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「人生にモヤモヤしたら海外1人旅」はアリ

2025年5月17日(土)13:54になったところ。
12:55 仁川国際空港発、成田国際空港へ向かう機内の中でこのnoteを書いている。

機内からみた外の景色

当初noteを書くつもりは更々なかった。

自分で行き先を決め航空券とり、一人旅として主体的に選択しているにも関わらず、行きたい気持ちは15%だった。

仁川空港のスタバ

短い期間だったけど。
お隣で日本人なら、ほとんどの人が馴染みのある国だったけど。

それでも海外は、とてつもなく刺激的で自分の価値観を揺さぶってくれる場所。

「この体験・気持ちを記しておきたい」

そう思ってnoteを書くことにした。正直、すごく心が軽くなってるし、また自分自身と深く向き合えそうだ。




◾️6年ぶりの海外旅のきっかけ

前回の海外旅は2019年12月。

Wonderfruits

Wonderfruitsというタイ パタヤで開催されたフェスにいくため、出発2日前に初めまして会の顔合わせした8名と行ったのが最後の海外だった。

「来年もまた海外に行きたいな。」

タイが最高に楽しかったけど、あれから6年が経過。
コロナによる隔離生活が始まり、海外は全く行かなくなっていた。

鹿児島県阿久根町

国内を飛び回るホッピング生活も充分に楽しんでいたし、正直この6年間での自分自身の価値観の変化は凄まじい。

それだけ素敵な人達に良くしてもらったし、人生を変えてくれる体験をさせてくれたから。

とはいえ、最近の僕はどこかモヤモヤしていた。

この5年で飛び回った箇所

北は北海道から南は沖縄まで37都道府県110拠点以上を周った。
なんなら島でさえも、いくつも周っている。

天草のフェリー

最初は知らない価値観や人との出会いにワクワクと心動く体験のオンパレード。(携わる村ガチャは、ホッピング生活の集大成の1つ)

その刺激に慣れてきた後は、地域で出会う人と一緒に作り上げていく体験をしていく事で充実感があった。

長野県塩尻市に拠点を置いて3年目。今年もLOCAL NIGHT PICNICを開催

でももうどこかで、想像を超えるような体験・出会いは無くなっていた。
仕事や暮らしに対してもそう。

30代の半ばに差し掛かり、人生の脂がのる時期。
だけど人生100年時代と言われる昨今。

群馬県でのアクセラプログラム

昨年独立をしたけども、このまま自分はどんな生活をしていきたいのか。何を大切にした暮らしをしたいのか。答えを出していたけども、どこか周りに流されてそうな感覚も感じていた。


