【遊戯王】強欲な壺はなぜ禁止?禁止理由の意見の大半に疑問を感じる
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遊戯王カードに昔から親しんでいる人であれば、子供の頃に友達などとデュエルをする際には多くがデッキに入れていたであろう「強欲な壺」というカードがあります。
この強欲な壺はずっと禁止カードとなっており、今後禁止が緩和される状況はなかなか考えづらいです。
しかし、私は強欲な壺がなぜ禁止なのか?という疑問を以前から抱いており、今も抱き続けています。
遊戯王カードにおいて、デメリットなしで2枚ドローというのは、常識はずれの性能とは言えるものの、それが禁止にすべき理由になるのか?が疑問なのです。
今回は強欲な壺が禁止される理由について、私なりに調べた結果を示して、そのうえでその禁止理由の意見に対する私の見解を述べていきたいと思います。
強欲な壺が禁止の理由は「要するに強いから」という曖昧なもの?
強欲な壺の禁止理由について、私なりに調べてみたところ、いろいろな人たちが言っているのは「デメリットなしで、2枚ドローができるという強さ」みたいです。
要するに効果が強すぎるということが言いたいと思うのですが、禁止理由としては乏しいというか、どの程度強いか?というのは個人の感覚の問題なので、私はそう思わないと言ってしまえばそれまでです。
他の2枚ドローのカードの場合、たいていはデメリットがつくことが多いですが、強欲な壺にはそれがないと言えるでしょう。
だから、強欲な壺はそれ以外の2枚ドローできる効果のカードと比べて強いというのは理解できても、禁止しないといけない理由にはなっていないというか、強欲な壺よりも断然強いカードと感じるカードが普通に禁止されていないと私は感じるため、感覚的に納得できないわけです。
つまり、強欲な壺がなぜ禁止なのか?の理由に答えるにあたって、単に「強い」とだけ言われても、なぜ強いのか?という疑問が残ります。
特定のカードの強さというのは、基本的には相対的な比較しかできない(意味がない)と思いますが、そのような比較の仕方で強さを説明している人がいない気がします。
遊戯王カードではない、別のカードゲームを持ち出して相対的な比較をしている人はいるものの、遊戯王カードの中での相対的な比較は私は見たことがありません。
絶対的な評価の場合、その人がどれくらいその効果を強いと感じるか?はその人の感覚次第であり、意味がないと思うのです。
しかし、これと比べた場合という、相対的な比較による評価であればその強さをまだ実感しやすい余地があると思うので、そのような説明をしてほしいなと感じました。
強欲な壺はなぜ禁止なのか?という理由を説明するにあたっては、強欲な壺はなぜ強いのか?という理由が必要なものの、絶対的な評価で説明している人が大半であると感じており、その禁止理由はしっくりこないのです。
強欲な壺と強欲で金満な壺は効果の強さとしてほぼ同じに感じる
それに強欲な壺に類似の効果のカードについて、デメリットが事実上デメリットに感じられないケースがあるはずです。
例えば、「強欲で金満な壺」というカードがありますが、これはエクストラデッキを重視していないプレイヤーにとっては、デメリットはほぼないでしょう。
エクストラデッキのカードを裏側で6枚除外することで、2枚ドローできる効果ですが、私のデッキには実際にこのカードを2枚入れているものの、デメリットはほぼ感じません。
私のデッキはメインデッキでほぼ戦略を考えており、エクストラデッキのカードはあまり重視しておらず、強欲で金満な壺のコストのために12枚以上のカードを一応用意しているという状況です。
ターンが終了するまで、自分はカードの効果でドローできないという部分もあるものの、これは大した問題ではないと思いますから、私の場合には強欲で金満な壺は強欲な壺とほぼ同じ効果になっているわけです。
実際に強欲で金満な壺は私のようにエクストラデッキのカードを除外しても構わない(痛手にならない)人ほど採用しやすいと思われ、そんな人にとっては強欲な壺を2枚入れられるのと同じでしょう。
そして、このカードはエクストラデッキへの依存度が低いプレイヤーのみが採用するはずなので、採用する人としない人では格差が広がります。
強欲で金満な壺のデメリットは、一般的にはデメリットかもしれませんが、採用する人にとってはデメリットになりづらいという点は見逃せません。
これは強欲で貪欲な壺などに関しても、場合によっては同じような見方ができるかもしれませんが。
カードゲームは所詮は引き運が重要で、禁止カードの存在にどこまで意義を見出せるか?
