優秀な妹と比べたら
私には2つ離れた妹がいる。24歳で医学部6年生。
今日で医師国家試験を終え、無事合格できそうだという報告があった。
この報告を聞いて勿論喜ばしいことには喜ばしいのだけれど、今絶賛無職で誇れるスキルのない私にとっては、追い抜かされていくようで、姉としての立場がないな…と消えてしまいたい気分にもなった。
彼女は、浪人する人も多い医学部を、現役で国立に受かった、世間でいわば優秀だ。そして医学部在籍中もストレートで卒業することが難しい中、留年することもなかった。
そんな優秀な妹をもつ平凡な私は、よく親から「妹と比べてダメねえ」と比較されたり、私の目の前で「さすが〇〇(妹の名前)ちゃん」普段ほとんどない誉め言葉を目の前で聞くたび、自己肯定感が低くなっていった。
比較して、私の自己肯定感を下げてくる親にもイラついていたけれど、それをモチベーションに昇華させることができない私にまたしてもイラついていた。
けれど思い返せば、優秀な妹も、最初から優秀だったわけではない。
天才というよりかは、ちょっと人より地頭がよく、反骨精神が強く努力し続けられる力量が優れているタイプ。
昔から頭がよかったわけではない。かなりのテレビっ子で、好きなドラマは「ドクターX」と「コウノトリ」。帰省して家にいるときも昔と変わらず、Youtubeか録画していたドラマを見ている。
けれど、集中する時は、ずっと机に向かっている。
私と同じ子供部屋がなかった環境で、素直にすごいと思う。
今となっては、雲の上の存在に思える妹も、いまだにSNSのトップ画も背景も、私が撮った写真であったり、私と行ったカフェの写真だ。
そういう可愛げが妹らしい。
昔はよく私の真似っこをしてきたな…と思い返す。
妹が一人暮らししているところへ遊びに行ったことがある。
いろんな話をした。研修先で、担当の上司から心無い言葉をかけられたなど愚痴も聞いた。彼女も彼女の世界で大変な中、直向きに歩み続けている。
今日はYoutubeでゴーストモードについての動画を見た。
要約すると、「世の中のノイズを遮断し、自分がやるべきことに集中すること」という感じ。
人の知らぬ間に努力しつづけることが、自分の成長につながるらしい。
きっと妹もこの国家試験の日まで、静かに努力し続けていたのだと想像する。
結果だけに目を向けがちだが、「過程」が大事なのだ。
現状を変えるには、自分が変わらなければならない。変える努力をしなければならない。周りを見渡し続けていたって変わらないのだ。
ずっとウジウジしてられないな、なんて思った。
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