記事に「#ネタバレ」タグがついています
記事の中で映画、ゲーム、漫画などのネタバレが含まれているかもしれません。気になるかたは注意してお読みください。
見出し画像

🎬 イカゲーム|ドラマ

「コレ絶対面白いから」とオススメされた作品で、鑑賞してみました。 2021 年から Netflix で配信されている韓国のドラマです。バタバタ人が倒れて血飛沫が飛ぶ、いわゆるデスゲーム系でした。

海外の作品に疎い私は、今まで韓国のドラマを見たことがなく、俳優も全然知らないです。韓国に行ったこともなければ文化や地名も知らないので、「双門洞(サンムンドン)のソン・ギフンってドコのダレやねん!w」って感じですけど、どうやら話題になった様子。たしかに見てみれば、コレは面白いですね。



大人による子どものデスゲーム|あらすじ

バツイチでギャンブル依存で母親の脛齧り、おまけに借金取り立てに追われている主人公ソン・ギフンがある日、地下鉄のホームで出会ったスーツ姿の男性から謎の名刺とともに、大金を獲得できるゲームへの参加を勧められる。

そのゲームに参加してみると、そこには多額の借金を抱え似たような境遇の人間たちが大勢集められていた。6つのゲームをして勝ち残った人間に賞金が与えられるのだという。逆に平然と脱落者は殺されていく、命懸けのゲームが始まる。

  • ソン・ギフン:イ・ジョンジェ

  • チョ・サンウ:パク・ヘス

  • カン・セビョク:チョン・ホヨン

懐かしい遊びに命懸けなクズたち|感想

やたら平等を重んじてプレイさせられるゲームは、「だるまさんがころんだ」「綱引き」「ビー玉」など、子どもの頃に体験したような懐かしい遊び。けれど、自分が脱落するかもしれない、貶められたらどうしようと思いながら、恐怖と隣り合わせに行うゲームには、独特の張り詰めた緊張感が伴う。卑しい大人になってしまった人間が考える戦略やイカサマの心理も上手く突いている、とてもよくできたゲーム展開。

日本と類似した韓国の子どもの遊び

だるまさんがころんだ」と同じようなルールの遊びが韓国にもある。作中でも歌われている「⚪︎△※◻︎$〜」って記号の羅列、ハングルは読めないので全然わからないが、「ムグンファ コチ ピオッスムニダ」と言うらしい。

タルゴナ」なんて遊びも初めて知った。もとは砂糖にベーキングパウダーを混ぜて作る、カルメ焼きみたいな見た目のお菓子の呼称で、それが型に沿って彫られたお菓子を針でなぞって削り型抜きする遊びとしても親しまれているとのこと。作中で大の大人たちが揃いも揃って一心不乱にペロペロする姿が滑稽すぎる。

綱引き」に巧妙な戦略があるとは知らなかった。大人が綱を引き合っているだけなのに、「一体この勝敗はどうなるのか!?」と手に汗握れる場面の作品なんて、そうはない。

個性的な参加者たち

参加者はクズ揃い。主要なキャラそれぞれにフォーカスを当てていて、その心理描写が巧妙。各々の参加者に大金が必要な諸事情と、窮地に立たされた人間の焦燥と打算が垣間見える。北朝鮮の脱北者を役に据えて、朝鮮半島のシビアな情勢まで赤裸々に表現されている。

ギフンもさることながら、幼馴染でソウル大学主席卒業と自慢されるチョ・サンウは先物取引で失敗し、横領や私文書偽造などの詐欺で警察に追われる身。半グレのリーダー格チャン・ドクスは、ギャングの金に手を出して追われており、ゲーム内でも悪どい連中を取り巻いてイキがっている割に、自分自身が死に瀕すると極端にビビる。ハン・ミニョは、おどけて調子イイおばちゃんみたいな振る舞いだが、狡猾で打算的、有利そうな男に取り入ったりする。

参加者同士の争いも黙認された空間では、別の参加者に襲われる危険も孕んでおり、騙したり騙されたりすれば、グループを組んで互いに助け合ったりもする。どう潜り抜けるのか、どうやって蹴落とし合うのか、今後の展開が楽しみになる

参加者を取り締まるスタッフたち

ピンクのツナギを着て、まるで PlayStation のボタンみたいな「⚪︎△◻︎」の記号が描かれた黒いマスクを被った運営スタッフ「ピンクガード」。参加者を常に監視しており、脱落した者に容赦なく制裁を加える。参加者に対して毅然とした立ち姿を見せているが、血の通わない生物というわけではなさそうで、裏では感情を見せるし、急襲されれば焦りもする。裏方の厳格なルールのもと上長に叱られることがあるかもしれない。

彼らの中にも密かに参加者を使って利益を得ようとする者が潜んでいる。途中から刑事も潜入捜査し始めて、裏側も掻き乱されていく

迫真の演技を見せる俳優たち|感想

主人公のギフンを演じるのはイ・ジョンジェさん。どこにでもいる普通の一般人っぽさ、イイ加減な性格の心優しいクズを上手く演じているように感じる。日本の俳優で例えるなら、宮尾俊太郎さんと岡部たかしさんを足して2で割ったような感じだろうか。

サンウを演じたパク・ヘスさんは、どこか井浦新さんに似ているような気がする。インテリさと穏やかさの中に一筋縄ではいかない冷酷さを隠し持っているような、そんな雰囲気。

クールで冷淡な表情のセビョクを演じるチョン・ホヨンさんは、スラッとしたモデル体型で、いかにも朝鮮系の顔立ち。目つきが結構キツイ印象だが、なんだか見ていると不思議とクセになる魅力

脳腫瘍を患っているオ・イルナムの役柄オ・ヨンスさんの演技もイイ味を出している。痴呆っぽい振る舞いにハラハラさせられるが、あのおどけた笑顔を見ていると、朗らかな気持ちにさせてくれる。

ドクス役のホ・ソンテさんは、巷ではホリエモンこと堀江貴文さんに似ていると言われているみたいだが、「あ〜まぁ言われてみれば…」という感じ。自己中心的で卑怯な表情と、追い詰められると小心者になる焦りを同居させた繊細な役柄を、絶妙に演じていて感心させられる。


パクリだ何だと騒がれやすい世の中で、この作品も話題に挙がったりしている模様。日本でもデスゲーム系の作品はいくつかありますが、特にパクリだと感じません。全く同じ作品を観た覚えはないし、もし影響を受けているのであれば、コレはインスパイアされた作品と言っていいのではないでしょうか。

#Netflix #韓国 #ドラマ #イカゲーム #ネタバレ #ドラマ感想 #イ・ジョンジェ #パク・ヘス #チョン・ホヨン


いいなと思ったら応援しよう!

Yukke もしよかったら応援してもらえると嬉しいです!