遊戯王カードを含めたカードゲームというのは、引き運が非常に大切だと思います。
これは自力でどうにかできる余地がなく、ほぼ運に頼るしかありませんが、最低でも40枚あるデッキのうち、ほとんどのカードを引かないうちにデュエルが終わってしまうという状況もあり得ます。
基本的にはデッキから引く枚数が少なければ少ないほど、デュエル全体における引き運に対する依存度が大きく、例えばお互い30枚引いたデュエルと10枚引いたデュエルでは、後者の方が(引き運における)運ゲー要素が大きいと言えるでしょう。
少ないドローチャンスの中でいかに自分が引きたいカードを引けるか?という、努力ではどうしようもない要素が絡んでくるからです。
現代の遊戯王では、1回のデュエルでデッキの半分以上をドローするケースはほとんどない気がしており、かなりの早期決着も珍しくありません。
禁止カードがなぜ禁止なのか?と言えば、そのカードがあまりに強力であるがゆえに、そのカードを引けるか?どうかがデュエルの結果に大きな影響を与えるからでしょう。
つまり、公式としては運ゲー要素をできるだけ排除したいという思惑があるはずで、それこそが禁止カードが存在する理由だと思います。
でも、運要素をできるだけ排除したいならば、できるだけデュエル自体が長期化するような、できるだけ多くのカードをデッキから引くまで続くような体制を作るべきな気がします。
ただ、昔の遊戯王と比べて、現代の遊戯王の方が早期決着の割合が高く、いわゆる1キルも起きやすいのではないか?と感じており、運要素は昔よりも大きくなっていると思うのです。
禁止カードを設定しても、引き運の部分が残る限り、どんなデュエルでも運ゲーで決まるという部分は排除できず、禁止カードを禁止にしないといけない理由もそれだけ乏しくなります。
それに禁止カードに設定されていない強力なカードもあって、例えば「スキルドレイン」はその1つではないでしょうか?
スキルドレインはモンスターの効果を無効にするカードであり、これ1つで相手の戦略を大幅に制限できるため、私は禁止が妥当だと思っているものの、現在ではまだ制限です。
デュエル全体の影響力の大きさで言えば、強欲の壺の数倍はあるだろうと感じており、除去カードが手元にない限り、どうしようもない状況です。
モンスターの効果を利用しないデッキはもはやほぼ存在せず、スキルドレインをデッキに入れていないプレイヤーは全員劣勢に立たされやすいです。
運要素を一切除外できない以上は、スキルドレインを引けるか?という運要素、スキルドレインを除去できるカードを引けるか?という運要素も、結局デュエル全体の運要素の1つだと思っており、スキルドレインを含めてすべてのカードを禁止にしないという措置ならまだ理解できます。
しかし、かなり強力なスキルドレインは禁止されない、それよりも効果が劣ると考えている強欲な壺が禁止という状況で、個人的にはどうしても腑に落ちません。
強欲な壺はあくまでもデュエルを有利に進められるカードであり、どの程度有利になるか?はそれ以降引くカード次第ですが、スキルドレインは目に見えて強力な効果であり、それを使用したプレイヤーにとっては相当有利な状況となるでしょう。
天使の施しと手札断殺の関係に見る、公式の禁止カードの考え方
「天使の施し」と「手札断殺」はなんとなく効果が似ているように見えます。
それぞれ3枚ドローで2枚捨てる、2枚ドローで2枚捨てるという効果であり、この点だけ見れば効果の違いは微妙かもしれません。
しかし、両者は禁止と無制限というかなり大きな差があり、公式の扱い方が全く違っている状況です。
その理由は天使の施しが使用したプレイヤーのみ効果が適用されるに対して、手札断殺はお互いに効果が適用されるという状況だからでしょう。
