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北欧ブックフェスタに行ってきました

Xでポストが回ってきて気になっていた北欧ブックフェスタに行ってきました。



どんなイベント?


北欧各国の言語からの翻訳書販売に加えて、翻訳者さんや「ひとり出版社」を立ち上げた方によるセミナーが土日の各日3つずつ行われるイベントです。

販売のブースはフィンランド・フィンランド&スウェーデン・スウェーデン・デンマーク&ノルウェーと、主に国ごとに分かれています。ブースによっては販売中の本の翻訳者さんやライターさんにお話を伺うことができました。すごい。

セミナー内容は、出版や翻訳に関することから作品の中に描かれたその国の文化や歴史的背景に触れるものまで様々で、もっと北欧の国々について知りたい!と刺激を受ける内容でした。

今年が1回目の開催とのこと。
北欧すべての国を合わせても各国言語から翻訳された本の年間出版数はかなり少ないそうで、これからさらに盛り上げていこう!という雰囲気を感じられました。

北欧作品との出会いの場、ド初心者でも楽しめる🇮🇸🇳🇴🇫🇮🇩🇰🇸🇪

今まで北欧出身作家さんの作品と意識して読んだことがあるのは『おばあちゃんがヤバすぎる!』と『清少納言を求めて、フィンランドから京都へ』の2作のみで、あとはムーミンバレーパークでムーミン作品に触れたことがあるくらい。

北欧作品について知りたいけど何から読んだら良いか、どんな作風の作品があるのか分からないし、新しい作品との出会いがあったら嬉しいな〜というにわかすぎる動機でイベントに行ってきました。

あまりにも無知な状態で行ったので、入ってすぐ目の前で名刺交換が行われていたり、翻訳関連の授業を受けたことがある学生の会話が聞こえてきたりした瞬間、一般読者がいても大丈夫なイベント……!?😭と不安になりました(特に問題はありませんでした)。

帰る頃には翻訳作品、もっと出て〜〜!!と思うようになっていました。主催の方々の情熱に当てられたのかもしれません。ブックフェスタなのでワッ!という盛り上がりがあるタイプのイベントではありませんが、ふらっと立ち寄った側にも静かな熱が伝染してくるような、素敵なイベントでした。

各セミナーについて

どのセミナーも北欧のそれぞれの国についてもっと知りたい!と思える内容でした。知的好奇心が刺激される感じ。

フィンランドの本とアイスランドの本 -北欧の本を作るということ-

「ひとり出版社」としてフィンランドの本を出版しているみずいろブックスさんと、アイスランド絵本を出版しているゆぎ書房さん。

どうしてその国の本の翻訳を依頼して出版するに至ったのか、次に手がける本を選ぶときにどんなふうに選んでいるかについてのお話でした。
お二人がそれぞれ「出産(世の中に送り出すのは大変だが、達成感や意義がある)」と「結婚(翻訳された本が出版された後、長く仕事の中心に据えて良さを分かち合っていけるかどうかを考える)」で例えていたのが興味深かったです。

女性の生き方について翻訳から学ぶこと

デンマーク語から日本語への翻訳をされている枇谷さんと、フィンランド語から日本語への翻訳をされている末延さんのお話。ファシリテーターは作家の青山七恵さんでした。

私も日本語以外の言語への興味があるので、セミナーの中でも特に楽しみにしていた回でした。
お二人がその言語の翻訳に取り組むと決めたきっかけやいままで手がけてきた翻訳作品、デンマーク文学・フィンランド文学のどのようなところに魅力を感じるかがメインテーマ。

特に、翻訳によって失われるもの・付け足されるものについてのお話や、理想的な翻訳作品読者のあり方についての話が印象的でした。

一読者としても、英語で原書と日本語作品を見比べたときに、「ちょっとニュアンスが違うかも……?」とか、「ここの訳ってそうなるんだ!」という意外性を覚えることがあります。先日観に行った鬼滅の刃英語字幕版で、英語に翻訳された技名で気になる箇所があったことを思い出しました。

100%全てを伝え切ることができなくても翻訳すること、翻訳して読者に届ける意義とは?という部分の考えが深まるセミナーでした。

原作を読みたくなる映画、映画を観たくなる本

北欧ジャーナリスト・エッセイストの森百合子さんと、スウェーデン語から日本語への翻訳をされているヘレンハルメ美穂さんのライブ感たっぷりなお話。

まだ観たことがない映画や、ずっと観たいと思いつつ機会がなかなか持てなかった映画の話題がたくさん。とにかくトークが軽快でおもしろくて、もっとお二人の好きな作品について聞きたい!おすすめたくさん教えていただきたい!と思ってしまいました。

お二人があまりにも巧みに、結末をうまく伏せつつも作品の魅力について語ってくださっていたので、積読本の順番待ちリストも見たい映画リストも長くなってしまいました(これからの楽しみがたくさんあって嬉しいです)。

北欧のミステリ小説は陰惨なイメージがある、という話題から「安定している社会だからこそ、社会問題の背景にある暗い部分までじっくり見られるのかもしれないと現地の友人から聞いたことがある」というお話が出たときなるほどと思いました。

確かに、社会情勢が安定しきっていない社会でエンタメから社会問題に切り込む!という動きが起こる想像はしにくいかも。社会派ではないエンタメが主流になっている場合の社会は……?と考えてしまった。

男性から女性に向けるまなざしがダブルスタンダードになっていることがある、ということに自覚的と思われる男性作家さんの作品も気になりました。

気になる作品たち

セミナーを聞くごとに読みたい作品が増えていってしまい、最終的にやや絞って購入した本がこちらです。

読むぞ〜!!

おまけ

セルフラッピングコーナー

北欧ではクリスマスプレゼントをセルフでラッピングすることも多いそうで、イベントスペースの一角に包装紙やステッカーが置かれていました。
せっかくなので一冊だけラッピングしてきました🎁
意外と難しい!

🇫🇮🇸🇪のステッカーがありました

お菓子🍪🧁

スウェーデン菓子を取り扱っているお店のブースもあり、思わず数点購入。
お菓子をいただきながら北欧の作品に浸ります📚

猫ちゃんかわいい

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