猿田彦先生!①
パパ上の宇宙船にやってきました。
管制室のアンリ(パパ上の長男で操縦士)のそばで、パパ上を審神者してもらいます。
(審神者サニワ→神仏や霊的存在の正体や正邪の見極め)
私「このパパ上、どう?」
アンリ「無問題!(親指たててウインク)」

私「さいきんアンリはよく笑うよね?」
パパ上
「おまえに慣れたんだよ。アンリは私と似て愛想がないから」
私
「でもアンリがいてよかった〜って思うよ。アンリと私の両方でパパ上を審神者できるじゃん。さっき地底に降りて、閻魔さまとこ行ったら、ピコが化けててさ。あっかんべーってされたの」
パパ上「閻魔に用が?」
私
「3次元の崩壊を少し遅らせるパラレルを増やすにはどうしたらいいの?
って、聞いてみたんだよ。そしたら閻魔さま、
猿田彦神さまの漫画描いたら、いいよって、いっててさ」
パパ上
「そうか。じゃあここで、猿田彦を呼べばいい」
私「いいの?」
パパ上「構わない。私が同席するけどね」
やったね!とうきうき。
地球を見下ろせる大きい窓のそばにイメージで椅子をおき、猿田彦神さま〜猿田彦神さま〜と、呼んでみました。
椅子の上に、うっすら、ぼ〜んやり、人影が浮かび上がります。
猿田彦神さま「…こんちは…」
猫背で、天狗のお面を被った男性が姿を現します。
私
「猿田彦!……あっ。猿田彦神さま!(焦)」
猿田彦神さま
「いきなり呼び捨て?
おまえ人間のくせに、馴れ馴れしいな!」
私「すいません。なんか、つい。なんでだろう?」
猿田彦神さま
「ふーん。いーけど別に。どうでも。……おまえ、1個まえの前世のこと、覚えてるか?」
私
「西日本で一生独身のまま、林業に従事していた男性でしょ?」
猿田彦神さま
「そうそう。おまえ、林の中にある、俺を祀った小さい祠に、ほぼ毎日手を合わせてたんだよ。今も神仏に対してはそんな感じなんだろ?」
私
「え〜……さすがに毎日じゃないですねえ。もう少しサボってますけど。でもよく行きます」
猿田彦神さま
「相変わらずまあまあ、真面目だよな。
俺あんまり人間と近い仕事してないから、おまえのことはよく覚えてるよ」
私「へー」
猿田彦神さま
「なんか……そこはかとなく無礼な感じも、変わらないな。なんで俺のまえで全然、緊張してないわけ?別に、いいけどさ。
で、おまえ、俺の漫画、描くって?」
私
「えーっと、絶対に描くとは決めてなくて……調べてみて猿田彦神さまの歴史に興味持てなかったら、私は性格上、きっと描けないだろうし……だけど描いたらパラレル増えるって閻魔さまが言うから…ええと……すいません」
(なんか失礼な物言いになっちゃったな〜と後悔した私!ちょっと顔に縦線……ズーン)
猿田彦神さま
「閻魔は古い友人なんだよ。俺の方が年下だけど。
じゃあ、俺と直接話せば、もしかしたら描く気になれるかもって、計らい?これ(パパ上の方をチラ見)」
パパ上「そうかも(興味なさそうに肩をすくめる)」
私
「ほんとは閻魔さまのとこで猿田彦神さまを呼びたかったんですけど、ピコに邪魔されちゃって……」
猿田彦神さま
「ああ……おまえらまだそんな感じなんだ。へー…めんどくさそ〜」
私「めんどくさいです(即答)」
(地底人ピコと私は長いこと悪縁化したまま創作の契約をしている。私の魂を生んでいるパパ上とピコの長きにわたる争いに、とうとう今年、閻魔さまが介入中)
猿田彦神さま
「じゃあいーよ。おまえこないだ楽天で、新しいレムリア水晶を買ったんだろ?それを俺との通信用にしろ。そんで話したいとき、呼んでくれればいい。適当にいろいろ、話していこう」
私「やった!ありがとうございます!」
パパ上「………(なぜか半目)」
私
「ところでなんで猿田彦神さまは、顔が若いのにグレイヘアなんですか?」
猿田彦神さま
「えっ……?!そ……そりゃおまえ……俺があんまり……
圧がないからだよ。圧が」
私「圧って……圧力?」
猿田彦神さま
「そう。一見して年上っぽければ、尊重されるじゃん?
だから白髪混じりにすればさ、ほら。神さまっぽいじゃん?」
私「………」
続きます。
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