見出し画像

ベストシーズン外なのに果物天国?ウズベキスタン冬のフルーツ選手権

ウズベキスタンのベストシーズンはいつか?
生成AIやガイドブックによれば、だいたいこう書いてある。

5月~7月中旬
9~10月

飛行機で隣に座ったウズベキスタン人カップルによれば一番のベストシーズンは10月だという。理由はおいしいフルーツがたくさん食べられるから。

「今度は、秋にきなよ!」

と言って別れた。ちなみに時は2月。この時点でフルーツはりんごかみかんくらいしかないだろうなとあきらめていた。

なのにだ、毎日、毎日これでもか!というほどフルーツを摂取した。
しかも、どれもこれも最高に甘くて、おいしい。
車窓からみたあの痩せたように見える土地でなぜこんなにも甘いフルーツがとれるのか?と不思議でならなかった。

確かに夏や秋ならスイカやメロンがあるのだろう。
しかし2月もなかなかどうして。

ビタミン補給という意味では最強の季節かもしれない。

ということで発表しよう。ウズベキスタン冬のフルーツランキング。

1位:マンダリン

一口で食べられちゃうほどの小ぶりで、しかも見た目も色あせていたり、しわしわだったり、黒っぽかったりでおいしそうには見えないマンダリン。ホテルのテーブルで山積みにされているマンダリンをみて、最初はただのお飾り程度にしか思ってなかった。

しかしビタミンを摂らねばと、半ば義務感で一個食べてみたところ——

リスがどんぐりを見つけたときの顔になった。

なんなんだ!この甘さは!!!
しかもみずみずしさが半端ない。
ちょっと種があるのは食べにくいが、そんなものは気にならないほど、皮がうすくジューシーなのだ。

そこからホテルでマンダリンが山積みになっているのを見ては、片っ端から食べていった。なんといっても一口サイズ。すぐに食べ終わってしまうのだ。しかも甘いときた。

もはやかっぱえびせん状態である。

2位:ザクロ


エジプトの美しき女王、クレオパトラも美貌と若さを保つために好んで食べたともいわれる、女性のための果実だ。市場でもざくろジュースを販売していることが多く、ついつい飲みたくなったが、なんといっても胃腸が弱い、わたくしめ。ジュース搾り器やジュースをいれているボトルが気になり飲めなかった。

が、果物そのものであれば食べられる。ということでおひとつ購入。

とにかく実がぎっしり。

トウモロコシの実を手でとって食べるような感じで、指で外して、口にポイ。
甘酸っぱくて、これまたおいしい。実をとっていくとぽろぽろと落ちていくので、それらを拾っては口にいれていく。さっぱりとした味なので食べ飽きず、結果、一粒残らず平らげる。
生のざくろが食べ放題なんて、日本じゃなかなか経験できない。

3位:ぶどう


これまた見た目は決しておいしくなさそうな白ブドウ。
みずみずしくみえないし、なにより色が微妙。
日本のシャインマスカットのビジュアルに慣れていると、ちょっと地味に見える。

とはいえ、なんでも試してみたい性格なのでひとくち。

そして、またリスになった。

なんなんでしょ。この甘さは。
これも種がいちいち入っているものの、そんなものはもうどうでもいい。ぺっぺだしていけばいいのだ。このぶどうはシャインマスカットを超えはしないが、適度な甘みと粒感がちょうどいい。この素朴な甘さ、なかなか侮れない。

4,5位 キウイフルーツとりんご

もはや順位をつける意味があるのか疑問だが、とにかく何を食べてもおいしい。

キウイは酸味と甘みのバランスが絶妙。りんごは日本ほどシャキシャキではないが、少しもさっとした食感が逆にスイーツ感を出している。そして、バナナはねっとりとしてもちろん甘い。

結果、フルーツにはずれがまったくないのである。

「秋がベストシーズン」と言われるウズベキスタン。

でも寒くて暗いといわれる閑散期の2月でも、これだけ果物がおいしいなら十分すぎる。

むしろ思う。

この国の果物が本気を出す秋は、いったいどれほど甘いのだろう。

たぶん秋に来たら、旅行者としてではなく完全なるリスとして市場を徘徊している気がする。

ちなみに帰りのウズベキスタン航空の機内食のフルーツもうまし!
りんごとオレンジの甘味が乾いた機内で潤いを与えてくれた。


いいなと思ったら応援しよう!

ゆきんこ 応援ありがとうございます!いただいたサポートは次回のブータン旅行時、キッズ僧侶たちへ日本のあめちゃんを大量に購入する費用にいたします。