Fuwanを深掘り #2 切子の伝統編
Fuwanの深掘り情報。
第2回目は切子の伝統についてご紹介します!
切子とは?
切子とは、”ガラスの表面に溝を入れたり研磨することで独特のデザインを施していく加工方法”及びその加工方法を用いた製品のこと。
日本では特に「江戸切子」「薩摩切子」が有名です。

切子の歴史
1834年(天保5年)、江戸のびいどろ細工職人・加賀屋久兵衛によって、ガラスの表面に彫刻を施す技法が考案され、これが「江戸切子」の始まりとされています。江戸切子は、透明なガラスに繊細なカットを施し、光の屈折を利用して美しい輝きを生み出すのが特徴です。
一方、薩摩藩でも独自のガラス工芸が発展し、19世紀半ばには「薩摩切子」として確立されました。江戸切子が透明なガラスに細かいカットを施すのに対し、薩摩切子は厚みのある色被せガラスを用い、深いカットを施すことで独特のグラデーションを生み出すのが特徴です。
Fuwanはこれらに代表されるような切子の加工技術を用いて、耐熱ガラスへの加工を可能とした中国工場にて生産しています。
切子の柄
切子には、六角形が連なる模様で成長や繁栄の象徴とされている「麻の葉」や、小さな円が連続する模様で水滴や魚の鱗を表し豊穣を願う意味がある「魚子(ななこ)」など、伝統的な模様が多数存在します。
そんな中、Fuwanでは「七宝(しっぽう)」「菊花(きっか)」という模様をデザインに採用しています。

七宝
宝物や花びらを表した文様で、円が永遠に重なることから、円満、調和、ご縁が連鎖し繋がる意味が込められた縁起の良い柄。
七宝の文様は100年以上前に作られ、現代でも様々な装飾に使われています。

菊花
平安時代より貴族に愛されたとされるこの文様。花言葉が「高貴」とされる通り、華やかで上品な意味合いが込められています。
これらの模様は、表面を着色したガラスに対して施されているため、カット面は無色となっています。
しかし、2024年に新色として追加された「琥珀/黒曜」はガラス自体に色がついているためカット面も同じ色。そのため、現代の食卓に馴染みやすいモダンなデザインをお求めの方にはこちらがおすすめです!

>>次回:#3 機能編
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