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AIに負けないための力とは?教育現場で知られていないこと

みなさま、こんにちは。

いつもこのnoteでは、親の立場、そして教育分野で活動する者として記事を書いておりますが、今回は経営者で新卒・中途採用を行っている立場として、AI時代にどのような能力があると企業は嬉しいのか?ということについて書かせていただこうと思います。 

今回も最後までお付き合いいただけると幸いです。


AI。

これが登場してから、世の中にさらなる変化が生まれました。

とても便利で進歩をもたらしてくれる反面、人間が担う仕事が減ってしまうのではないか?という不安の声は当初から消えていません。

公教育や高等教育が岐路の立たされている昨今ですが、未来を担う子供達に学校教育を通じて、具体的にどのような力をつけてもらえば良いのか?

大人達も必死にそれを模索しているところだと思います。

問題解決能力や思考力、ある分野で突出した力をつける、好きを伸ばす・・等、どれも大切な力ではありますが、ベースにもっと必要なものがあります。

それは、EQです。

今は非認知能力やコミュニケーション能力という言葉の方が浸透しているかもしれません。

技術が進歩した世界では、間違いなく事務作業が減ります。
しかし、人の確認の目は必要になります。

特別な処理能力が必要とされない中でより重要視されるスキルは、円滑なコミュニケーション能力(同僚やお客様と上手くやっていく力)です。

企業の経営陣としては、従業員の人間関係や、従業員自身の抱える問題が一番の悩みの種なのです。
これは、どんな経営者の方に聞いても同じです。

人を雇っている以上この問題から逃げることができず、それが根深いと本業を全うできない状況にすらなり得ます。

そんな中、業務の中核をAIが担ってくれるのだとすれば、求められることといえば、

善人かどうか
周りと上手くやれる人かどうか
周りに良い影響を与えてくれる人か
前向きに業務に励める人か

など、とことん人間性がフォーカスされてくるのです。

これは技術が進歩すればするほど、その流れは加速すると考えています。

実際に私の採用基準は、

①善人かどうか
②周りと適切なコミュニケーションがとれるか
③自分に足りないものを受け入れられる謙虚さ
④それを克服しようと思える向上心
⑤人としての魅力

※①~⑤は優先順位。

といったところでしょうか。
どれも、「こんな能力があればいい!」というより、思い切り人間性が大事という基準です。


ちなみにですが、私の会社は零細企業です。

以前は大企業で働いていたのですが、大きな組織ほど、AIで代替できる業務が多いと思います。

一方、中小零細企業では、AIが担う事のできない業務が数多く残っています。大企業よりも、人と会うことが多いからです。
それも、大都市よりも地方都市の方が、お客様との関係が深く、より密なコミュニケーションが必要とされます。

企業は、人脈が命です。
この人脈が新規開拓の鍵を握ります。

そして、お客様と信頼関係を結ぶことがもう一つの鍵となります。

AIには人脈を広げたり、人と信頼関係を築くことができません。

AIはどんなに素晴らしい提案ができても、それが人の心を打つかどうかは、営業の力量と人間力、そしてそれまでにどれだけの信頼関係を構築できてきたか、などに懸かっています。

AIは間違いなく良きパートナーにはなってくれますが、最後に商談を決めるのは、絶対に『人』なのです。

多くの大学では、大企業に入ることを前提としているように感じますが、

日本の中小零細企業の割合は、99.7%を占めます。

大企業は従業員数が多いので一概には言えませんが、実際に数多くの人が中小零細企業に就職することになるのです。
地方で就職を考えている人にとっては特にそうです。

正直地頭が良いことに越したことはないのですが(特に専門分野では)、EQは特に中小零細企業では外せない能力です。
教育現場でそれがもっとフォーカスされるようになると、学生と社会に出た時のギャップが少なくなるのではないかと感じています。


さて、一方で現代の子供達の生活はどうでしょう?

授業のコマ数が増え、受験のための塾や習い事で大忙しになっている子供達を見ると、時代と逆行しているように見えるのです。

この人ともっと話したい!また会いたい!

そう思ってもらうためには、無限の引出しが必要だからです。

その引出しは、子供のころから少しずつ作られていくものです。
前提条件として、時間的ゆとりがないと、それを作ることができません。
自分ではない誰かの考えでみんなと同じレールの上を歩いていては、引出しは増えていかないのです。

外遊びや自然の中ので遊びは学びの宝庫です。
外遊びでなくても、自分の好きなことに熱中できる時間は宝物のようなひと時です。
大人から見ると一見意味がないように思えることも、子供にとっては大切な時間だったりするのです。

その大切な『子どもらしい時間』がどんどん削られていく。

先行きがわからないから必要と思われる能力を詰め込むのではなく、AIにはできない、人としての魅力を子供時代からたくさん磨いていってほしいと思います。

大きくても小さくても良いので、色んな事に挑戦し、失敗し、立ち上がる経験を積み、色んな世界を見てほしい。

そして、それがしっかりと評価される子供時代であってほしい。

大学受験はどんどん変わってきていますが、問題は高校受験です。
このようなスキルが評価されることはないため、大人は余計に「勉強」に重きを置くことになるのではないかと思います。

そう考えると、高校受験の在り方が変わると、公教育や放課後の過ごし方も大きく変わるのではないでしょうか?

さて、今回はAI時代に企業が欲しいと思う人材について書かせていただきました。

最後に、知識を詰め込まなくても良いですが、読み書きそろばん(計算)はしっかりとできていた方がいいです。
電卓は頼れる存在ですが、頭の中で完結させなければならない場面が多々あるからです。

今回も、最後までお読みいただきありがとうございました。



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