【障害年金コラム】なぜ障害年金の申請には何度も足を運ぶ必要があるのか?
「障害年金の申請って、なんでこんなに大変なのですか?」
実際に手続きを始めた方から、そうした声がよく聞かれます。
特に多いのが、「何度も病院や年金事務所に行くことになり、心が折れそうだった」という体験談です。
本記事では、障害年金の申請でなぜ複数回の手続きや訪問が必要になるのか、その背景をわかりやすく解説します。
【1】医師による診断書や受診状況等証明書は“一発OK”とは限らない
障害年金の申請において、最も重要な書類のひとつが「診断書」です。
しかし、実際には以下のような理由で再度病院に足を運ばなければならないケースが多くあります。
医師が年金用の診断書に不慣れで、必要な情報が抜けていた
実際の症状が十分に反映されていない
記載ミスや形式の不備があった
初診日が申請当初の想定と違って、複数の医療機関から受診状況等証明書を取得しなければいけなくなった
等の理由から何度もやり直しを求められるケースがあります。
【2】年金事務所では“1回で終わらない”のが普通
年金事務所での手続きも、一度で終わることはほとんどありません。
以下のような場面で、複数回の訪問が求められることがあります。
初回は相談のみで、提出書類を持参していない
書類を出したら「記載不備がある」と差し戻された
追加資料や補足説明を求められた
予約が取りづらい時期だと、1回のミスで何週間も手続きが止まることもあります。
【3】病歴・就労状況等申立書の作成にも時間と確認が必要
障害年金の申請書類の中で、特に難しいとされるのが「病歴・就労状況等申立書」です。
この書類は、初診から現在までの状況を時系列で詳しく書く必要があります。
記憶があいまいで書けない
精神的に振り返るのがつらい
書いてみたものの不備があると修正を求められる
この作業だけでも何度も手直しが発生するため、体調の悪い方にとっては大きなストレスになります。
【4】制度が“バラバラに動いている”ことが原因
障害年金の申請は、以下のように複数の機関が関与する仕組みになっています。
医療機関(診断書作成)
年金事務所(手続き受付)
市区町村役場(住民票や所得証明の取得)
本人(病歴の整理や資料の記入)
これらの機関が連携していないため、それぞれに別々で足を運ぶ必要があるのです。
【5】体調が悪い中での手続きは“実質的に困難”
障害年金を必要としている方の多くは、日常生活に支障がある状態です。
にもかかわらず、現行の申請制度は「自分で複数の機関を回ること」が前提になっており、制度と実態に大きなギャップがあります。
結果として、「途中で諦めてしまった」「申請を断念した」という方が後を絶ちません。
【まとめ】繰り返しの手続きを避けるには“専門家のサポート”が有効
障害年金の申請で何度も足を運ぶことになるのは、制度そのものが複雑で、関係者が多いからです。
ご本人の努力不足では決してありません。
もし、「自分一人では難しい」「失敗したくない」と感じたら、障害年金に詳しい社会保険労務士などの専門家に相談することで、手続きの負担を大きく軽減できます。
障害年金の申請サポートなら、当事務所にお気軽にご相談ください。
執筆者情報
氏名(社労士名):野口幸哉
所属:東京・埼玉精神疾患障害年金ネット
資格:社会保険労務士
専門領域:障害年金、精神疾患に関するサポート業務
実務経験:10年以上、申請代行800件以上
プロフィールページはこちら → https://lin.ee/N7Xm2sR
監修
監修者:野口幸哉(社会保険労務士)
※本記事は専門家による内容確認(ファクトチェック)を経て公開しています。
