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🌸ひつぎには花よりオレンジをつめて


わたしは柑橘類が大好きです。

レモン、グレープフルーツ、ゆずにみかん、ぽんかん、はっさく、いよかんに甘夏にデコポン
そしてオレンジ。

文字に書いてみるだけでなんだか元気が湧いてきます。

スーパーの青果売り場で
オレンジがわーーッと山積みになっているのをみると、気分があがります。

太陽からこぼれてきたみたいな明るい色、爽やかな味や香り、ころんとした丸い形も

なんだか全部が「がんばれ!!」って応援してくれてるみたいに感じるのはわたしだけでしょうか。

レストランのサラダバーにオレンジがあると、わたしはしこたまオレンジを食べます。

オレンジは食べやすくスマイルカットしてありますよね。
これもまた元気になる理由です。

口をこの形に合わせて食べるだけで笑顔になる仕組みなのです。

お皿に積まれたオレンジの皮を眺めた旦那様は

「どんだけ食うのさ」

とあきれた顔をしたから
わたしは笑いながら

「わたしの棺桶にはさ、花じゃなくてオレンジを入れてね。」

そう言ったら旦那様はますます渋い顔になったけれど

わたしは想像して、なんて素敵なアイディアなんだとわくわくしました。

そもそもわたしはなんでこんなに柑橘好きなのだろう。

そのルーツをたどってみると
母がよくグレープフルーツを食べていたのを思い出します。

包丁で半分に切って、たべやすいように周りに切り込みが入っていました。
幼いわたしには少し苦かったから、わたしはお砂糖をかけて食べていました。

どうぞすくって下さいと言っているようなデザインの
ひと房ごと独立した断面。

それをスプーンですくって
きらきら宝石みたいな粒をじっと見つめてから、一口食べる。

ちょっと苦い、でも甘酸っぱい粒がはじける食感がたのしくて
最後は果汁をジュっとすする。

この中にわたしの幸せがつまっていた気がするのです。

部活ばかりの学生の頃は
お弁当にいつも、みかんやオレンジが入っていました。

お弁当箱に合わせて半分に切れていたので
ふたを開けると太陽みたいな断面が顔を見せて

「がんばってね!」って応援してくれてるみたいでした。

柑橘類に含まれる要素とか、脳を刺激するにおいとか
きっと柑橘類にはココロとカラダを元気にする要素があるのでしょう。

その要素にこの思い出がプラスされて
わたしにとっては特別な元気のもとになっているのです。

きっとこれからも柑橘類たちは
その明るさと甘酸っぱさで
わたしをずっと応援してくれるんだろうな。

太陽みたいにずっとつづいていく元気のもと。

だからやっぱりわたしの棺には花よりオレンジをいれてほしい。

こどもたちやわたしの大切な人たちにも
わたしの元気のもとを届けたいから。

できればスマイルカットも断面もみせて、いっぱいにつめてほしい。

きっと最後の瞬間までみんなを明るく元気に応援してくれるだろうから。

最後までお読みいただきありがとうございました🌸


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