厳密に言えば、最初に手札を2枚捨てるか?ドローした後に手札を2枚捨てるか?という違いもありますが、公式的には一方にしか効果が適用されない状況を見過ごせない部分がありそうです。
逆に言えば、効果がどのような内容であっても、例えば「手札抹殺」のようにお互いに適用されるカードは禁止にならない、場合によっては制限にもならない可能性があるのではないか?と思います。
でも、ここで問題になるのは先ほどの強欲で金満な壺であり、これはプレイヤーによっては(デッキに入れるほぼすべてのプレイヤーにとっては)強欲な壺として機能しやすく、その効果は使用したプレイヤーに対してのみです。
これまでの話を総合すると、強欲な壺が禁止なのであれば、それと実質同じ効果になりやすく、一方に対してのみ効果が適用される強欲で金満な壺(場合によっては強欲で貪欲な壺なども含む)が禁止にならない理由がよく分からず、強欲で金満な壺が普通に使える中で、強欲な壺はなぜ禁止なのか?という疑問が生じてしまいます。
強欲な壺が禁止解除された場合、一体どれだけのデュエリストがデッキに投入するのか?
強欲な壺はなぜ強いのか?という理由は、なんとなく理解できる人が多いでしょう。
しかし、禁止にするほど強いのか?は疑問であり、強欲な壺が禁止の理由は個人の感覚の問題になってしまう面もありそうです。
ただ、私が気になっているのは仮に強欲な壺の禁止が解除された場合、1枚だけデッキに入れることができるとなった場合、果たして何割のデュエリストがデッキに入れるのか?という話です。
私の予想では1万人デュエリストがいたら、9970人くらいは入れるのではないか?と考えています。
デッキの枚数をできるだけ多く保ちたいという戦略のプレイヤー以外は、基本的には入れることになるでしょう。
むしろ入れないと損という考え方が支配的であり、確かに強いカードであり、入れることでデッキが強くなるという見方はできるものの、「入れない理由がない」という理由が大半な気がするのです。
つまり、強欲な壺をデッキに入れる理由が「入れない理由がない」というものだった場合、もはや戦略などは関係なく、デュエリストがみんな思考停止でただ入れているだけの状態であり、公式からすると見ていて面白くない面があるのではないでしょうか?
強いカードだからデッキに入れるというのは確かに真っ当だと思うものの、すべてのデュエリストに対して平等に強いカードというのは、40~60枚という枚数の制限の中でどのカードを入れて、いかに自分のデッキを強くするか?を志向する作業の面白さを多少なりとも狭めている気はします。
ちなみに遊戯王のデッキ構築論における枚数の部分について、以下の記事を書いているので、よかったらご覧ください。
つまり、どのデュエリストもデッキに入れるカードなら、最初から禁止にして入れられないようにしても同じという見方ができ、これこそが強欲な壺が禁止である理由として、私が最も納得がいくものです。
先ほどの強欲で金満な壺については、デッキに投入できるプレイヤーは限定され、あくまでも自身にとって有利なケースでのみ投入するわけですから、戦略こそが理由になっており、ここは強欲な壺との大きな違いです。
しかし、実質的な強さは強欲な壺とは変わらない場合が多々あるはずなので、やはり強欲な壺の禁止理由が効果が単に強いからというのは、実質的に同じ効果を生むことが可能な強欲で金満な壺が禁止されていない状況を踏まえると、やはり的を射ていないと評価できるのではないか?と思います。
ただ、強欲な壺と同等、もしくはそれ以上の強さを発揮するカードというのは、探せばもっと見つかる気もするので、可能であれば今後も紹介していきたいと思います。
