ボロハウズ・モスクの冬時間
ブハラで最初にいったのはアルク城。木造建築の天井が美しいジャミーモスクがあると聞いていったのだが・・・冬はどこも修繕工事中。
見られなのに入場料は普通に徴収、6万スム也。
博物館などは見られたのだが、おお!すごい!という展示物はなく、ぼ~っと城壁から街を眺めていて見えたのが、ヒヴァでみたジュマモスクのような柱がある建物。

なんだろとGoogleマップで調べると、ボロハウズ・モスクと呼ばれる建物だった。その昔、王専用のモスクとして使われていたそうで、極彩色の天井装飾が美しいとコメントがあった。しかも、入場無料(正確には寄付制))。
オープンは、毎日9時から19時、現在、午前10時。
完璧である。アルク城を早々に切り上げ、意気揚々と向かう。
それにしても人がいない。

細かい装飾が施されたドアもどれもあいてない。もしかしたら入口が違うのか?と掃除をしているおばさんに英語で話かけてみた。
英語がわからないらしく、首を振っているので、ジェスチャー攻撃。ドアを指さし、手をあわせお祈りするポーズをした。すると、なにかわかったらしく、こっちに来いという。
おお!やはり入口が違ったか?と思いきや、モスク横の小さな建物にいき、ちょっと待てという。すぐに別の人を連れてきた。
「モスクをあける鍵を持っている人が12時にくるからまたその時間にきて」
なるほど。開いてないんじゃなくて、開ける人がいないだけだった。
仕方がないので、ブハラの中心地に戻り、ぶらぶらしてから12時半ころ戻ると、今度はあの静けさはどこへやらの人・人・人。
しかも男だらけだ。中をのぞくと所狭しと、熱心にお祈り中。これはもしかして入れないのでは?とウロウロしていると、入り口にいたおじさんが手招き。なになにと近寄ると、自分の腕時計をみせて、「2」の数字をさす。
もしかして、2時にならないと入れないということか?
そこへ別のお兄さんが助け舟。
「13時50分くらいには入れると思うよ」
やはり、お祈りタイム。ただいま12時半。1時間20分待ち・・・
また街中に戻るのもめんどくさいし、流れてくるコーランにただただ身をゆだめてみるかとその場にある長椅子に座り込む。
すると、同じような観光客っぽいアジア人っぽい人たちも座り始めた。しばらく、ぼ~っとコーランを聞いていると、ヒシャブ(女性のほっかむり)を被った欧米人の女性が近づいてきた。
「ここのイスは座ってはダメ」
怒られた。なんでダメなのかわからないが、イスに座っていた観光客、全員に注意をして、彼女はモスクの広場の噴水のところにあるイスに座った。そこは日向で日差しがまぶしい。立っているだけなら問題ないだろうと、モスクのはじっこの人の邪魔にならないところに立っていた。
すると、わらわらと信者がやってきて、入り口に靴が増えていく。収容人数何人ですか?と問いかけたくなるほど、どんどん吸い込まれていく。さすがに定員オーバーになったのか外にも人があふれだす。しかし、みな行儀よく隙間なくぎっちりと並ぶ。
そして、わたしが座っていたイスの本当の使い道が判明した。足腰の悪いおじいさんが座りだしたのだ。なるほど、そういうことか。
先ほどの女性、正しかった。
なんだかんだと一糸乱れぬお祈りを見たり、コーランに耳を傾けたりしているうちに、お祈りが終わり、今度は人々がどんどんと吐き出されていく。その流れの中で、最初に手招きしてくれたおじさんが、無言で入口を指さしてくれた。
いよいよ入っていいのだな!ということで、靴をぬいでいざ出陣。
鮮やかな青の装飾を期待していたのだが、そこまで青々してはいなかったものの、王様専用だっただけあり装飾が美しかった。
それよりもこの狭い空間にあれだけの男子が詰め込まれていたのがすごいと思った。お祈りしていたはずだから手を床につけるスペースが必要なはずだし、どうやって座っていたか気になるところだ。

あまり長居しても申し訳ないので、早々に引き上げる。そして、電光掲示板に今更気づく。
6:45 13:10 16:40 18:25 19:55
これは礼拝時間の表示だったのか!
ということで、モスクに行く皆さま、このお祈りタイム30分前後は中に入れないのでご注意を。

10時にきたときも、なんとなく眺めていたのに気づかないとは!
朝6:45に一度礼拝の時間があったということは7時15分くらいにいったら少しは見れたのかなと思うのがそれは謎のまま。
ともあれ、旅先では「いつでも見られる」は通用しない。

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