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momoro66
【子育てエッセイ】今に全力な娘が、ちょっぴりうらやましかった日
「早く帰りたいな…」
そんな私の横で、娘はまた立ち止まっていた。
その日は転んで大泣きしたあと。
私は「このあと泣き止んでくれるかな」と心配していた。
娘は、泣きながらふと地面を見つめて、「あぁ!芋虫だ!かわいいねぇ」と目を輝かせた。
私は思わず笑ってしまった。
でもすぐに、時計を見て焦りが戻ってくる。
「…時間が過ぎていく」
保育園のお迎えも、駐車場を出るまでに1時間近くかかる子。
猫じゃらし、ダンゴムシ、空を飛ぶ蝶々。
世界は誘惑だらけで、娘は足を進めることなんて忘れてしまう。
私はというと——
晩ごはんの段取りや、家の用事、明日の準備。
頭の中は「やらなきゃ」の嵐だった。
「早く帰らなきゃ」「早くしなきゃ」
そんな言葉ばかり、心の中で繰り返していた。
でも、ふと思った。
娘はこの瞬間を、全力で生きている。
転んでも、すぐに目の前の世界に夢中になれる。
感情が次の出来事で塗り替えられることを、私はいつの間に忘れてしまったんだろう。
きっと娘と家に帰る時間は、後から見れば輝いている瞬間に違いない。
私も娘と同じように今この瞬間に没頭したい。
時間を忘れて手帳を書いたり、noteを綴ったり。
やりたいことに向き合えていると、胸がいっぱいになる。
でも現実は、タスクに追われて、
「今」を味わうことをすっかり後回しにしてしまう。
私の頭の中は今日も忙しい。
けれどときどき、娘のように「今」に全力投球したいと思った。
ここまで読んで頂きありがとうございました。
あなたの1日が素晴らしいものでありますように。
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