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君のおしりが可愛いすぎる

30年間生きてきて、最速で真夏が来た。
わたしの住む京都は、気温38℃越え。

去年は祇園祭を過ぎても梅雨が明けなかったのに。雨がほとんど降らなくて、拍子抜けした。

出町柳デルタ

そんなふうに戸惑いながらも、
今年もぬかりなく、梅仕事をする。
今年で3年目になった。
すっかり、わが家の夏の風物詩。

昨年、土用干し後の梅干し

梅を仕込む時の材料は、
(好きな量)と、良い塩(梅全量の13%)と、紫蘇、そして10mlの焼酎(殺菌用)だ。

塩が13%なので、漬けてすぐは結構酸っぱい。
けれど土用干しをしてから
梅酢に再び浸して1年以上が経つと、
塩の角が取れて、味がマイルドになっていく。

酸っぱーい梅干しから、
ほんのり甘味を帯びた梅干しになるのだ。
それを発見したのは、年が明けたころのこと。


だから、梅干しは全部食べ切らずに
ちょっと残しておく。

ここはちょっと我慢が必要。
美味しい梅干しを食すためならがんばれる。

今年はお友達から完熟梅と小梅を頂いたので、
その2つを仕込むことにした。

梅が入った袋を開けると、
ふわっとあまい梅の香りが漂う。

どんなアロマとも比べ物にならない。
優しくてあまい香り。
一瞬で脳みそまで届き、とろける幸福な気持ちにさせてくれる。桃の香りと似ている。

なんども袋を開けて「はぁ。」っとため息。
癒される。

完熟梅


そしてこの可愛いフォルム。
つやつやな肌触り。0歳児のおしりみたい。
ふさふさと、思わず触りたくなる。笑

いい香りでふわふわで、可愛すぎる梅たちを、ボールに入れて、焼酎で丁寧に消毒をする。

そして、ひとつひとつ瓶の中へ。


可愛い過ぎるおしりもここまで。重石を乗せて、白梅酢が上がってくることを待つ。

あまりにも良い香りだったので
フルーツ感な梅も残しておきたいと思った。
だから少し取り分けて梅ジャムも作った。

梅が柔らかく、えぐみがなるまで煮込む。


砂糖を調整して、甘さ控えめなジャムができた。
そのまんまでも美味しい。



これだけカンカン照りなので、土用を待たずに天日干しにすることもできるだろう。
天日干ししなくてもいいとは聞くが、たっぷりとお日さまの光を浴びると、梅のパワーがグッと高まる感じがする。

天日干ししているときも、ほのかにあまい香りがする。その香りに誘われて、そして天日に干されている図が愛おしくて、何度も眺めにベランダに出てしまうのだ。

一昨年、干した時の図

こうして梅仕事をするようになってから、
自分で夏の風物詩を作れるようになったことが嬉しい。


花火が中止になっても、
お祭りに屋台が出なくても、
大文字山の送り火がなくなっても、
これだけは自分でやめない限りは続く。

冬になったら味噌を仕込み、
夏が近づいてきたら梅を仕込む。

ぬか漬けをしたり、らっきょうを仕込んだりもする。スーパーに行って材料が並び始めると、「もうそんな時期かぁ」とウズウズし始めるのだ。どれも意外と単純で簡単だから、続けられるのだと思う。

今年、らっきょうの甘酢漬け
梅酢を使ってしば漬けに。


そうやって季節の移り変わりと
対話しながら暮らすのは、悪くない。
「丁寧な暮らし」というやつだろうか。

丁寧に暮らしているかどうかの感覚は、
わたしには特にはない。
自分で作ったほうが、楽しいし、
経済的だ
という単純な理由だ。
手間がかかりすぎるものは得意ではない。

それに、仕込んで放っておくと、
勝手に美味しいものが出来上がっているところもお気に入りポイントだ。

適当に気を抜きながら暮らしているほうが
性に合っているのだと思う。

米1合あたり、梅酢大さじ1入れて
梅酢ご飯にしました。

来年開封したら
どんな味の梅干しになっているだろう。

今からワクワクする。
そのワクワクも一緒に瓶に詰めておこう。

今年はどんな夏になるかな。
毎日笑っている夏にしたいな。
今年はお祭りも大文字の送り火もあるみたいだから、それも楽しみ。
近い未来に想いを馳せてみる。

ワクワクする未来を想像すると
自然と体にエネルギーが湧いてくる。

いろんなことがあるけれど、
生きたいように生きる権利はあるし、
いつでも生きたいような世界に
自分の感覚を設定し直すことだって
できる
と思う。

だから夏を味わう機会だって
こうして作ることができるのだ。


梅仕事は夏の始まり。
毎年、「君のおしりが可愛いすぎる」と
梅を愛でながら仕込みをする。

太陽を浴びている梅を眺めるのが
今年も楽しみだなぁ。

白梅酢があがり、
おしりはシワシワになりました。


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侑子 ︴わたしの山と旅時間✎𓂃 いつも楽しく読んでくださり、ありがとうございます! 書籍の購入や山道具の新調に使わせていただきます。