【人手不足】な仕事と【人余り】の仕事
40代後半の夫が、同業界内でのいわゆる「引き抜き」で転職し、6月から新しい職場に変わった。
夫は電気が専門の技術者で、設備管理というお仕事。高圧な電気をたくさん使う大きな建物に常駐し、電気設備の保守管理を行っている。
職場が近くなり、夜勤なしの日勤のみになり、給料も上がる、という好条件での採用で「ラッキーな転職」だと思い快諾したのだけれど。
早速。後出しジャンケンのような、釣った魚に餌はやらんというか、ちょっと話が違うんじゃね???的なことがあって、もやもや…。
入社した夫を即戦力でいけると判断したためか、いきなり現場の社員2名が遠方へ飛ばされることになり、
「来月から、夜勤もやってくれないと回らんから、頼むわ。」と。
え???日勤のみって話で採用されたんですけど?
1in2out っていうのがそもそもおかしくない?腑に落ちなさがすぎる。
とにかく電気主任技術者って、日本中のどこでも人手不足らしいが。夫は電気工事士も持ってるし。

感電して命を落とす危険性すらあるからね。
転職した会社は割と新しく、ほんとはもっと全国の設備管理依頼を受けて、どんどん管理建物数を増やしていきたいらしいのだが、いかんせん人がいない、と。需要は多すぎるほどあるのに、抱えている人間(技術者)が足りない。
私の仕事(保育士)も、常時人不足で引く手数多な市場だが、こちらの業界でもそうらしい。本当に成り手が少ない。
資格さえ持ってりゃ誰でもいいから来てくれというぐらい、現場はカツカツ状態なのに。ほんまに誰かおらんのかーーー??猫の手よりはマシ程度でもいいから!
。。。だけど、なんで???
働きたいけど仕事が見つからない人とか、AIの登場で人間から奪われていく仕事だとか、人余りによるリストラの話、就職難や転職難の話は聞くのに。
どうしてこうもアンバランスなのか。
つまり、【人手不足】な職と【人余り】な職の二極化が、顕著な時代になったということだろう。そしてそれは今後ますます加速していくことが予想される。
人手不足な職種;その①夫編【電気技術者】
夫の仕事の現状について。
技術者、というのはどんな業界でもそうだと思うが、知識だけが豊富にあってもなかなか難しい。現場の経験が物を言う。
この分野は完全に理系の仕事だし、電気工学なんて私にはちんぷんかんぷん、宇宙語レベルの真逆な業界なんだけど。↓↓↓
仕事内容としては、日常的に保守点検をし、設備に異常がないか管理する。消耗品などの交換時期が近付けば、取り換える。なにか機械の不具合が見つかれば、対処する。
電気だけでなく、空調やボイラー・消防設備・水回りなど建物全体を幅広く管理する。修繕修理には早さも求められる。
特に電気は、24時間365日止まらないよう、停電時の非常電源も必要だ。インフラ職とはそういうものらしい。
将来的な展望としても、電気が社会から必要なくなる未来は、私たちが生きているうちには来ないだろうから、この職は一生安泰だとも言えるんじゃないかな。
たぶん、何年たっても時代進化の予測が多少外れても、なくならない仕事だと私は思っている。ある程度歳を取っても働き続けられる業種だし、将来も食うには困らないはず。
70代80代でも現役で働いている人も結構いるらしいし。
人手不足な職種;その②私の話【保育士】
お次は、私の仕事の現状について。
保育士業界も、どこの園に異動しても何年たっても、オールウェイズ人員不足。全然足りてなくていつも欠員状態。
女性ばっかりの職場だし、毎年2人ぐらいオメデタになるんだけど、産休代替人員なんて、今までちゃんと来たことがない。妊婦さんが産休に入ったら、ただ人手不足になるだけ。
年度途中で「加配認定」がつく場合もあるのだけど、保育士が足りていないのでつけられない。書類と負担が増えるのみ。
有給休暇も毎年いつも余らせまくっている。
命を預かる仕事なのに、ものすごく大変な仕事なのに、給料がそれに見合ってないというのが、一番の原因なんだろうな。保育士や教員の成り手不足を解消するには、待遇と報酬を改善するしかないと思うんだけど。
「好き」とか「やりがい」だけではやっていけない人も多いのが実情なのよね。
私自身は、保育士という仕事は自分に向いていると思って働いているし、大変だけども情熱やポリシーは失わずに続けられているが、だからと言って誰にでもおススメできる職でもない。
少子化の国NIPPON、子どもの数は年々減っていくけれど、共働きが当たり前な(一馬力では家族を養えない)時代だから、保育の需要はそれほど減っていかないと感じている。
ここもAIに取って代われる職ではないから、保育士もエッセンシャルで安泰な部類のはずだ。
人余り(になるであろう)仕事
ここからは、人間がやらなくてよくなった仕事について。
既になくなってきた(少なくなってきた)仕事でいうと、いわゆるホワイトカラーの事務職・レジ打ち・窓口や料金所の人間・データ分析・旅行代理店・簿記や会計・編集・製造などなど、挙げればキリがない。
いまや作曲も、イラスト・画像・動画作成も、本要約や議事録作成も、AIがやってくれる時代だから。英会話だってAIアプリで独学できちゃう。駅前留学なんて時代があったのも遠い昔。
チャットGPTってほんとに賢いよねー。
大卒の事務職なんかは、これからどんどん需要がなくなっていく。学生がアルバイトで出来るような仕事や、単純作業の仕事もたちまち消えていくだろう。
AIに奪われる側の職ではなくAIを使う側の人間になるか、生身の人間がやるべき専門職のエッセンシャルワーカーになるか、だけが生き残る時代だ。
かなり偏った私見かもしれないが、コロナ禍で増えたリモートワークや在宅ワーク、つまりPCひとつでどこでも仕事ができる職業も、これからはもうほとんどいらないんじゃない?
だって、PCの操作を絶対に生身の人間がしなきゃいけない理由もないんだから。それこそAIにさせりゃいい。
超高齢化社会の国・日本。
貴重な働き手は、エッセンシャルな職へ。
機械化・自動化・AI化できる仕事は消えていく。
至極カンタンな構図ともいえる。
国として日本が生き残っていくためには、移民をたくさん受け入れて働き手不足を補ったり、この二極化をより明確に進めていって在るべきところに人を配置していかないといけないんだろうなー。と、改めて考えた今日この頃です。
おしまい。
