけど、何か違うもの」

私がマイオセラピーを初めて受けたのは、17歳のときでした。

正直に言えば、
そのときは理論も、技術の凄さも、ほとんど分かっていません。

ただ一つ、
今でもはっきり覚えている感覚があります。

「これは、今まで受けたものと違う」

強く揉まれるわけでもない。
派手な変化があるわけでもない。

でも、
身体の奥に、何かが静かに残る感覚がありました。

当時の私は、
「すごい技術を覚えれば、人は良くなる」
そう信じていました。

今思えば、とても単純でした。



修行時代にやっていたのは、努力ではなく「選択」

修行時代は、朝から夜まで仕事。
休日も、ほとんど休みらしい休みはありませんでした。

でも、
「大変だった」「苦労した」という感覚は、
あまりありません。

それはすべて、
自分で選んでやっていたことだったからです。

日曜日に遊ぶより、勉強会に行く。
給料を貯めるより、治療を受けに行く。

周りから見れば、
「そこまでしなくても…」
と思われていたかもしれません。

実際、
もっと効率のいい方法を選ぶ先生も、たくさんいました。




マイオセラピーを手放す人たちを見てきた

マイオセラピーは、正直、ビジネス向きではありません。

説明に時間がかかる。
即効性を求める人には伝わりにくい。
分かりやすい言葉にまとめにくい。

そのため、途中で手放す先生もいました。

「これじゃ食べていけない」
「もっと分かりやすいやり方がある」

その判断が間違っているとは思いません。

それでも私は、
どうしてもマイオセラピーをやめることができませんでした。



なぜ、手放さなかったのか

理由は、とても単純です。

自分が、納得できなかったから。

身体に触れる仕事で、
「これは違う」と思いながら施術をすることが、
どうしてもできませんでした。

効率は悪い。
時間もかかる。

それでも、
人の身体を“納得して触れる”方法は、
私にとって、これしかありませんでした。



身体だけを見ていても、解決しないと気づいた瞬間

若い頃は、
筋肉や関節、姿勢ばかりを見ていました。

ところが、
同じような症状、同じような施術でも、
結果がまったく違うことが増えていきました。

そこで初めて、
「身体だけを見ていても、足りない」
と気づきます。

食事。
生活リズム。
仕事。
人間関係。
ストレス。

実際、症状の話よりも、
生活や仕事の話をしながら施術が進むことも少なくありません。

人生で起きていることが、
そのまま身体、とくに背中に表れている。

そう感じるようになりました。



41歳になっても、分からないことだらけです

41歳になった今でも、
正直に言えば、人の身体の5%も分かっていない気がします。

「もう分かった」
「完成した」

そう思えたことは、一度もありません。

だからこそ、
今も深掘りし、研究し、考え続けています。

分からないことを、
怖いとは思わなくなりました。

むしろ、
分からないからこそ、触れ続けられる
そう感じています。



整体で、人生を変えたいわけではありません

「人生を変えたい」
そう言うと、少し大げさかもしれません。

ただ、
その人が自分の身体に気づく
“きっかけ”になれたらいい。

そう思っています。

すぐに良くなる施術ではありません。
派手な変化を約束することもできません。

でも、
自分の身体を雑に扱わなくなる。
無理をしていることに気づく。

それだけでも、
日常は少しずつ変わっていくように思います。



最後に

効率のいい整体を探している方には、
向いていないかもしれません。

でも、
「自分の身体と、ちゃんと向き合いたい」
そう思ったときには、
思い出してもらえたら嬉しいです。

施術についての考え方や、
どんな方に向いているかは、
治療院のホームページにも少しだけ書いています。

気になる方は、
【ホームページ】を読んでから、
ゆっくり検討してもらえたら十分です。

私は今日も、
まだ分からない身体に向き合い続けています。

あべ治療院
阿部裕次

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