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FC町田ゼルビア2025 ルヴァンカップ1stラウンド 2回戦・ヴァンフォーレ甲府戦(1-0)レビュー

“ウノゼロ”で手堅く勝利し、2回戦突破

約300人が駆けつけたサポーターと勝利を分かち合う選手たち

1回戦、J1のチームが相当苦戦をし、延長戦やPK戦までもつれ込むチームがすごく多い中で、今日は本当に1点のゲームになることを想定した。その中でクリーンシート、そして必ず1点を取り切る。そういう勝利の思考、サッカーの考え方をきちんと整理し、冷静にゲームを運んでいこうと選手たちを送り出した。

黒田剛

まさに想定した通りに、1-0によって勝利。後半押し込まれる時間帯もありながら、クリーンシートでゲームを締め、手堅く2回戦突破を果たした。

本当に難しいゲームになり、甲府さんの効果的なカウンターも随所にあったし、すごくハッとする場面もあった。それでも最後までクリーンシートを守ってくれた。今日初めて出た選手たちも多くいたので、すごく評価したいなと思う。

黒田剛

失点をせずに確実に勝利したことを黒田監督はなにより評価した。確かに内容に満足はいかなかったかもしれない。ただ、一発勝負のトーナメントで、しかもこの連戦の中、90分で勝ち切ったことは大いに評価されるべきだ。

黒田監督はこの試合に臨むメンバー選考の優先順位として、第一に確実に勝つこと、次に怪我をせず、できるだけ疲労を軽減させることとしていた。その中で菊池流帆の怪我は大きな痛手で、昌子源を前半から投入せざるを得なかったのは避けたかった。

主力組でイボ、岡村大八、林幸多郎と後ろのメンバーが多かったのは、確実に勝つための守備力、安定を担保するためだ。元々3バックはバックアッパーが足りないところでもあるが、実際に最後の局面でやらせなかったことでクリーンシートを守り、前のポジションの選手の多くを休ませることができた。

思った以上に主力組がベンチ入りしたことは、記者会見で黒田監督は次のように述べている。

サッカーは何が起こるかわからないので、ギアを入れ直す意味やいろんな意味でやはり経験を積んでいる選手をベンチに置けるというのは、我々スタッフにとってすごくありがたい状況にもなる。やはりみんなで戦うという、日頃出ている選手たちが良い雰囲気を作ってくれるというもともある。心強いメンバーがベンチにいることもすごくポジティブな状況。今日はそういった選手たちも一緒にやろうということで招集した。

黒田剛

前の選手の多くをターンオーバーしながらも不測の事態に備えて、いつでも点を取りにいけるメンバーをベンチ入りさせた。そうならずに相馬勇紀を温存し、下田北斗や西村拓真、中山雄太を最後のゲームを締めるところでの投入に抑えられたことはやはり大きい。

もっと内容的に圧倒すべきで、せめて流れの中から点を取りたかった。そう思うところもなくはない。ただ、ヴァンフォーレ甲府もよく守っていた。

同じく2回戦で鹿島アントラーズがレノファ山口FCにPK戦の末に敗れたことを思えば、決して簡単なラウンドではないし、最低限の90分間に疲労を抑えて次の浦和レッズ戦を迎えられることをポジティブに捉えるべきだろう。

浦和とは日程によるコンディション差がどうしてもある。それでも言い訳せずに立ち向かわなければならない選手にとって、この勝利はなによりのエネルギーになる。

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