【高知県室戸岬】御厨人窟(みくろど)・神明窟
【モネの庭】に立ち寄ったあと、
宿にチェック・インしてから
空海さんゆかりの地【御厨人窟(みくろど)】へ。
平安時代、まだ佐伯真魚であった青年期に
【虚空蔵求聞持法(こくうぞうぐもんじほう)】の修行を行った場所。
厳しい修行の最中に明けの明星が口に飛び込み、悟りを開いたとか。
洞窟から見た空と海の景色に感銘を受けて
【空海】に改名したと伝えられています。
まさに、【空海】の原点。
本当は明け方に行きたかったんですが
次の日は朝から予定があったので
夕刻の訪問となりました。


この洞窟も崖も海食によってできたそうな。
一時期、落石の危険があり入洞禁止になっていたみたいです。


厨、つまり台所のような生活の場として
使っていた洞窟だそうです。
こちらからは海が見えます。



天照大神の別名、と書いてあるのかな

こちらが修行の場だったようです。
今はこちらの洞窟からは少ししか海が見えません。
明星が口に飛び込んで悟りを開いたのは
【御厨人窟】と言われているので
修行中ではなかったのかな?
ちょっと矛盾が…

たくさんの蟹がこちらをうかがっています

浅くて小さな洞窟があります

小さな祠の前にお供えものがありました。
かわいいこいのぼりが供えてあったので
水子や幼い子どもの供養なのかな。
一説によると、こちらが修行された場所だとも。
何も書いていないところがまた意味深でもあったりします。

御厨人窟と神明窟の間には
自然にできた感じには見えない
三角の岩がありました。
依代なのかな?






空海が修行した洞窟であるということは有名ですが
ここは本当は神社だったということですね。
神様側から見ると
右が大国主命で男神、左が大日孁貴で女神
左が優位ですから
天照大神の別名である大日孁貴が
祭祀王ということでしょうか。
「御厨(みくりや・みくり)」は神に供える神饌(しんせん)を調理・調達する場所(台所)を指します。
伊勢神宮の下宮に当たりますね。
伊勢神宮と同じということなのかな。
でも豊受大神ではなくて、大国主命…
天照大神も大国主命、
どちらにも洞窟エピソードがあります。
大日孁貴=天照大神は天岩戸隠れ。
一旦洞窟にお隠れになりますが
他の神々の協力によって再びお姿を現されました。=復活
出雲口伝によると、
大国主命(八千矛神)は国譲りの際に
猪目洞窟に幽閉され枯死されたといいます。
その後、出雲大社に祀られます。=復活せず
Geminiのポル先生によれば
陰陽の象徴ではないか、
ということでした。
真ん中の三角の岩は
何かしらの境界か結界の役割をしているのか?
陰陽を反転させる役割があるのか?
室戸岬というのは
北上する黒潮がかすめていく場所にあるため
潮目が速かったり、急に変わったりする難所となっています。
また台風の通り道で、いちばんにその被害を受ける場所でもあります。
岬は、河合と同じく
あの世とこの世の境界であるのかも知れません。
御厨人窟、神明窟は
神聖な修行の場というよりは
漁業、航路を守り、
また大きな災害が起こらないようにと
神々が鎮められた場所だったのだと思います。
わたしには重苦しくて、
長時間は滞在できませんでした。
空海さんはそれを知った上で
この地で鎮魂の祈りを捧げていたのではないでしょうか。

空と海が一体となり
そこに昇ってきた明けの明星が口に飛び込んできた。
明星=金星は、空から降ってきたイメージではなく
水平線の向こう側から海の上を走るようにこちらに飛んできたのでは。
虚空蔵求聞持法というのは
山中や洞窟などの静寂な場所で虚空蔵菩薩を祀り、
毎日陀羅尼(真言)を息が続く限り唱え、
百万遍唱えたあと、日食か月食の日に
「蘇(古代のチーズ?)」を食べることで、
見聞きしたことや経典の内容を一度で記憶し、
決して忘れない聡明な力を授かるとされています。
虚空蔵ってアカシックレコードなんだという話を聞いたことがあります。
アカシックレコードにアクセスできれば
いつでもあらゆる智慧や知識に繋がっておろしてこられますから
そういう修行なのかも知れませんね。
御厨人窟から国道55号線を渡った海側に
看板と、下に降りられそうな入口がありましたので
そちらの方に行ってみます。

※わたしたちが訪問したのが17:00を過ぎていたため納経所がすでに閉まっていました。
入洞は8:00〜17:00までのようで
納経所でヘルメットを借りて入らないといけないかも知れません。
今後行かれる方はご確認の上、入洞してくださいね。
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