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古本の魅力を南河内郡太子町で感じました。

20251201 古本の威力を南河内郡太子町の自宅で感じています。


ゲルマン語のアクセントがもたらした文法構造の変化


大阪の古書店で手に入れた本のあるページに目が釘付けになりました。

現代ドイツ語を学ぶ際、避けて通れないのが「格」の問題です。一方、フランス語や英語を学ぶ際には、この文法的な語形変化に伴う「格」の縛りから解放されます。文法的な格が形を変えることで、現代、私たちが学校で学ぶ英語の語順を重視する構造が、自然なものとして確立されてきました。英語では、名詞の性・数が語尾の変化をほとんど伴わず、前置詞などが自由に使われるようになった、と言えるでしょう。

実は、この格変化の消失という変化は、ゲルマン系のフランク族が現在のフランス東部で起こした言語現象と深く関わっています。この変化は10世紀前後に起きたとされています。このような言語の体系的な変化は、欧州の諸言語を言語学的に学んでいる人にとっては周知の事実かもしれません。

一冊の古本との偶然の出会いが、漠然とした霧のような記憶を何十年かぶりに整理してくれました。


(引用) フランク族は他のゲルマン人と同じく、語頭に強アクセント(stressed accentを持つ言語を話していた。 そのために、ラテン語の格変化、例えば、対格語尾-am, -em, や-um 、男性名詞や男性形容詞を表す -usなどが曖昧になって脱落し、格組織が崩壊し、一般に語形が短くなった。それは文法関係を語順や機能語で表す分析的言語(analytic language)への傾向を示すものであった。(英語の語源辞典、英語の語彙の歴史と文化、梅田 修 著、 36ページ、 大修館書店)



While reading a book from an old bookstore in Osaka, the writer was struck by a page discussing grammar. In learning modern German, understanding grammatical cases is essential. However, in English and French, such case-based word changes are mostly gone. English now relies more on word order and prepositions, with little change in noun endings. This shift began around the 10th century, influenced by the Germanic Franks in eastern France. Their speech patterns caused Latin case endings to fade, leading to simpler word forms and a move toward using word order and helper words—features of analytic languages. This discovery helped the writer recall and organise old memories.


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