海老の揚げパンという発明
海老の揚げパンというものを、私は作った。
なぜそういうものを作ろうと思ったのかというと、よくわからない。
朝の台所というのは不思議な場所で、ふとした思いつきが人を突き動かすのである。
まず海老をジップロックに入れた。
洗い物を増やしたくなかったからである。
人間というのは、洗い物を減らすためにかなりの知恵を使う生き物だと、私は思っている。

袋の上から海老をめん棒で叩いた。
叩いていると、なんだか気持ちがよくなってきた。
海老には申し訳ないが、そういうことがある。
細かくなった海老に塩胡椒、卵白、片栗粉を入れて、袋をよく揉んだ。
揉みながら、私はなんとなく満足感を覚えた。
袋の中でまとまっていく海老が、なかなか頼もしかったのだ。

パンを綿棒で薄くして、大葉をのせ、海老をのせ、チーズをのせた。

それをくるくると巻いて、爪楊枝でとめた。
小さくてころころしていて、なんだかかわいかった。

フライパンに油を入れて、弱火でじっくりと揚げ焼きにした。

焦げすぎたものもあった。
まあ、それはそれでよい。

断面を切ってみたら、ちゃんと海老が入っていた。
当たり前のことなのだが、なぜかちょっと感動した。
サクサクした衣の中に、ぷりっとした海老。
大葉の香りがふわりとして、スイートチリソースをつけたら、なんだかお店みたいであった。

海老の揚げパンというものは、なかなかえらい食べ物だと思った。
また作ろうと、私は思った。
いつ作るかは、決めていない。
#お弁当 #手作り料理 #揚げパン #海老料理 #大葉レシピ #食パンアレンジ #おうちごはん #今日のおうちごはん #料理日記 #エッセイ #おつまみ #イチオシのおいしい一品
