甘くなかった出版の道ー修正100ヶ所以上で気づいたこと
先日、電子書籍の校正が終わり、修正点を確認しました。
修正コメントが100か所以上あることを確認した時
あまりのショックに、思わずパソコンをそっと閉じてしまいました。
けれど、気になって再び画面を開いてみると、
100か所どころではなかったのです。
1つのコメントの中で、同じような修正点がいくつも示されており、
実際には200か所ほどあるのではと思いました。
実は、ずっと不安がありました。
章の流れや内容の重なり、文章の型も書き直しているうちに分からなくなって、書きながら何度も迷っていたのです。
けれど「きっとなんとかなる」と思い込み、見て見ぬふりをしていました。
その甘さが、コメントの量と的確さによって、
一気にあぶり出されたように感じました。
思っていた以上に、自分の力が足りていなかったと痛感しました。
校正して下さった人に対して申し訳なさ、
そして「こんな自分に本を出す意味があるのか」
そんな思いまで湧き上がってきたのです。
でも、コメントを一つひとつ読んでいくうちに、
少しずつ気持ちに変化が生まれました。
どの指摘にも、やさしさと真剣さがありました。
「ここの部分は素晴らしい」
「この部分は重なりがあります」
そんな言葉たちに、温かなまなざしを感じたのです。
自分では気づけなかったクセや、読みにくい言い回し。
伝わりきらなかった表現も、ただ否定するのではなく、
どうすれば良くなるかを丁寧に教えてくださっていました。
すべてのコメントを読み終えたとき、涙が出ました。
最初は落ち込みから始まったのに、
最後に心を満たしたのは、“感動”だったのです。
「ここまで私が書いた文章に真剣に向き合ってくれた人がいる?」
そう思った瞬間、胸がいっぱいになりました。
書くことは、ひとりで向き合う時間が多いものです。
でも今回は、誰かの力を借りながら、
自分の言葉をもう一度見つめ直すことができました。
落ち込んだことも、迷いもすべて抱えたまま、
この本を、ちゃんと“届くかたち”に育てていこうと思います。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
あなたの一日が素晴らしいものでありますように。
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