「今の選択は、過去の自分が見て・聞いて・やってみた体験から作られているもの。いったん枠から出てみるのもよいかもな。」


年始にたてた2025年の指針
「冒険の旅に出かけよう」に従い、海外に行く事にした。

お決まりのホッピングセット

とはいえ、どこに行こう。
6年ぶりの海外。
海外の完全一人旅は初めて。

2016年に行ったマルタもよかった

エジプトやポルトガル、ハンガリーなどなど

行きたい国はたくさんあったが、まずは慣らしで短期で近場の国。そして行った事ない国にしよう。

暮らすように旅をしたかったので、仕事もできるようにと韓国を選んだ。これが2ヶ月前の話。

そして同時に、旅で大事にしたい3つのことを定めた。

①日常の暮らしと同じように過ごす
②予定は1日最大1つだけ
③1人で過ごし、直感で動く


◾️知らぬ間にコンフォートゾーンにいた

韓国に飛ぶ2日前の心境。

「いきたくないな。。。飛行機飛ばないとかないかな。。」

自分で目的地を決めて航空券をとり、何もMUSTな予定はないし、1人旅にも関わらずだ。

行きたい気持ちは15%

だけど、自分の経験上、行きたい気持ちが低い時ほど良い旅になるジンクス。

そうこうしているうちに当日なった。

成田空港第1ターミナル

飛行機はこれまで数えきれないほど乗ってきているが、国際便は国内便とやはり違う。

出国審査・パスポート・言葉などなど。保安検査後に入るともう海外気分。

成田空港の出国エリア

自動車椅子があったり、いつもの一風堂では、ラーメンが1.5倍価格。フードコートの値段の高さに、もう知らない世界だった。

車椅子が自動で走っていることに驚いた

そんなこんなで韓国におりたつ。

仁川空港 到着ロビー

入国する前の韓国へのイメージは

・所詮アジアで隣の国
・韓国人の友達もいたし、韓国文化もわかるから発見ないだろう
・前に行った台湾と同様、外国にいる感じがせず、日本の延長線上な感覚

それくらい。

日韓交流もあるからそれなりに日本語記載もあるだろう。そう思っている部分があったが、違った。

バスに乗るだけでもハードル高すぎ

見知らぬ土地、読めない/聞き取れない言語ばかり、おまけにGoogle MAPは使えない。

一言で「終わった・・・」

腹をくくり、頭の中にある無数の「?」に対して、1つ1つ答えを出していく作業。

そしてすぐにわからないものは、「まっ、いいか」と潔く諦めること。これが海外なんだなと実感。

とりあえず高速バスに乗って、ソウル市内へ

これは面白い気づきだったが、人は知らない環境でわからないことに囲まれる時ほど、自分の本性が出るということ。

バスをさけて地下鉄をのる。地元の人に話しかけない。

高速バス後は路線バスだったが、わからなすぎて地下鉄へ。


「石橋を叩きすぎて壊す少年」


新婚旅行で海外に行く理由は、これなんじゃないかと納得してしまった。

だけど現代はスマホあればなんとでもなる。アプリとネットを事前に準備していたから、すぐに対応できた。

裏を返せば、スマホがない時代はどうやって旅をしていたのか。

その時代の海外一人旅は本当にすごい。

そんなこんなでホテルに着いたが、ソウル中心街である明洞や南大門エリアから電車で40~60分のエリア。

ホテルの最寄駅(ナムグロ)。
後でソウルに5年住んでいた方に聞いたら、韓国人でも行かない場所だった。

この地を東京に例えるなら、八丁堀や東向島。

駅からホテルまで1km程度の道のりには、昔ながらの商店街を通ったが、ド・ローカルすぎて晩飯どこも入れないんじゃないかと泣きそうになっていた。

どの店もハングル表記。ディープすぎて入るのが躊躇った。

この時はまだ、「来てしまった・・・あと3日間やっていけるのか?」

そんな気持ちでいっぱい。すでに帰りたい気持ちは80%だった。

だけど、帰る時には、来てよかったと思う気持ち120%になっていた。

この3日間で何が変わったのか。


◾️隣国だけど、韓国は日本と異なる国だった

ソウル市内の街並み

韓国はひと昔前の日本のように、受験戦争等あり「良い大学・良い企業に就職していく」そんな向上心のかたまりで働く時間もそれなりに長い。

日本の都心のように死んだ目をした社会人で溢れているのかなと思ったが
そんな姿は見かけなかった。

1つのビルにコーヒー屋が5店舗近く並ぶ。八丁堀のような街で半径500m圏内でスタバが5店舗あるくらいカフェやコーヒー店があるソウル。

スタバ・韓国ローカルチェーン・個人店。カフェの数に圧倒された。

テイクアウトコーヒーを片手に散歩しながら職場メンバーと楽しく語る姿。お店の店員もお店で買ったコーヒーを飲みながら、スマホ触りつつ店番していたりと日本とは全然違った。

ここなら一生いれると思った人をダメにする空気椅子
カフェも洗練された空間で巡るだけでも楽しい

接客もシンプルで過剰サービスもないし、なんなら食べ方とか説明も一切なくて潔い。

ソウル中心街でも接客は変わらない。

電車での車内通話も普通にあるし、車内でのモノ売りや署名活動をする人もいる。

聖水駅(ソンス)

やりたいことを自由にやるカオスな街かと思いきや、儒教の思想もあって、どんなに車内が混んでいても、優先座席は空いている。

あと、街を歩いていると夕方の時刻かな。

花束を持つ人を多く見かけた。

「そういえば、オフィスとかお店でも花を飾っているところがいくつかあったし、花屋も多いよな。」

最初はそんなくらいに思っていたけど、5/15だけが花束を持つ人を多く見かけていた。

調べてみると、5/15は先生の日だった。

韓国では毎年5月15日は「先生の日(教師の日)」。毎日学校で顔を合わせる先生やかつての恩師を敬い、感謝を伝える日だとか。

でも、祝日・公休日ではない。

こんな文化があるのも素敵だなと感じていた。


街頭選挙活動。下の動画はその時の様子

またちょうど選挙期間中だったのか、選挙ポスターや選挙カーをみる機会が多かった。

これも面白くて、すごくノリノリのビート刻んだ音楽が流れていて、日本で言うところの夜のお店の求人を扱うバニラカーの感じがしたけど、選挙ムービーをガンガンに流した選挙カーだった。笑

