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幼稚園から逃げた息子が、牛と過ごした3ヶ月で変わった話🐄

うちのおもしろ息子が4歳のころ
幼稚園に通い始めて1年。

一緒に通っていた姉が小学生になった頃から、
突然、幼稚園に行けなくなった。

泣く、嫌がる、そして脱走。
ついには先生が靴を隠すほどだった。

「このままでいいのかな」
「甘やかしになるのでは」

迷いながらも、私は決めた。
休ませよう。

その間、祖父母のもとで過ごすことに。

牛を育てている環境の中で、
息子は毎日長靴を履いて外へ出た。

糞の片付けも、
逃げた牛をほうきで追いかけるのも、
全部が楽しくて仕方ない様子だった。

幼稚園で見せていた顔とは別人のように、
生き生きとしていた。

そんなある日、息子が言った。

「ぼく、獣医さんになる」

あんなに苦しそうだった子が、
夢を語っていた。

そして3ヶ月後。

何も言わずに、ふと

「幼稚園行く」

と、自分から言い出した。

あの時間は、逃げじゃなかった。
遠回りでもなかった。

心を立て直すために必要な、大切な時間だった。

子どもはちゃんと、自分で戻る力を持っている。

だから大人にできることは、
無理に引っ張ることじゃなくて、
信じて待つことなんだと思う。

あの時の選択は、間違ってなかった。

少しだけ、
あの時の自分を褒めてあげたい。

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