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立ち止まることで見えてくるもの

この世の中、生きづらさを抱えている方は、すごく多いと思います。
その原因の一つが、忙しすぎること…だと私は思います。
仕事をして、帰宅して、家事や育児をして…。
自分自身だけの時間をゆっくり取ることは出来ていますでしょうか…。
また仕事も、残業や休日出勤等、まだまだブラックな所も多くあります…。
自分自身の、本当の氣もちや想いが、少しずつ…、
理解しているようで、理解が出来なくなっていく…、
話しているようで、話せなくなっていっている…、
心と体に影響が出始めてから、ようやく氣づく…ということもあります。

まずは、ご自身の状態を、一度立ち止まって見てみるということが、
とても大切です。

(私は、このような状態の場合には、まず5感の感覚を取り戻していくことが必要と考え、5感のワークをお伝えさせていただいております。)





1. 自分の「本当の疲れ」に気づく

走り続けているときは、身体や心のSOSに気づきにくくなります。立ち止まることで初めて、
· 肩が凝っていたこと
· ずっと眠れていなかったこと
· 笑えていなかったこと
…そういった自分の状態が、静かに浮かび上がってきます。
看護の現場でも、患者さんが「言われて初めて気づいた」とおっしゃることはとても多いです。気づくことが、回復の第一歩だと思います。

2. 「何のために歩いているか」が見えてくる

ゴールに向かって必死に走っているとき、人はしばしば「なぜ走っているのか」を忘れやすくなるといわれています。
走っているなと感じたら、問いかけてみてほしいと思います。
これは、本当に自分が望んだ道だろうか?
誰かの期待に応えるために、走らされていなかっただろうか?
心理的には、これを「価値の再確認」と呼びます。自分の内側にある本物の動機に触れる、とても大切な時間です。

3. 「今まで歩いてきた道」の長さが見える

前だけを向いて歩いていると、自分がどれだけ進んできたかが見えません。
立ち止まって振り返ると、
· あの頃は一歩も踏み出せなかったのに
· あの困難を、自分はちゃんと越えてきた
という「自分の歴史」が見えてきます。これが、自己肯定感の土台の一つになります。

4. 「周りの人」の存在に気づく

走っているときは、周りが景色のように流れていきます。
立ち止まることで、
· 隣で同じように休んでいる人
· そっと手を差し伸べようとしていた人
の存在が、初めて目に入ってきます。孤独だと思っていたのに、実はそうではなかったと気づくことがあります。

5. 「感情」という声が聞こえてくる

忙しさは、感情の蓋になります。
立ち止まると、ずっと押し込めていた感情が、少しずつ顔を出してきます。
· 悲しかったんだな
· 本当は怖かったんだな
· ずっと寂しかったんだな
感情は、認知されることを待っています。
自分自身にちゃんと聞いてもらえると、心はようやく次へ進む準備ができるといわれています。

自分の声が聞こえるくらい、静かになってもいい。
休むことは、諦めることじゃない。
走り続けた自分を、そっと抱きしめてあげる時間。

もう一度、自分を信じるための、静かな準備の時。
だから、今日くらいは立ち止まっても大丈夫。
それが、本当の意味での「前進」だから。

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