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旦那という名の宇宙人と結婚した夫婦生活~地球人リリアナの異文化交流記録~

第3話 インターフォンという地球文化

合鍵問題には続きがある。

そして今回の被害者は、当時小学生だった息子たちである。

前回お話しした通り、宇宙人両親は我が家の合鍵を持っていた。

問題はここからだった。

宇宙人両親はインターフォンを鳴らさない。

合鍵を使って普通に入ってくるのである。

私は言った。

「インターフォンを鳴らしてほしい」

言った。

何度も言った。

さらに言った。

「合鍵を返してほしい」

しかし宇宙人は返さない。

理由を聞いても、地球人には理解が難しい説明が返ってくる。

そして事件は起きた。

ある日、息子たちはお風呂から上がった後、自分の部屋へ着替えを取りに向かった。

まだ服は着ていない。

つまり真っ裸である。

その時だった。

突然、玄関のドアが開いた。

息子たちは固まった。

そこにいたのは宇宙人義母だった。

宇宙人義母は言った。

「あら、お風呂あがりなの?」

そしてドアを閉めない。

息子たちは真っ裸。

宇宙人義母はそのまま。

さらに背後では近所の人が通る。

地球人の息子たちは激怒した。

当然である。

その後、

「インターフォンを鳴らして!」

「合鍵返して!」

と何度も訴えた。

しかし宇宙人義母の行動はあまり変わらなかった。

なお、この被害者は子どもたちだけではない。

実は旦那という名の宇宙人も被害を受けている。

ある日、パンツ一枚でいたところへ宇宙人義母が突入。

結果として、近所へパンイチ姿を公開することとなった。

宇宙人にとっては息子である。

しかし地球では公開範囲というものが存在する。

どうやら宇宙人の世界には、

「インターフォンを鳴らす」

という文化が存在しないらしい。

現在の私の考察

地球人は玄関の前で一度確認を取る。

宇宙人は違う。

鍵がある。

だから入る。

その発想である。

文化の違いは時として大きな事故を生む。

宇宙人図鑑 No.003

名称

突然現れる宇宙母

出現場所

玄関、廊下、部屋の前

特徴

・インターフォンを省略する
・合鍵を最大限活用する
・悪気はない
・出現予告もない

代表的な行動

突然ドアを開ける

観察結果

真っ裸の子どもたちとパンイチの息子が被害を受けた。

結論

インターフォンは偉大🤣

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