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謎の球体

万博の東ゲートをぬけて、大屋根リングに突入する手前に鳥の巣のようなパビリオンがある。吉村知事がかなり宣伝している、5分で健康診断のようなものができる「カラダ測定ポッド」や「ミライ人間洗濯機」がある「大阪ヘルスケアパビリオン」だ。

それよりも気になったのが、丸い物好きを刺激する透明な丸い物体。

近づいてみてみると、レタスのような葉物が見えたので、安易に、「水耕栽培ね」なんて思いながら、先の予定があり通過した。

家路につくためにまた東ゲートに向かう。夜はライトアップされまた違う美しさをみせるパビリオンと球体。

丸いもの好きはどうしても引き寄せられてしまう。しかも、紫色に怪しく光る感じが妖艶で、用事もないのに足が向いてしまうのだ。

昼に比べて夜は人が少なくゆっくり球体の中身を見ることができた。レタスはわかったがその下の段の水草のようなものは野菜なのか?

と昼間は気づかなかった土台部分になにげなく目をやると・・・

本物の魚が泳いでいた!しかも、チョウザメ!くるっと一周すると、ニジマスや鯉、トラフグ、真鯛と淡水魚、海水魚がいるのだ。

ど、どおいうこと?!

どこかに説明版はないかときょろってみるとやっぱりあった。こちらの球体「いのちの湧水(いずみ)」と命名されていた。別名、地球儀型アクアボニックス。魚介類の水産養殖と野菜の水耕栽培を融合させた循環型食料生産システムのショーケースで、節水と栄養素の物質循環による未来型の食料生産の実験場なのだそう。

どういうことかというと、水草と思っていたものは耐塩性植物のウミブドウ(水中)やミルスベルヒユ・シーアスパラ(水上)で、下段の魚たちがすむ淡水や海水を濾過して、植物に与える水として供給し、反対に野菜から落ちてきた水を魚たちが住める淡水や海水にして戻す役割をしている。

一番上がエディブルフラワーといった食用花で、その下が準耐塩性野菜のトマト、その下がレタスやハーブ類の機能性野菜で、耐塩性植物があり、魚たちという順番。

いまいち、どうやって循環しているのか説明版ではよくわからず、この棚の順番もなぜこの順番なのか理解が追いつかず、この謎を究明したくて仕方がない。

1/10くらい地球儀型アクアボニックスがあったら自宅でやってみたいなと思ってしまった。魚にはエサをやるのか、野菜は液肥が必要なのか?それらをどう分解するのか・・・気になることが満載すぎて食い入るように眺めていたらあっという間に30分経過し、万博閉館の時間になってしまった。

ライター魂に火が付いちゃったじゃないか!この開発者にインタビューして記事化したい!いくたびに新しい発見があって、新し物好きを刺激する、それが万博である。


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