ポップアップの見せ方も幅があって面白かった

暮らしの観点も面白い。

韓国の方が日本より西側にあることから、ソウルの日没は遅い。20:00ごろにやっと真っ暗になる。

そしてご飯は本場の韓国料理なのだが、日本と違うなと感じたのは、日本での米が韓国では韓国料理なんだなということ。

この通りの商店街は9割以上、韓国料理

東京で街を歩いて飲食店をみていくと、もちろん和食もあるが、イタリアン・バーガー・フレンチ・中華・韓国料理・メキシカンなど多ジャンルのお店が多くあるし、各ジャンルごとにお店の数も豊富にある。

一方でソウルは、肌感だけれども、全体を10とした時に韓国料理店が6くらい占める。そして3がカフェ。残り1が他ジャンルって感じかな。


人生で一番カオスなカフェ。なぜ岩がカフェの中にあるのか。常に2階から水が流れる

よくある日本のご当地料理は、地元の人にとってはあまり食べられないものってわけではない。(僕は大阪人ではあるが、お好み焼き・たこ焼きを毎週食べるかっていわれたら食べない。でも韓国人にとっての韓国料理は毎日食べるもの、毎日食べなくても週半分以上は食べている感じ)

そしてお通し文化にも驚いた。日本ではお通しが出る居酒屋があるが、1品で少量。そして300円ほどのチャージ金額がかかるが、ソウルは無料で大量に出てくる。

サムギョプサルがメインなのに、これで腹8分目。笑

もはやお通しでお腹いっぱいになるレベル。また、最近は1人ご飯できるお店も増えたそうだが、食事は1人で食べるという文化ではなく、1人だと断られたり、入れたとしても2人前以上の注文を求められたりする。

とりあえず2人前頼んだけど、量多すぎて死んだ

サムギョプサルの2人前はキツくて笑った笑。どれが一番量が少ないか、あんなにタブレットをみまくったことはない。

ちなみに辛いものは、できる限り避けたので、本当は想像を絶するくらい辛いものがあるんだろうけど、お通しで出るキムチ等は、全く問題なかった。

何入っているか全くわからんかったけど、ホルモンスープが超美味かった。

あと食に関して、今回のホッピング旅で首がもげるくらい真髄ついたなと思ったこと、それは

「料理は本場で食え」

地鶏刺しだと宮崎。盛岡冷麺だと盛岡。しらすだと用宗。アジフライだと沼津。

ユッケ丼・レバ刺・センマイ刺。店構えは絶対に入らないであろうディープさ。味は抜群。

観光客が食べにくるお店ではなく、地元の人や住んでいる人がソウルフードとして日々足繁く通うお店で食べる。これが抜群に美味い。

冷麺が主役なのに、付け合わせのマンドゥが半端なく美味かった

それこそフードコートにあるお店でも驚くレベルのうまさだった。
※冷麺屋でセットについてきたマンドゥなのに、今まで日本で食べていたマンドゥはなんだったんだくらいにうますぎた。

人生一番のカンジャンケジャン。時価でビビった

カンジャンケジャンも、これはミシュラン等に掲載されるところだったので、地元の人の馴染みある場所ではないかもしれないが、美味さの次元を超えていた。人生で1番美味かったカンジャンケジャンだった。

街も面白かった。

ソンスの街

まず街のハード面。ソウルには、東京のような近代的な街並みの場所もあれば、京都のような古くからある建物を上手くリノベーションして活用している街など、いろんな街の一面があった。

ソンスにある公園

たとえば、日本でいうところの中目黒(東京)・堀江(大阪)・薬院(福岡)のような個人店があり、ハイセンスなお店が並ぶ、聖水エリア。

目の前の廃墟そうな建物も地下にハイセンスなアパレルショップがあり、行列。

1つ1つのお店が建物の外装からこだわり抜かれており、韓国の今の最先端の流行が知れる場所。

昔ながらの建物をリノベ。北村地区

そして京都や金沢のような古都の空間のお店もおもしろい。

ワイン飲めないけど、ここなら飲みたいと思ったバル


カフェがどこもハイセンス

北村エリアの古くからの建物活用も素敵だった。

路面にある看板は地域の人に配慮するようお願いしているもの

一方でその地域に住む人への配慮もある。

国立現代美術館 ソウル館
通りも落ち着いていて散歩に最高

また、美術館エリアや文化遺産エリアへの街のグラデーションも素敵。

表参道感のある良いセレクトショップやカフェが点在
ここの本屋がとてもセンスよい。でもハングルで全く読めない悲しさ

街歩きが楽しい街は、幸福度が高まる暮らしを約束してくれる。

そして街のソフト面も興味深い。

ソウル図書館が主催する野外図書館。

駅内での看板

あいにく雨で参加できなかったが、「本読むソウル広場」と「本読む澄んだ川辺」「クァンファムン(光化門)本マダン」の3つのエリアに展開されていて、都心で自然と文化が出会う空間、自由と知の楽しみが調和する空間となっている。

すごいなと思ったのが、これが1日限りのイベントなら日本でもよくあるのだが、春と秋にそれぞれ2ヶ月間ほど週末に開催されていること。

イベントはよく、まちづくりでは打ち上げ花火のコンテンツとされている。集客力やインパクトは高いものの、それを持続的なまちの活性に繋げるには乏しいというものだ。

だけど、こうやって期間をもうけて点を複数打ち上げることで、文化を醸成できる。そうなると、街に根がはり、面白い動きが生まれてくるのである。

公共R不動産の記事が、野外図書館の空間を素敵に表現しているのでシェア。


そして最後に触れたいのはコーヒーかすの資源循環。

ソンス内のカフェ

冒頭でも話したように、コーヒー店の数に圧倒されるくらい、カフェやコーヒー店が多い。

そんな韓国・ソウルでは、韓国で最もコーヒー消費量の多いエリアの1つ江南区を中心に、コーヒーかすの資源循環が行われている。

江南区で有名なピョルマダン図書館

もともと韓国は、生ゴミなどを焼却あるいは埋立等して処分をしていたが、約20年前に埋め立て地への生ゴミの廃棄を禁止している。韓国では生ゴミの大部分が動物の飼料、肥料、家庭の暖房用燃料に転換しており、今では世界最先端の資源循環国の1つである。

埋め立て地や焼却場に送られるはずの食品廃棄物の90%を廃棄物にしない韓国のシステムは、世界各地の政府が研究対象にしているくらいで、中国やデンマークその他の国々の当局者が韓国の施設の視察に来ているし、日本政府も好事例として取り上げている。

そんな韓国では3年前、日本での古紙などのように、コーヒーカスを資源物として扱うと法改正された。単に焼却処分するのではなく、資源物として活用する。

具体的には、発熱量が高いことからバイオ燃料として活用。そのほかに、畜産農家の堆肥や飼料、環境配慮型建材、キノコ栽培用の培地などもある。

資源循環の輪が広がっていることは韓国の今をしる1つの視点になる。


◾️違う国での体験が自分の価値観をゆるやかに変えていく


「あっ、知らない間に「〜でなければいけない」に束縛されていたな」


1日1日、滞在日数が増えていくにつれて自分の中での気づきが増えていく。

無意識の常識で構築されていたんだなと。

普段の日本でこの常識に気づくには、とてつもなく難しい。

仁川空港内。日本の空港ってこんな文化の触れ合い方ってないよなと思った

特に地方であったり、外国人と住んだり交流する機会がないと尚更だ。

仮に外国人と交流する機会があっても、
大多数が日本人でそこに外国人がいたとしても
他の人や日本人ではしないことをしたからといって

「外国人だから、そうだよね。知らないよね」

と受け流してしまう。

しかし、海外は違う。

平日の昼間から楽しそうに会話して呑んでいる風景も素敵だった

圧倒的マイノリティになる日本人では、特に外国人が少ない場所では、なおさら韓国人の普段の暮らし方がここでは常識になる。

上でふれた文化や暮らし・価値観の違い。

これによって自分の持っている引き出しや考えの違いを認知できて、こんなのもありなんだと広がっていく。

ホッピングしはじめた時の地方に感じた気持ちを思い出させてくれた。

選択肢が広がると次は、その中からより自分の中で心地よいものを選んでいけるようになる。

毎日笑いが絶えず楽しんで暮らす生活をしたいと思った時に、この国での暮らしも1歩近づく場面はあるだろうなと実感した。


◾️まとめ

隣国でこれだけの衝撃を受けているなら他の国に行くとどうなるんだろう。。

そう思うと、帰りの便の中では、次、いつどこにどれだけの期間ホッピングしようかなとカレンダーをみていた。

そして変化の度合いがキツすぎると、今度はカルチャーショックと極度なストレスになりそうだ。

インドなんか最たる例でしかないw

次はどの国で体験しようか。

そう思うと海外ホッピングが楽しくなってきた。

「不安になっても大丈夫。金を積めばなんとかなる」

金持ちではないけど、この考えがあれば安心してホッピングできそうだ。


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